日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。
一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。
1月分「日々録」
2月分「日々録」
3月分「日々録」
4月分「日々録」
【5月31日】
今日で5月も終わる。中間試験も本日まで。昨日は急遽企業訪問をする事情が生じ、結局4日間とも、午後出張するということになってしまった。今日は、国語研究会関係の出張。出来れば行きたくなかったのだが、昨年度回り持ちの幹事を勤めていた関係上、その事務引継のため出席せざるを得ないという事情で、出かける。幹事会・総会の後で、研修として府立大学の藤田真一先生の蕪村の講演を聴けるのが、疲労と仕事の停滞を補って余りある大きなご褒美といえようか。幹事会に出席すると、次年度の引継相手は2人とも欠席。なんのために来たのか、と一瞬思う。その上、総会での前年度の支部事業報告と、たまたま名前が一番最初に書いてあったせいで幹事退任の挨拶まで回って来て、困惑する。「報告」だの「挨拶」だのは、変に緊張してしまい、苦手なのだ。
そして、藤田先生の講演「京に遊ぶ蕪村」の話が始まる。当時の蕪村の社会的地位の問題から始まり、居住地、周りとの関係、京を題材にした四季の句の紹介、さらに俳人としての蕪村の一面や、書簡を通じての文字通り「遊び」についての話など、多方面から蕪村という人物と京都の町との関わりについて説かれる。大変面白かった。と同時に、研究者というものがいかに深い学識と愛情と好奇心とをもって、研究対象とする人物に迫っていこうとするか、ということを感じさせられて感動してしまった。学者というのは、こんな人のことを言うのだろうなあ、と大変良い気分になった。今日の出張は、行って良かった、とまるで掌を返したような気持ちになる。帰りの下駄箱で偶然、藤田先生と一緒になり、少し話をする。岩城先生と藤田先生は昔からの知り合い同士であり、その岩城先生が今日の藤田先生の講演を是非聴きたがっていた、と伝える。そしらぬ顔をして入場して、講演を聴いていても誰にもわかりませんよね、などと冗談めかして言っておられた事なども思い出す。
帰宅後、明日からの授業のため、その準備にかかる。テストの採点は、すでに全て終えているので、いつでも返せる体制になっている。とりあえず、国語表現の準備。前回の続きで、作業ノートをする予定。来週からは、インターネットなども交えた授業の組み立てを考えていかねば、と思う。
明日は、「水無月」を買ってこよう。
【5月28日】
日曜日、丹後へ。少々、疲れ気味。「橋立1号」の車中では、眠くてうつらうつらしていた。いつもなら、車窓からの景色を楽しみながら、丹後へ向かうのだが。橋立駅で、丹後ディスカバリーへ乗り換え。岩城先生と合流する。前日の草津での句会の話を聞く。選者の特選句に次々と『参』会員の句が選ばれて、ちょっと驚いたとのこと。『参』会員の皆さんも頑張っておられるのだ、と改めて思う。
丹後大宮で途中下車。「松ぼっくりの会」主催の陶器展へ。展示されていた陶器の猫に一目で心惹かれ、つい購入。5000円也。どの部屋に飾ろうか、などと考える。タクシーで峰山へ。タクシー代は、岩城先生持ち。申し訳ないので、昼食をご馳走させていただく。でも、岩城先生が注文されたのは、お蕎麦と食後のコーヒーだけだったけれど。1時から、句会。今回は、結構面白い句が多くて、7句に絞るのに苦労する。途中、「苗飯」の話で盛り上がる。田植えをしている家へお昼ご飯んの差し入れとしての「田植え魚(焼き鯖が多いとのこと。チシャと混ぜて食べたそうです)」のお返しとして送られたのが、「苗飯」。余り苗に包まれた大きなお握りで、苗の香りが鮮烈で、とても美味しかったとのこと。初めて聞く話で、とても面白かった。ぜひ、それで1句を作って下さい、と岩城先生。5時ぎりぎりまでかかって句会終了。そのまま峰山駅へ。いつもの通り、ビール購入。プラットホームで、岩城先生が、教え子の人と再会。従兄弟の結婚式で、駅まで見送りに来たとのこと。車中では、ビールを飲みながらの四方山話。8時前に京都着。体調が今一つの岩城先生は、そのまま帰宅された、と思う・・・。
月曜日。今日から中間考査。試験が、今日一日ですべて返ってくる。国語T2冊と現代文が1冊。先の予定が詰まっているので、出来たら今日明日中には採点を終えてしまいたい。進路部の仕事の合間に、現代文の試験の採点開始。半分ほど済まして、午後、出張へ。企業訪問。時間の関係で2社のみとなる。途中まで、進学説明会へ行く先生と同行する。1社目は、京都駅に近い某有名企業。前の学校の時は、随分お世話になった企業。挨拶を兼ねての求人のお願いとなる。1時間ほどの時間調整の後、2社目へ。少々つらい話を聞くことになる。恐縮しながら、一通り今後の求人予定などを尋ねる。面会時間は20分足らず。仕事の邪魔にならない程度の時間で失礼する。外にでると、夕方の日差しが結構暑い。上着を脱ぎ、腕まくりをして駅へと向かう。
帰宅後は、採点の続き。現代文の採点を終えたところで一休み。夕食後は、採点。今夜の内に、国語Tを1冊終えたいものだ。
【5月26日】
金曜日、テストは予定通り提出。ほっと一息。授業は3時間。これも試験範囲まで余裕のクリアー。6・7月の授業の予定表を作り、試験期間中の企業訪問のアポ取りも終了。試験期間中は、4日間のうち企業訪問を含め、3日は午後から出張という予定なので、ともかく、今の内に試験終了後の授業準備や進路補習の準備を進めておかなければならない。テストの採点との同時進行なので、来週も忙しくなるだろう。
7時前まで準備。その後、退勤。今日は、ミューズのレッスンの日なので、そのまま京都まで出る。すでに練習は始まっているので、こそっと合唱に加わる。喉の調子が良くない。日によって、随分調子が変わるものだ。その上、少々疲労気味。いつもは、歌っているうちに元気が回復してくるのに、今日は立っているのがしんどい状態となる。前半練習で帰ろうか、とも思ったが、せっかく来たのでとにかく歌う。先週は、京北町で合宿がもたれた。僕は、仕事の関係で参加できなかったが、例年、合宿後の最初のレッスンは、出来がいまいちなのだ。合宿参加組と、不参加組とのレベルに明らかに差が出来ているからだ。後半練習では、まず合宿参加組だけで、第一曲を歌ったが、確かに上手い。曲の表情が随分豊かになっている。声も良く延びている。思わず感心する。さて、その後の全員での合唱は・・・。ちょっと書くに忍びない状態であった。指導の先生もいつもの温顔の中にかすかに苛立ちの表情を感じとってしまった。9時過ぎに練習は終了。悔いの残るレッスンとなってしまった。
帰宅後、疲れているのに、つい夜更かしをしてしまう。困ったものだ。さらに、朝は、5時過ぎに目が覚め、その後眠れなくなってしまう。外はもう随分明るくなっている。仕方ないので、起きていることにする。
朝から仕事。午前中は、それで終わり。午後も、仕事。これではいかん、と思い、夕方1時間ほど走る。鴨川沿いを走る。夕風が気持ちよい。帰宅後は、風呂に入り、その後はビール。最高の一日の終わり方だと思う。夜、岩城先生からTEL。明日の丹後行きの事。大宮町で途中下車して、陶器展を見に行くとのこと。ご一緒させていただくことになる。電話口の声がちょっと変だったので、その事を言うと数日前から、調子が良くないとのこと。今日も句会があったとのことだが、熱をおして出席されたらしい。
【5月23日】
一日、雨であった。ここ数日、忙しい。通常の仕事の上に、来週からの中間考査に向けての試験問題作りが重なる。学校では、まとまった時間がとれなので、必然的に持ち帰り仕事になる。8時前くらいに帰宅しては、風呂に入り、夕食を食べて、一休みの後に、試験問題作り。11時から12時前くらいまで作業が続く。金曜日の12時が試験問題の提出期限なので、それに間に合わせるように準備をするほか無い。少々、疲れ気味状態である。
しかし、今週の日曜日は「いさなご句会」1ヶ月ぶりの丹後行きである。心おきなく句会に出席するためには、まあ、頑張ろうかな、などとと思ったりもする。健気なものである。今月末までには、『雪華』の10句も作らなければ、とも思う。『運河』城陽句会での短時間集中の多作経験が生きているのか、頭の状態がそのようになれば、30分で10句ほどは出来る事がある。以前の自分からは、到底考えられないことだ。
夕食は、軽く蕎麦。先に風呂に入っていたとはいえ、お腹に物が入ると、自然と汗が出てくる。身体が動き出している証拠なのだろう、と思う。そういえば、いつか、「飲食」というテーマで句作をしてみたいものだ、などと昨日、帰りの電車の中で考えていたものだった。物を食うということは、僕には胸に来る物があるのだ。
まもなく、休憩も終わり。テスト問題作りを始めようか。
【5月20日】
昨日は、総体の日。バドミントン男子の引率で、S高校へ。8時半現地集合のはずが、随分早く到着したので、近隣の田園地帯をぶらぶら歩く。40分ほど。田に水を入れ、すでに田植えを終えたところもあれば、苗代の苗が風に吹かれていたりもする。田蛭が泳いでいる姿を見つけたりもした。田螺を捜してみたが、その姿を見つけることは出来なかった。向島のある田圃では、たくさんの田螺をみかけたのだが。試合は9時から。今日はシングルなので試合数が多い。遅い生徒は3時間近くの待ちとなる。3人出場、1回戦突破は1名。1時まで会場にいて、交代の先生にバトンタッチして、学校へ。本校はバレーボール会場になっていて、大変賑やかだった。夕方まで、月曜日の就職ガイダンスの資料作りとその印刷作業。
夕方、気分転換に軽く走る。昼間は暑かったけれど、今は涼しい。気持ちよく走る。帰ってくると、どこかの学校のバレーボールチームが円陣を組んでミーティングを行っている。すでに本日の試合はすべて終わり、他校のチームはとっくに帰ってしまっているのに、随分熱心なチームだな、と思いながら進路室へ戻る。教材準備をしておこうと席に向かうと、突然、大声で怒鳴る声が聞こえた。しばらくは放っておいたが、10分近くたっても怒鳴り声が続いているので、廊下に出て外をみると、先ほどのチームの監督らしい教員が生徒を叱りつけているらしい。今日の試合で何かミスでもしたんだろうか、と思いながら部屋に戻り、準備を続けているとさらに10分ほどたつのに外から聞こえる声は、依然として剣幕が収まりそうもない様子だ。気になってまた廊下に出て、外を見ると円陣を組んだ中の一人の生徒が詰られているらしい。どうする訳にもいかないので、席に戻り準備を続けたが、その後、20分近く間歇的に怒鳴り声が聞こえた。
教材準備を終え、各部屋の鍵をかけ、セコムをセットして本館から出た時も、まだ、ミーティングは終わらないらしい。私以外は本校の教員も残っていない薄暗い学校で、さらに延々と説教を続ける教師とそのチームに異様なものを感じてしまう。ともかく校門を閉めなければならないので、そのことを言いに円陣に近づくと、それに気づいたらしくやっとミーティングは終わる。教員はそそくさと車に向かい、生徒は帰る準備を始める。「さあ、走って出よう。」という生徒の声が、いじらしかった。
いつもの店にちょっと寄る。いつもは日本酒だけれど、今日はビールを飲む。親父さんから、一品ご馳走してもらう。これが結構嬉しい。長い、一日だった。日曜日はのんびりしたいけれど、どうもそうはいかないみたいだ・・・。
【5月17日】
国語表現。筒井康隆の小説をヒントにしての「ネタ作り」の方法指導。ネタは自分の中にある。その自分にどのように切り込んでいくのか、ということの方法の一つ。国表だから、当然「言葉」による切り込みかたということになる。今日は、そのための準備作業。筒井氏の小説の分析作業を課題として与える。生徒は随分と難渋していた。そもそも、提供した小説が、恐らく生徒には初めて見るようなものであったろうから。小説、というよりは、「小説のための小説」いわゆるメタ小説というものの一つといえるもの。時間内に課題を提出できたのは5名ほど。放課後、就職・公務員模試の監督をしながら、読む。結構良い線での分析作業が行われていて、ちょっと安心する。
思いつきだけが先行して、実のところ何の意味もないような作業になりかねない危険性も感じていたからだ。ただ、25人中の5人なので、全体を読んでみなければ、実際のところは何とも言い切れないのだが。しかし、明日は今日の作業を基にしての、自分の中のネタ捜し作業を行う予定なので、やはり心配ではある。俳句でも言われる「名詞」の持つ力に頼った作業となるのだが。さて、どうなることか。
2時間の模試監督を終え、明日の国表の作業プリントを作り、7時前になっているので、帰ろうかと思ったけれど、どうしても走りたいという気持ちになり、30分ほど近所を走る。ごくたまに、どうしても走りたいと思う日がある。今日がどうやらその日だったらしい。最近、ビタミン剤を飲むようになって、体調が以前より良くなったような気がしている。今日も、距離は短かったけれど、なかなか良い調子で走ることができた。こんな時は気分が良い。帰校後、汗が乾くまで明日の漢字小テストの問題を作る。まだ残って仕事をしている人に挨拶して退勤。
帰りに書店で今月号の「俳句研究」を購入。近鉄車中で読む。いつものように坪内氏の評論から読み始め、今月の特集の期待の若手俳人の記事を読む。面白い作品を作る人達がいるものだと、興味を持って読む。
【5月15日】
今日は、創立記念日。休みを取って、久しぶりに宇治田原にゴルフに行く。新緑が眩しく、もう蝉が鳴き初めている。時折、鶯の鳴き声も聞こえる。スコアーは散々だったが、久々のゴルフを楽しむ。
斎藤茂吉の短歌を読む。面白い。内容(時に、実に他愛のないものまであるのだが)よりもその調べに心惹かれるものがある。人事詠よりも自然詠の方に、その感じが強い。万葉調のゆったりと重々しい響きが心地よい。俳句ではちょっと表現出来にくいものかもしれない、という気もする。
【5月13日】
昨日は、俳人協会創立40周年記念、並びに第36回関西俳句大会に出かけて来た。といっても、俳人協会会員ではないので、当日飛び込みの参加のようなもの。鷹羽狩行氏の記念講演があるので、それが楽しみだった。また、1句出句の当日句会もあるので、最近作ったちょっと変わった句を投句するつもり。昨日の疲れが変な具合に残っていて、もたもたしているうちに、家を出るのが遅くなり、やむなく新大阪まで新幹線を使う。15分で新大阪着。大阪まで出て、環状線乗り換え鶴橋まで。そこから近鉄に乗り換え、上本町まで。そこから歩5分で会場の都ホテル大阪。ラフな格好で行ったので、少々場違いな感じであった。4階の受付には行列が出来ていて、3部屋をぶっ通し?の会場内もすでに満席に近い状態だった。
受付で岩城先生(本日の二次会の司会役をされるという)に、会場内で「参」会員の川勝さんや岡村美江さんと同席する。鷹羽氏の記念講演は、「俳句なればこそ」という題名で、俳句表現の特質を踏まえた話。時に演歌なども交え、巧みな講演だった。その後、俳句大会投句作品の特選・準特選句について、各選者からの講評があり、その後、当日句の入選作の披講が行われる。知った人の作品が紹介される。僕の句は、茨木先生と羽田先生に取っていただく。その後、各賞の表彰があり、4時には大会は終わる。1時間の間をおいて、5時から祝賀交流会。川勝さん達はお茶を飲みに、僕は外に出て40分くらい近所を散策。初めての町をぶらつくのが好きで、旅行に出ても待ち時間などあると、駅周辺をうろうろしたりすることが良くある。特に、大阪は独特の雰囲気があって好奇心を刺激される街なので、ぶらぶら歩きも楽しい。京都の町屋は鰻の寝床というが、大阪のマンションは上に延びた鰻の寝床という印象。
5時から祝賀会。参加者は250名くらいとのこと。大会の参加者が500名近い人数だったそうだから、その半分くらいがこちらにも参加していることになる。ほとんど面識の無い人ばかりなので、偶然隣り合った「運河」の人や70過ぎで意気盛んな男の人ともっぱら話す。羽田先生がやって来られて、向こうのテーブルの「燕巣」の方達を紹介していただく。やがて、川勝さんや「参」の会員の方達と大石悦子さんが話しておられるテーブルの方へ移動して、話に加わる。少しアルコールの入った大石さんや川勝さん、神原さんはなんとも楽しい。そういえば、以前に「微醺おびたる大石悦子チユウリツプ」という句を作って、辻田先生の選を得たことがあるのを思い出した。7時過ぎには散会となり、岩城先生や参の方に挨拶を済ませて、早々に帰宅する。結構酔っぱらっていた。
日曜日は、朝からクラブの掛け持ち当番。午前中はバドミントンとブラバン、午後は引き続きブラバン。途中に練習をのぞきに行ったりする以外は、もっぱら進路室で仕事。4時にブラバンの練習は終了。今日は、パート練習中心。トランペットの音が良く聞こえていたが、なかなか上手いなあと感心する。学校を出て、そのまま自宅まで走って帰ることにする。夕方近かったが、日差しはまだ強くて、結構暑かった。たらたらと走る。久しぶりに長い時間を走った。
【5月11日】
企業訪問の日。時間調整の関係で、午前2社、午後2社訪問することになる。朝、京都駅で、遠足に出発するクラスと出会う。どちらも授業に行っている2クラス。進路部の先生が付き添いとして同行される。挨拶を交わして、こちらは1番目の企業へ。支店と支社が隣り合っていて、支社の方に行ってしまい、隣のビルだと教わる。人事担当の人との面会。今年度の採用状況や、来年度に向けての人事計画などについて尋ねる。今日の4社はいずれも京都市内の会社なので、企業間の移動は徒歩で行う。待ち時間が1時間くらいづつあるので、その間を歩いて移動することにした。
面会時間は20〜30分くらい。ただ、4社目では、今年新入社の生徒との面談などもあり、50分くらい話し込むことになる。採用担当の人の応対の仕方や、話の内容など、それぞれ個性的で面白かった。4時前に、4社目を辞して本日の会社訪問は終了。動き回っている最中は気づかなかったが、やはり日頃使わない神経?を使ったせいか、少々疲れた。そのまま帰宅する。雨がぱらついていた。
帰宅後、ごろりと横になり、そのまま2時間くらい寝てしまっていた。6時すぎに中途半端な状態で目を覚ます。眠いような眠くないような変な状態。今日は、ミューズのレッスンがあるので、ちょっと遅れるけれど参加するつもり。とりあえず、数日滞っていた「日々録」を書いておく。帰ったらゆっくりと寝よう。明日は、大阪行き。
【5月8日】
5月11日は、遠足の日に当たっているが、進路部の就職担当なので、その日は企業訪問をすることになっている。授業の合間を見て、訪問予定の企業に電話で了解を得る。日頃使い慣れていない敬語などを使うので、舌を噛みそうになる。1社は高校生の採用予定はないということで断られ、4社はアポを取ることができた。明日も引き続き、電話連絡をする予定。
昨日の出来事で、履いて帰った靴をとりあえず返すために、5時過ぎに退勤。途中で靴屋に寄り、新しい靴を一足買う。歩くことが多いので、履きやすく丈夫そうな靴を選ぶ。教会へ行くと、正面の扉が閉まっていたので、裏の司祭館の方へまわる。チャイムを押すが返事がなく、留守のようなので、靴に置き手紙を添えてドアの所に置いておく。はき慣れた靴が返ってくるとは思わないが、なぜかさほど腹が立たない。
帰りに近所のスーパーへ行くと、前の職場の同僚の先生に出会う。明日の遠足の買い出しに来ている、という。清滝の方で、飯ごう炊さんをするらしい。肉が豪快に買ってある。
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【5月7日】
月曜句会の日。いつもの教会を会場にしての句会。9時前に終了して、帰ろうとすると、靴がない。確かに靴箱の中段に置いておいたのに、見あたらない。他に人達に尋ねてみても、わからない。ただ、一足持ち主の見あたらない靴が、靴箱に残されていた。かかとを踏みつぶして履いている若者向きの靴。かなり履きつぶされたような靴だった。仕方がないので、神父さんの了解を得て、その靴を履いて帰ることにする。後日、持参することにして。大きさは、ちょうど良いくらい。しかし、履き古された靴らしく底がでこぼこで、少々歩きつらい。赤の他人の靴なので、気持ちも良くない。
我慢して、そのまま帰宅。時間が時間だけに、商店街の靴屋は閉まっていたのだ。なんとなく無感動状態になっている。仕方ないな、と思う。明日、新しく靴を1足買い、持ち主不明の靴は教会にお返し?に行くことにしようと思う。学生時代、初めて北アルプスにサークルの合宿に行った時、蝶が岳ヒュッテで靴を間違えられて、仕方なく残ったサイズの一回り小さな靴で合宿の山行を続けた事を思い出したりした。サイズの小さな靴で良く残り3日間を歩けたものだ、と今にして思う。若さの勝利か?
仕事がらみで、あまり愉快でもないこともあり、今日は今ひとつすっきりしまいまま終わったような気持ちだ。
【5月5日】
今日は、子供の日。先ほどマンションの前の道を小さな御輿が担がれて行った。近くの藤森神社の祭礼の日なのだ。近所を歩くと、氏子の家に御神酒1本寄付お礼の札が貼られてあったりする。
昨日は、午前中かかってここ10年ほどの日記を見直して、その中から取れそうな俳句をピックアップしていった。しかし、ほとんどが今の自分には物足りないものばかりで、そっと日記に残しておこう、という気になる。午後は、本当に久しぶりに美術館に行く。といっても、行き当たりばったりで、行った先でやっているものを見よう、というつもり。岡崎の京都市美術館に行く。ちょうど『京展』をやっていた。彫刻は、人物塑像以外は結構面白かった。日本画は、良いなあと思える作品が何作もあって、見応えがあった。陶芸と工芸はとても面白かった。どうやって作るんだろう、という素朴な驚きを感じながら、見てまわった。書道は、分からないけれど面白い、という印象。とても艶やかな書に出会って本当にびっくりもした。洋画は、見ない方がよかった、と後悔した。胸に来る物が何もなかった。美術館を出て、観光客の流れの中をゆっくり五条まで歩く。新緑がとても美しかった。
【5月3日】
4連休初日。仕事のため出勤。午前中は、溜まった仕事の一つを仕上げる。その間、進路室のドアの鍵が壊れ、ばたばたする。午後は、ブラバンの居残り当番。生徒達はパート練習をしている。何かあれば、出動ということで、こちらは進路室で国表の「構成等」の作文の評価作業を行う。生徒たちは、4時には練習を終了。明日も一日練習の予定。こちらは、同じく仕事で出勤していた先生と1時間ほどバドミントンの練習。たまにしか出来ないので、全然上手くならないのが、残念。その後、汗が引くまで作文の評価付けを行い、5時過ぎに退勤。一日が終わる。明日、明後日はフリー。どこかに小旅行にでも行きたいが、人の多いことを考えると気持ちが萎える。日曜日は、午前中模擬試験の監督で出勤。午後は大急ぎで城陽『運河』句会へ参加するつもり。
清水貴久彦さんから、先日の『醍醐会』で司会を勤めた件で慰労の手紙を頂く。さらに、その折り清水さんの作られた短歌を見せて頂く約束をしていたのだが、早速その返事を頂いた。「伏し目にて常に言葉を捜しをる我がライバルの論理完璧」「笛鳴らし指さしドアを閉めて後少し胸張る若き車掌は」が面白かった。文章も書けるし、多才な人だと改めて思う。
『運河』同人で、『参』に「俳句留学?」をしておられる矢田部美幸さんの句集『雪間』読了。上手いなあ、と思う。「もの」や「こと」がくっきりと立って来る句、という印象が強い。対象に対する矢田部さんらしい鋭い切り込み方があって、それが面白い。近作は、ちょっと上手すぎるかも、という気もしたけれど。
矢田部さんに刺激されたのか、データベースに打ち込んでおいた自分の句作を打ち出して見る。1991年の作から始まり2001年の近作まで、総数1400句余り。まだ見落としている句があると思うが、10年間の作としては、数的には少ないだろうな、と思う。1996年までは、1年に10句程度しか句がないのも寂しい。かなり本気で俳句に取り組み始めたのは、ここ5年ほどということになるのかもしれない。
【5月1日】
5月に入る。ここ数日の動き。土曜日は、午前中、のんびり。午後から、クラブの出張で、桂高校へ。顧問総会と京都総体の組み合わせ。組み合わせに結構時間がかかる。数校ずつがジャンケンで籤を引く順番を決めてから、くじ引きで対戦が決まる、ということを、男子シングル・ダブルス、女子シングル・ダブルスについてやるのだから、時間がかかるのは当然かもしれない。総会終了後、徒歩で帰宅する。約2時間歩く。夕方とはいえ、気温が高く上着を脱ぎ、ネクタイを外して歩く。町並みの新緑が美しかった。
日曜日は、午前中『雪華』投句用の句を10句作り、その後、午後の『醍醐会』のために句集の読み直しを行う。初めての司会ということで、少々気が重い。1時半から『醍醐会』。水野紀子さんの『旦』と清水貴久彦さんの『微苦笑』の2冊の句集の合評会。司会は難しい。途中で、本当に冷や汗が出始め、頭がフリーズしそうになる。俳句に対する包括的な見識を持った上でなければ、かなり突っ込んだ議論がなされる『醍醐会』のような場では司会として通用しない、とつくづく思う。良い経験だった。二次会は、三条の「樽」にて。一層議論が盛り上がる。疲れたので、二次会までで失礼して帰宅。帰ってすぐ寝る。
月曜日。少々疲れ気味。持ち帰り仕事の感想文を読み、国語Uの授業準備をする。午後は、昨日の『醍醐会』で冨貴高司さん(水野さんの旦那さん)から頂いた『埴谷雄高への感謝』という本を読む。内容は、冨貴さんが埴谷氏を訪れた8回の訪問記と、文芸誌『参』(岩城先生の第1次『参』の方)に連載した埴谷氏関係の文章をまとめたものが主な内容となっている。一人の作家であり思想家である埴谷氏と冨貴氏との深い交流が、本文を読みながら感じられて、とても良かった。夕方、軽く走る。途中、心臓が急に痛くなって、まずいかなと思いながらペースダウンをして走ると、やがて復調する。一体、何だったのだろうか。
本日は、朝8時前には学校にいて、夜8時過ぎに学校を出るという一日だった。5月のスタートとしては、今ひとつであったか・・・。