日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。        
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。        
一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。


 
9月分「日々録」 10月分「日々録」



【11月30日】
授業は2時間だけ。その後は、国表の準備や教務の仕事に追われる。短大の補習は本日が最終日、一応準備をして教室へ行くが、本日の参加者は無し。終了を実感してうち切る。一仕事終わりという所である。
夕方まで、期末考査の時間割と考査終了後の答案返却の日程調整作業。細かい煩雑な作業である。少々疲れる。気分転換にジョギング。30分程走る。雨が降り出す。
帰宅後は、まずシャワーを浴びて、ビールを一杯。夕食は準備が面倒だったので、冷凍食品の「ドライカレー」を解凍して、そこに「カレーマルシェ」をかけた「ダブルカレー」にしたやつ。スパイスが効いていて結構美味しい。
角川の『俳句』の別冊「鷹羽狩行読本」を読んでいる。面白い。まとめて「狩行」俳句が読めるのが嬉しい。第一句集『誕生』を読んだ。単なる機知の俳句ではない、情の籠もった作品が良かった。
この後は、期末考査の問題作り。早めに作っておかないと、何となく落ち着かないので。貧乏性なのかもしれない。

【11月28日】
本当に良く寝ている。昨夜は9時過ぎ位に寝て、6時まで。起床時間がいつもと同じというのは、少々淋しい?寝過ぎて、半日、頭がぼんやりしている。
そろそろ期末考査を作らなければならない。午前中に原案を一つ作る。
午後からは「醍醐会」。京大会館へ。本日は美術史家の島本浣氏のレクチャー。「西洋美術史における写実の問題」。内容は絵画における「風景画」について。17世紀を経て、18〜19世紀にかけて「風景画」がどのように変遷したのかを、スライドによって具体的作品を紹介しつつ説明された。
もともと土地や風土の表象(自然と人間生活の関わり合いを主題とする)としての「風景画」が自然の表象(古代ローマや都市近郊の田園を主題としそこに描かれる自然)としての「風景画」へ、さらには見たままをそのままに写すという考え方がバルビゾン派や印象派の絵画を通じて、現在我々が考えるような「風景画」へと移り変わったという。
俳句における「写生」と交叉するような「写実(見たままをそのままに、と言う姿勢の可能性と不可能性とか)」についての考え方などが面白かった。
それにしても、研究者の専門分野についての該博な知識にはつくづく感心する。

【11月27日】
どうにも首が痛い。「借金のせい」というのは黴の生えたギャグだけれど、風邪気味でクシャミをする度にズキッとくるのがかなわない。リンパ腺が腫れているんだろうか。
いつの間にか、というのも使い古されたフレーズだけれど、まもなく12月になろうとしている。早いものだ。マンションの近所の部屋のドアにはもうクリスマスリーフが飾ってあったりする。長ーい2学期ももう先が見えてきた。
授業は期末考査を意識して追い込みの時期に入っている。予定した試験範囲までいけるだろうか・・・やや心配な講座が一つある。例のU類理数クラス。5単位(一週間に5時間授業がある)のクラスと同じ内容を4単位でこなそうとしているのでちょっと無理があるかなと思ったりもしてはいたのだが。。
夜はミューズの「第九」の練習。京都会館の別館にて。やや通いにくい所があって参加者がいつもより少ない。でも合唱の方はなかなかの出来になってきているように思う。ただ気がかりなのは、チケットの売り上げ。ここ数年、毎回満席で行ってきたコンサートだけれど、今回は、前回の「カルミナ・ブラーナ」が9月にまで食い込んだ影響か、売り上げの伸びが良くないらしい。
コンサートは12月15日(火)夜。チケットがまだ500枚近く残っているようです。プレイガイドにも置いてあると思いますので、ご希望の方、ご購入をよろしく。CMでした。
引き続き『翔臨』を読んでいる。竹中作品の短評など書ければ面白いななどと思っている。明日は、「醍醐会」で、竹中さんにもお会い出来ると思う。

【11月26日】
国表は、昨日紹介した課題。しかし、出来は今一つかなという所。向井さんの分は夕方、インターネットで送る。一つだけ心惹かれる作品があったが、公表という事になるのでここでは紹介出来ないのが残念。
夕方、帰宅しようと大久保駅まで来たとき、大きな声で歌っている一組のロードパフォマーがいるのに気がついた。最も、ここはそのような若い連中が良くパフォーマンスをしている場所だったので、特に気にしたわけでもなかったが、今日は意外と歌が上手いので、何となくその二人組の青年の事が気になってを眺めると、一人は僕の知っている生徒だった。
その子は国表の授業を教えている生徒で、書くものは、結構個性的で面白いなと思えるものだった。へえ、こんな事をやっていたんだと感心して聞いていた。そう言えば、その生徒は音楽大学を希望していた。こんな素地があるんだと改めて思った。面白いものだ。
早めの帰宅。首が痛くてかなわない。これも風邪のせいなのだろうか。
結社の5句は出来ず。今回は欠詠ということになりそうだ。本当に、「その気」にならないと作品が出来ない。困ってしまう。
竹中宏さんの『翔臨』を送っていただく。竹中作品は面白い。俳句というより、詩に近いものか、それでいてやっぱり俳句なのだろうという作品(変な言い方なのだが)。知的な刺激を感じる。

【11月25日】
寒い。完全に冬装備で学校へ行く。職員室は数日前から石油ストーブが入った。教室はストーブは設置されたが、未だ火は焚かれてはいない。本校は一部木造校舎なので、冬はすきま風が寒い。
朝、生徒が二人受験合格の挨拶にきた。短大補習に来ていたメンバーの子達で、その内の一人は一つ落ちて後の合格だった。気になっていたので、こちらも一安心。
明日は国表がある。国表は火木に各1時間の授業となっている。水曜は前日の作品の評価と明日の準備が結構大変だ。今回は、少々遊びの要素を入れて短歌と俳句を作らせるつもり。短歌は向井千秋さんの例の上句に下句をつけるやつ。インターネットで申し込みが出来るので利用する。俳句はあのI園の作品募集に応募するもの。さてどうなることか。
風邪気味なのか、喉が痛い。夕方、早めに帰宅する。今日は角川の『俳句』の販売日なので、大久保駅の高架下の本屋で買って帰る。「平成俳壇」には毎回投句している。今回は2句選ばれていた。「風鈴をはずして試験開始せり」と「一枚の体一枚の青畳」という作品。「一枚」の方は、岩城先生の俳句型紙論の「型紙」の応用作品。個人的には結構好きな作品。あまり俳句的ではないけれど。
所属結社の投句作品がまだ出来ない。5句。なんとかしなければ、と思う。

【11月23日】
今日は、「命の第九」の本番。11時、京都コンサートホール集合。ゲネプロ(本番前の最後の通し練習)を終え、本番は3時から。慌ただしく時間が過ぎる。
健常者200名余、障害者150名余りによる「第九」が始まる。「すべての人々よ、兄弟になろう」という歌詞を含む「第九」合唱の一つの典型的な姿がここにあると思う。歌いながら、思わず感動していた。特に、ステージの前の手話隊(「第九」の歌詞を手話で表現する人達の事)の姿は、強い印象を受けた。実は、感動の半分は手話隊の姿に対して感じていたものだ。
「第九」を終えて、何かほっとしたような気分になった。実は、今日は現代俳句講座の吟行会があって(「第九」本番の数日前に知らされた)、そちらにも強く心惹かれていたのだ。関西の著名な俳人達と現役の大学生諸君達が参加する句会は大変魅力的なのだ。しかし今は、会場に向かう地下鉄の中でなんとなくうだうだしていた気持ちはすっかり消えていた。
帰宅して、風呂に入り、晩御飯を食べ、TVを見て、いつもと変わらない夜を過ごしている。しかし、心は満足を感じている。

【11月22日】
いつもの時間よりは少し遅めに出勤。クラブ指導。体育館に顔出しをしてから、1時間程職員室で仕事する。漢字小テストの採点と国表の評価付け。演劇部の顧問が二人クラブ指導に来ていた。
その後、着替えてクラブへ行く。10名程の参加。一緒に練習する。その後、試合する。3試合して1勝も出来ず。くやしい。生徒は確実に上手くなっている。こちらの敗因はフットワークとロングショットが打てない事。練習不足である。
その後、学校の前の行きつけの喫茶店で昼食をとり、帰宅する。練習のせいか、眠い(最近、こればかりと言う気もするが)。
夕方から「命の第九」の練習。明日は本番で、指揮者レッスン。会場は京都コンサートホール。響きの良いホールである。大人数の練習。気負い過ぎなのか、やたら「走る」。その調整が中心となったような練習。入退場の練習を含め、レッスンが終わったのは9時過ぎであった。
今、岩波の『太宰治』を読んでいる。青年の文学と言われる「太宰」作品の読み直し作業。特に「語り」の部分に焦点を当てた作品論。なつかしさも含めて、面白く読んだ。高校時代、僕も一通り「太宰」の作品は読んでいたもので。

【11月21日】
まず、訂正。『アルコール物語』ではなく、『アルコール問答』でした。でも、面白い内容でした。よければ一読してみて下さい。
今週も終了。4時間連続授業は、やっぱり疲れる。相変わらずU類理数系クラスは変な「ノリ」の授業となってしまった。
国表のページを作る。ついでに自分の作品のページも更新する。さらについでに、表紙の内容も一部変更する。終わってみたら11時であった。
土曜の夜はやっぱりのんびりする。もう少し夜更かしする予定。
しかし、明日は急にクラブの指導が入ったので、朝寝をする訳にはゆかなくなった。

【11月20日】
また一日、間が開いてしまった。昨日は通院の日(高血圧症なのです)で、病院で待たされて少々疲れてしまい、帰って軽く晩酌したら、もう酷く眠くなってすぐ寝てしまいました。ちなみに病院の待ち時間中に読んでいたのは、岩波の『アルコール物語』なだいなだ著、アル中関係の本でした。。
今日も、眠い。別にたるんでいる訳ではないのだが。授業は今、井伏鱒二の『黒い雨』と夏目漱石の『こころ』である。どちらも大作。面白い作品なのだが、しかし扱いが難しい。特に『黒い雨』はそうだ。悲惨なだけではだめだと思う。
国表の作品掲載について、生徒達に話す。特に異論はなく、了解してもらえたようだ。近日中に「国表」作品のページを作るつもりだ。最近の高校生は文章が書けないというけれど、そうでもないぞ、と思っている。
夕方ジョギングする。気分的にしんどい時も走るのだ。選択登録変更の件が、結局2学期中をかけて処理する中身にまで深刻化してきたので、それが少々つらい。変更作業が終了すると、今度は具体的にクラス編成を考え始める。教務部になって、昨年初めてその作業をしたが、それこそ「目から血が出る」程の「きつさ」だった。その作業に取りかかると、他の仕事は出来なくなる。あー、気が重い。
夜、ミューズの「第九」練習。空腹で歌ったせいか、途中で胃痛を起こす。練習は中断。帰宅する。

【11月18日】
3時20分に目を覚ました。ベランダに出ると、東の空はほぼ晴れていた。寒かった。テーブルの椅子をベランダへ運び出し、セーターを着込み、ダウンベストを重ね着し、毛布を足に捲いて、腰を架ける。椅子の背にもたれ掛かるようにして、空を見上げる。
再びベッドに入ったのは5時。東の山並みには夜明けの気配が明らかだった。流れ星は20個ほど眺められた。その内のいくつかは、銀色の尾を引いて流れる大きなものだった。地球が宇宙空間をしずしずと動いているのを実感した。流星の合間に、人工衛星が直線を描いて大きな空間を横切って行くのも見た。
蒲団の中で躰が震えた。夜明けの冷気ですっかり冷え込んでいたのだ。しかし、満足だった。雨のような流星は見られなかったが、宇宙の大きさを肌に感じたような気分だった。やがて、眠り込んでいた。
生徒達も同僚の教師の何人かも、この夜明け、同じようにピンと張りつめた冬の星空を眺めていたという。
そして、いささかの眠気と共に、新鮮な一日が始まった。

【11月17日】
愛宕山の方にぽつんと灯りが見える。日頃こんな事はないので、おそらく獅子座流星群を見ようとする人のものではないかと思う。比叡山も観測の絶好の場所らしい。生徒に聞いたら、流星を見に行くと言う。詳しい話は聞かなかった。
今、東の空は曇っている。時間は10時。明日の4時頃が出現のピークらしい。一眠りして見ようと思う。ただ、昨夜の睡眠不足がきつい。
右足を捻挫していたので、激しい運動は控えていたため、本当に久しぶりにバドミントン部の練習に参加した。指導するだけの力量はないので、一緒に参加して同じように練習をしている。
バドミントンはなかなか面白い。駆け引きと言う面の強いスポーツで、そのやりとりが面白い。生徒達はぐんぐん上手くなっている。もう、僕では勝てない。初勝利と府大会の参加を決めてから、練習に一層熱が入っている。ランニングも始めたらしい。
一汗も二汗もかいてすっかり爽快な気分になった。帰りはいつもの店で一献。客が僕一人しかいなかった。こんな事は始めてで、なんとなく落ち着かなかった。

【11月16日】
昨日は日曜日。一日飛ばしてしまったので、こんな始まり方になってしまう。ここ3回分ほどこんな書き方になっているな、と改めて気が付く。いかんなあ、「毎日更新」なんて書きながら。
昨日は、自宅でのんびり過ごす。所属俳誌の投稿作品を考える。僕はどちらかといえば、頭で作ってしまう方なので、机の前に歳時記と国語辞書を置いて、さあ、どうしよう、と考えながら作る。今回は昨日郵便を出す際、近所を歩いていて得た句材もあるので、それも利用して作る。出来た作品は「稔俳句」の方に掲載予定。ただ、作品数がまだ少ないので、更新にはもう少し時間がかかりそう。
今日は月曜日。授業は2時間のみ。少し疲れていた(昨夜十分に眠れなかった。3時間くらい。朝刊で小学校の「学級崩壊」の特集記事を読んで、かなり衝撃を感じていたのだ。そのことが頭に残っていて眠りにくかった)ので、仕事のペースを調整する。今日の仕事。授業以外に、まず、明日の国表の準備。入試問題の中からネタ探し。R谷大学のエッセー入試の問題を拝借。設問を変えて使用。2時間の試験問題を35分用に変える。でも、問題文はそのまま。また生徒諸君に苦労かけそうだ。
漢字小テスト2クラス分採点。漢字書取の時は随分出来が悪い。小テストも続けていくうちにマンネリ化してしまう。いかんなあ。昼休み、生徒呼び出し。選択登録変更の件で。かなり慎重に選択変更の意向を尋ねたら、あっさり変えても良いとのことで、拍子抜けしてしまう。「おいおい、本当に良いのか。」と逆に尋ねてしまう。「良い!。」との事。昨年、国語Tを教えていた生徒だった。3年生の生徒が小論文の添削を依頼にくる。気楽に引き受けたら、問題文が英語だった。英文を読んで、その内容について、千字程度で意見文を書くというもの。引き受けた手前、今更断る訳にもゆかず、OKする。放課後、進学補習の後は、英文を読み解くのに時間を使う。幸い、辞書を牽かなくても7割程度理解できたので、そのまま添削の方に移る。夕方は早めに帰る。
今晩は、何もしないで寝るつもり。18日には夜明け方に起きて「獅子座流星群」を見るつもりなので、寝溜をしておかねばなるまい。天気は、今ひとつ良くないみたいだが、マンションのベランダはちょうど東向きになっているので、ここから観察できるかな、と思っている。街の灯りが気にはなるが、夜明け方なら周りはかなり暗くなるのでは、などと思っている。

【11月14日】
昨日は甥っ子の誕生日だった。今朝、TELあり。ごちそうをたくさん食べたとうれしそうな声。可愛い。地球儀をプレゼントとして買ってもらったそうだ。そして、今日は母の誕生日。70歳になる。今月末、紅葉の京都に来るはずだったが、12月に「第九」があるので、そちらを聴きにくることになった。
昨日は「命の第九」の合同練習日。健常者と障害者が一緒に練習をする。四声(ソプラノ・アルト・テノール・バス)プラス障害者の第五パートの合同。第五パートも「第九」の8割方を一緒に歌うことが今日わかった。声の高さを変え、歌いやすいように編曲しなおしてある。声を合わせて歌って、少々感動した。
きょうは、2週間ぶりの休み。洗濯(夜濯ぎでなく)をし、掃除をする。コーヒーを入れてゆっくりとする。土曜日休みの時は、決まって「お宅訪問」とBS2の「俳句王国」を見ることになっている。だから、午前中は、外出は出来ない。
昨夜、俳句で覚える四字熟語の原稿を3つ程書く。岩城先生のお手伝いとして。200字程度の長さなので、基本の形を決め、ネタを一つか二つ準備して書く。こういうのを書きのは、結構楽しい。消耗はするけれど。
今日も、その続きで一編書く。「天変地異」を主題にするので、インターネットで検索して、ネタ探しをする。一つヒントが見つかったので、一気に書く。土曜日だけれど、伏見郵便局は本局なので、速達は出せる。結社から催促されている投句(出したはずなんだけれど)のネタを探しつつ、四字熟語の原稿を出しに行く。
遅い昼食を食べ、ついでにパチンコに行って勝つ。なんとものどか?な休日である。のどの奥の一部が腫れていて、それが少々不愉快。

【11月12日】
国語表現の生徒作品をこのページを通じて紹介したいのだが、何となく生徒に言い出せなくてそのままになっている。なかなか素敵な作品があるのだが、どうしたものか。勝手に載せるわけにはいかないし。
今日も4時間の授業以外は選択登録の仕事に追われる。なにしろ、始めての仕事なのだが、出来るという前提で事態がどんどん進んでいくので、なかなかしんどい。明日から生徒の個別呼び出しと変更にかかわる話合いを始める。風邪をひいいたのか、少々、喉が痛い。まあ、やるしかないのだが。
淀川長治さんが亡くなられた。僕も映画には多少興味があったし、淀川さんの映画評論集なども少し読んだりしていて、その死の報に接して残念だった。ただ、ここしばらくの、日曜洋画劇場の解説場面で随分老けられたなあ、という印象があったので、大きな衝撃を受けたという訳ではなかった。大往生ではないか、と思う。今頃は、チャプリンやモンローと再会を祝し合っておられる事と思う。一筋の道を歩かれた人がまた一人、旅立ってゆかれた。
岩城先生のお宅に電話をするが、お留守だった。留守電に、昨夜の電話のことや、『燕巣』へ「昼寝」の原稿を送ったことや、「俳句の中の四字熟語」の仕事の資料集めの事などを入れておく。
俳句は依然としてできない。感覚が枯渇したんじゃないか、などと思ってしまう。出来たものも、明らかにパターン化(岩城先生の言われる型紙)の弊害を被っているような類のもので、いやになってしまう。鮮烈な感性ってものが欲しい、と思う。
明日は金曜日。明日一日頑張れば、2日間は僕の時間となる。先週から休み無しだったので嬉しい。

【11月11日】
今日は南京豆の日だそうだ。僕もピーナッツは好きなので、記念日を祝したい。でも、なぜ今日なのだろうか。1111という数字の並びはおぼえやすいけれども。。
球技大会も終わり、2学期の学校行事はほぼ終了。3年生の受験は、そろそろ結果が判明し始める。僕は短大現代文担当なので、結果は気になる。補習に来ている生徒の中には、すでに合格を決めた生徒や、落ちた生徒がいたりして、こちらも落ち着かない。
図書館では恒例の古本市をやっている。古本は生徒や教員の持ち込みで、本のリサイクル活動の一環になっている。明日辺り、見物に行ってこよう、と思う。
「カルミナ・ブラーナ」の録音テープが送られて来る。早速聞く。確かに、沢山の問題点は僕自身でも分かる程にあるのだけれど、しかし全体として満足を感じている。あんな大曲を暗譜で、しかもアマチュアばかりのメンバーでやり、しかも感動的な演奏が確かにあるのだから。9ヶ月に渡る練習が、あの1時間に凝縮された、その成果がこれだ、という思いがある。うれしい。
入会している俳句結社の雑誌が来る。作品を読み返すがいま一つの作品ばかりだった。もう少しまともなものを作らねばと反省する。多作多捨というけれど、なかなか出来ない。困った。
先ほど、岩城先生からTELあり。奥さんの状態が良くなくて、先月末から入院しておられるとの事。その付き添いとして病院の方へ行っておられるとのこと。だから、お宅に電話しても、留守電ばかりだったのだ。気がかりである。今月の「いさなご句会」は中止となる。

【11月10日】
秋というよりは、明らかに冬の天気。シンと冷えて、カラッと乾いて、スカッと晴れ渡った空。これは、明らかに、冬の太平洋側の気候である。山陰で生まれ、育ち、宮津で7年間過ごした人間の実感である。
今日は一日、球技大会。しかし、教務部の小生は、選択登録の整理や資料作りで朝から晩まで机とワープロとコンピューターの前、であった。その間、門番を1時間、担任会でのカリ選択の調整の話合いで1時間。なんか、疲れてしまった。
7時過ぎ、帰宅。といっても、いつもの飲み屋さんに立ち寄って、しばらくお酒飲む。本当は夕方に走るつもりであったのだが、ダメになって少々欲求不満気味である。気分がやや荒む。
家に帰ったのは10時であった。何やっているんだろうか、全く。シャワーを浴びて、一息つく。
今日は、もう寝ようと思う。お休みなさい。

【11月9日】
昨夜、ようやく辻田先生の『昼寝』の原稿の清書を終えた。細かい部分の不満はあるが、現在の時点で僕が書けるのはここまで、と考えて納得する。岩城先生にFAXで原稿を送る。とりあえず読んでいただくつもりで。
本校の演劇部が京都府の大会で優勝。近畿大会に出場決定。目出度い事である。作品は「シュワッチ」という生徒のオリジナル作品である。老人介護の問題や家族の問題を「ウルトラマン一家」に重ねて合わせて描いたもの。なかなか面白い作品で、僕も2度上演されたものを見たことがある。
すべて自分たちの手作りの演劇が優勝ということで、改めて高校生達のパワーを感じたものである。ちなみに、小生、本校に赴任してきて、初めてこの演劇部の劇を見て以来、すっかり好きになってしまった。なかなか実力のある演劇部です。
今日は夕方から句会の予定だったが、作品出来ずという情けない理由で欠席してしまった。どうも、状態が今一つである。「俳句頭」になかなかならない(僕の場合は、頭が「ハイク」状態にならないと作品が出来ないのだ)。スランプということではあるまいけれど。
久しぶりに遠藤周作の作品(若い頃の留学体験の日記、周作版『舞姫』風なところもあったりして面白かった)を読み終え、さらに筒井康隆のエッセイ集を読み始めている。ついでに『桐』の入門書と『VISUALC++』の入門書(これは本当に全く完全にこれっぽっちも見事なほどわからない)も読んでみたりしている。並行して何冊か読むのが、最近の本の読み方となっている。
今夜から、(とりあえず2〜3日は)原稿の事を気にしないで済むのでうれしい。さて、今晩はどの本を読もうか、という気分である。

【11月8日】
今日は朝から日曜出勤。クラブ指導の掛け持ち(どちらも第2顧問という立場で)。吹奏楽部が、高校総合文化祭に参加する為、楽器の運び出し作業。なじみの楽器屋さんに依頼して大型のバンで運んでもらう。京都会館まで。生徒は、各自で会場まで移動。こちらは、その後、バドミントン部の公式戦の引率(と言っても、本校が試合会場校になっているので、その点楽)。新人戦男子団体戦。男子は全員一年生で、一人を除いて、入学後バドミントンを始めたものばかり。
試合は見事なほどに負け続ける。せめて一勝をとの願いも虚しく対抗戦がおわると思いきや、最後の試合でついに勝利。初の1勝をあげる。ちなみに団体戦はシングル3組、ダブルス2組の5組の対抗戦で、勝ち数の多い学校が勝利となる。初勝利は3勝2敗の成績であった。それにしても、京都のNO2の学校は全勝(全員が1敗も無し)で府下大会へ出場。たいしたものだ、と感心する。彼らの「太股の太さ」は、並大抵のものでは無かった。たいしたものだ。
試合は2時すぎに終了。女子も帰って来て結果報告。有力校を倒して府下大会へ出場決定とのこと。男子の1勝を含め、なにはともあれ目出度いことだ。
生徒はすぐに帰宅。こちらは、ブラバンが演奏を終えて楽器が帰ってくるのを待つ。採点をしたり、「桐」を使ってカリキュラム変更の担任配布資料などを作る。少々、疲れた。結局、楽器が帰ってきて、クラブボックスに仕舞い終わったのは5時過ぎ。一日仕事となってしまった。しかし、僕が帰る時、進路部の模試監督の先生が一人、まだ模擬試験の監督中。6時過ぎまでかかるという。
夕空は綺麗でさわやかな気分だった。帰宅後は、すぐ風呂に入って30分ほど本を読んでいた。
今夜は、なんとか『昼寝』の原稿の清書をしたいと思っている。十分に眠らないと心身ともに良くないと実感したので、夜更かししての作業はやめようと思っている。

【11月6日】
仕事の関係で「桐」の操作を勉強している。データベースというのは結構便利なものだと思い始めている。自由に使いこなせるようになれば、色々利用できそうな気がしている。
ただ、データーを打ち込むのはなかなか大変だ。カリキュラム登録とか、定期考査の成績などを打ち込んでいる。処理はコンピューターにまかせるにしても、この部分だけは手作業である。
いつもはかなり元気な理系クラスが、今日は変に静かであった。こうなると、かえってやりにくい。どうしたのか聞こうか、とも思ったが、別に悪いことでもあるまいからとそのままにしておく。授業はやたらと進んだ。
3年生はとうとう受験シーズンに突入。朝、通勤途上で受験に行く生徒達と出会う。頑張れよ、とエールを送る。今日は、文教短大と帝塚山短大の試験だったか。ここしばらくは、教室に空席が目につくことになるのだろう。
夕方からミューズの「第九」のレッスン。指導の葛西先生は今日はお休みとのこと。代わりに、ヴォイストレーナーの箸尾さんが指導。若々しくて、ユーモアたっぷりの指導で、なかなか楽しかった。
帰宅後、熱いシャワーを浴びて、気分爽快となる。所属俳句結社の雑誌が届いていた。主宰の作品の「一句鑑賞」の文章が載っていた。いずれ、ホームページに転載の予定。 

【11月5日】
結局、昨日の「第九」の練習会場はこちらの勘違いで、西城陽高校で行われていた。次回も同様。駅から離れた会場なので(歩いたら30分ぐらいかかるのではないか)、来週行けるかどうか分からないという有様。
昨夜、一応『昼寝』の第2稿完成。さらに読み直して、完成稿としたい。出来上がったらこのホームページにも掲載しようかと思っている。
今日は4時間授業。その間に国表の小論文を読む。なかなか面白い。出来たら、生徒作品のコーナーみたいなものを作りたいと思う。一人で楽しむだけではもったいない。
最近、どうにも夢見が悪くてダメ。昨夜はとうとうアラン・ドロン(朝のTV番組に映画紹介で出ているのを見ていたのが無意識の中に残っていたみたいだ)が用心棒で登場。一体何なのだ、と我ながら夢の中であきれていた。
眠りが浅いのはけっこうつらい。加齢のせいなのだろうか。そういえば、ここ数年は朝までグッスリということはまるでなかったな、と改めて思い当たる。そんなに夜更かしとかしているわけでもないのだが。夜更かしといえば、よほど生徒のほうが夜更かし族である。へたをすると2時、3時まで起きていて、学校で睡眠をとるという豪の者までいるくらいなのだから。
早めに帰宅する。洗濯物の取り入れ。夕食は、海苔巻き。ふと、小学生の頃の遠足を思い出したりした。こういう類いの記憶は、本当に良く残っているものだ。 

【11月4日】
仕切直し一日目。朝方の夢見が良くなくて、眠くてしかたがない。職場について、まず朝のコーヒーを入れるのだけれど、今日は自分の為にいれたようなもの。2杯飲む。しかし、まだ眠い。授業は2時間目から。教壇に立ってやっとしゃんとする。困ったものだ。
動き始めると一日は早い。2・4・5限と飛び飛びの授業の合間に、明日の国表の準備のプリントを作る。前回の作品を縮小コピーに取ってプリントにまとめ、生徒に配布。さらに、それを材料にして小論文。題は「何故人間は想像力を持つのか、各自の考えを述べよ」というもの。それが学問的に正しいか、否かというより、生徒が自分の考えをいかに論理的に説明出来るかをポイントとする。ただ、今回もやや時間的に厳しいものがあるか・・・。
放課後は職員会議。長い。終わってからギョギング。もちろん完全に勤務時間外です。右足は良くもならず、悪くもならず、という状態。ただ、何日か走らないと気持ちが悪いので、多少無理しても走っている。
同僚の体育の先生は昨日「丹波マラソン」に参加して来たとのこと。どうでしたか、と聞くと、折り返し後、アキレス腱に痛みを感じてリタイアしたとの事。残念。ただ、あのコースはアップダウンのかなりきついコースなので、無理は禁物なのだ。
ギョギング後、「第九」の練習に城陽まで行く。ところが、会場の「城陽文化パルク」は全館真っ暗なのだ。これは一体どうしたことだ、と思うが、訳がわからない。会場か、日にちを間違えたのだろうか。やむなく、帰る。
今晩も「夜濯ぎ」である。先ほど、洗濯が終わった合図の音楽が鳴った。今日の分の「日々録」を送ったら、洗濯物を干すのである。
 
【11月3日】
昨日は帰宅したのが午前に近く、そのまま眠ってしまった。前の学校の知り合いと一献傾けていたのだ。
今日は午前中はクラブの監督で学校へ行く。午後帰宅、ホームページの更新を少しする。本当は昼寝をしたかったのだが、結局眠れず。夕方、「火曜サスペンス劇場」の再放送を見る。岩城先生も良く見ておられるらしい。久しぶりに見て、面白くてギョギングも中止して思わず最後まで見てしまった。犯人役の女優さん(毬谷友子という人らしいが)がとても良かった。思わず感動してしまった。
そう言えば、岩城先生は昨日から「深吉野賞」の予選委員として授賞式出席のために東吉野村へ行っておられる。秋の吉野は良いだろうな、と思う。天好園の松茸は美味しいだろうなあ、などとも思う。クラブ監督がなければ、せめて受賞式だけは行けたのだが、残念である。
辻田先生の『昼寝』の第2稿の原稿を書いている。上手くまとまらないので、苦労している。蓄積が無いのに、句集の評を書こうというのだから、そもそも無茶だ、などと愚痴をこぼしつつ書いている。やっと原稿用紙3枚。頭痛いなあ。クラクラしそうである。そういえば、昨日の放課後補習の時は、本当に頭がフラ〜となって一瞬慌てた。血圧が高かったのだろうか・・・。
どこかに旅行に行きたいものだ。日本国内で良いから、行きたい。出来たら北海道に行きたい。オホーツク海を見たい。知床の山々を見たい。それにしても、先ほどのニュースで北海道では雪が降ったと言っていた。北の国なのだなあ、と改めて思う。
明日から、今週の仕切直しが始まる。

【11月1日】
11月になった。早いなあ、と思う。
昨日は、土曜日。4時間連続授業(同じクラスに2時間ずつ行く。内容に変化をつけるために、前半は教科書、後半は文法をやる)をやり終え、かなりバテバテ状態。特に後半の理系クラスは、変に「ノッテ」しまって、終わったらグッタリ状態。職員室に帰って、「疲れたー」などと言っているうちに、うっかりSHRの代行を失念していた。慌ててクラスに行くと皆すでに帰っていた。あーあ。
3時頃帰宅。ボケーとゴルフ番組を見て、夕方ギョギングする。右足の捻挫部分が、まだ少し痛い。軽く走る。ぬるめのお風呂で40分ほど俳句雑誌を読む。入浴後、ビールを飲んで、ボケーとする。
「男はつらいよ 寅次郎紅の花」を付けっぱなしにして、自治会の夏祭りの会計監査をする。結局、2時間くらいかかって、終了。出納と領収書はきちんとあっていた。署名をして印鑑を押して一仕事終了。
11時過ぎくらいから、辻田先生の句集『昼寝』の原稿を書く。好き放題を書いているようで、少々心配だ。原稿用紙2枚分書いて、今日の分は終わりとする。
さて、日曜日。今日は、午後から「運河」の城陽句会に行く。午前中は、句作。