日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。             
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。             
一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。

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【8月29日】
昨夕、彩雲を見た。帰りの電車を待つプラットホームから西の方を何気なく眺めているときだった。ちょうど太陽が西山に沈もうとするとき、その日矢が向かう方向の雲の一部が、まるで弓なりのメッシュをしたように、七色に輝いていた。淡い虹の色だった。ああ、綺麗だな、と思いながらしばらく眺めていた。ここ数日、雲の姿が美しく、注意が空に向かっていたせいで、気づくことのできた情景だったのだろう。
今朝、4時頃に目が覚める。トイレに立ったついでに、ベランダに出てみる。外は、肌寒いくらいで、それがかえって気持ちが良かった。東の空は、すでに夜明けが近づいているようで、醍醐山の背後の空が、ちょうど舞台のホリゾンドに薄く照明を当てたように、銀白色に輝いていた。しかし、天空近くには、まだオリオン座がくっきりとその姿を見せており、夜の気配が濃密に残っていた。微妙な時間帯の中に自分がいることを感じた。
今日は、模擬面接のために出勤。その後、2学期の授業準備のプリント作り。授業予定と授業の予備作業のプリント2種類を作る。まもなく授業がはじまるのだな、と実感する。校舎内に生徒たちの姿がいつもより多い。そろそろ文化祭の準備のために登校してきているのだろう。午後、早めに帰宅する。洗濯をし、久しぶりに伏見城の方まで走る。坂道をしんどくならないペースでゆっくりと走る。夕風が気持ち良い。
筒井氏の小説、行き帰りの電車の中で、少しずつ読む。面白い。思いつきに近いものから、短編小説1編分くらいの内容のものまで、長短取り混ぜ多種多様な内容。それにしても、よくこんなに色々様々思いつくものだと感心する。

【8月26日】
今月号角川『俳句』の島田牙城氏の「剽窃を考える」はショッキングな内容だった。具体的な人名と作品をあげての盗作問題に触れたもの。一人は俳人、一人は詩人で俳人でもある女性。あるいは、その方面では有名な話だったのかもしれないけれど、初めて聞いた身としては考え込まざるをえなかった。関連のHPなども覗いてみて、現代詩の世界もなかなかどろどろしているようだけれど、一方では批判や評言が公開されている点に健全さを感じたりしたものだ。
今年は、子規の生誕百年ということで、『俳句』でも特集記事を掲載していた。今日の午後は、それを読みながら過ごした。小西氏の子規百句は、子規の句世界を知る上で面白いものであった。子規の句、といいながら断片的?にしか読んだことがなかったことに、改めて気がつく。子規は生涯2万句にも及ぶ句を残したそうだが、何気ない句なども結構多いと聞いていて、すべてを読んでみたいとは思わないけれど、こんな風に選ばれてまとまった作品が掲載されるのは、ありがたいものだ。
筒井康隆の最新作『天狗の落とし文』も読み始める。著作権を放棄した、とのうたい文句の作品集。読み始めたばかりなので、第一印象という感じだが、軽いコント集という印象。それにしても、色々なことを思いつくものだと感心する。


【8月25日】
レジストリがおかしくなり、PCが不調状態となる。ヘルプも表示されず、システムの回復も全く動かなくなってしまった。デバッグを開くと問題箇所を指摘はするけれど、そこをどう訂正すればよいのか、全くわからない。
やむなく、初めてシステムとアプリケーションのリカバリーを行う。必要なデーターをCD−RWに記録し、説明に従ってリカバリーの操作を行う。説明された通りに操作をすればよいのだろうが、なにしろ初めてのことなので、内心どきどきしながらCDをセットする。1時間ほどで、終了。インターネットを繋ぎ直し、一太郎やロータスなどをインストールし直し、プリンターが使えるようにする。
昼前に作業を始めて、気がついたらもう3時過ぎになっている。それにしても、やはりミスがあり、残しておいたメールとメールアドレスが皆消えていた。プリンタドライバも新しいのを入れ直さなければならないだろう。何とも気疲れしてしまった。


【8月24日】
本日で、夏季補習は終了。ほっと一息。学校へ帰り、補習に使った資料などを整理し、企業への連絡などを済ませ、昼食。数ヶ月か1年ぶりくらいにトンカツを食べる。美味。
今週1週間は、朝出勤後、一度学校へ立ち寄り、その日の補習と午後の就職補習用のプリントや資料を持って、学校前のバス亭からバスに乗り、市役所前で下車、補習開始時間まで40分ほどあるので、補習会場の近くの喫茶店に入ってホットコーヒを1杯飲み(なんの変哲もない構えの店だけれど、不思議にコーヒーが美味しい)、新聞を読んで20分ほど過ごし、それから会場へ出向き、補習開始となる。90分の補習を終え、教師控え室で翌日分の下調べを行い、12時過ぎに近くの市役所の8階展望食堂へ行き昼食。
その後、1時10分から就職関係の補習を行う。3日間は、模擬面接指導。4日目は、履歴書の書き方指導と、履歴書の下書き作成について個別指導を行う。その後、学校へ帰り、残った補習の下調べや、就職指導の資料やプリントを作っているともう夕方となる。夏季休業期間中なので、いつも以上にひっそりとした校舎をあとに帰宅。そんな毎日の繰り返しであった。昨日は、ひさしぶりに軽く走り、その後、知り合いの母君の通夜へ焼香に行く。
予定外の仕事が出来て、ゴルフの誘いを断ることになった。1泊で信州へというものだったのだが、残念だ。新秋の信濃は気持ちがよいことだろう。無理かな、という予感はあったのだけれど、不吉な予感は当たってしまったようだ。

【8月21日】
台風の行方が気になる。先ほど、和歌山県串本に上陸、その後、北北東に時速20キロで移動中とのことらしい。外は、今強い雨が降っている。風はさほどない。京都には暴風警報が発令されているらしいが。
帰京後、すぐ仕事に追われる毎日となる。午前と午後に進路補習と就職指導が入り、その間に補習の準備をし、補習終了後は学校に帰って夕方まで就職関係の仕事。昼食は、近くの市役所の8階の食堂で取る。セルフサービス形式の食堂で、味は今ひとつだが、うんと安く食事代をあげることが出来る。窓からの展望もなかなか良い。
醍醐会のメンバーの三島隆英さんから句集を送って頂く。句集『彳 (「てきちょく」と読むのだが、「ちょく」の文字が出ない)』。早速、読み始める。いずれ作品の紹介をする予定。句集を送って頂いても、そのお礼に出来ることは、今のところこれくらいしかないのが、残念だ。
明日も補習と就職指導。その後、補習会場の居残り当番。せめてその後、軽く走りたいものだ。帰省中に、少々太ってしまったことだし・・・。

【8月8日】
仕事終了。
「日々録」は、しばらく休止します。
近況は、掲示板の方に書き込むかもしれません。


【8月7日】
今日が立秋だから、という訳ではなく、ここ二三日、それまでの猛暑の日々とは少し違った空模様を感じる。たとえば、日がさしているときは、確かに暑いけれど、日が陰ると、その暑さがすっとひくような気がする。朝夕がそれまでより涼しく感じられる。だから、夕方走っているときも、大汗をかきながらも吹きすぎる涼風に励まされるような気持ちになる。昨日は、近所の小川(といっても、ほとんど生き物のいない水の流れなのだが)の上をアキアカネが飛んでいるのを見かけた。風の音に驚かされることはないけれど、季節の移りゆきを膚感覚として実感する。
ここ数日は、就職の四者面談が仕事の中心。それも明日で一段落つく。午前中出勤。面談を2組実施して、それで終了。8月後半の就職補習の準備も終わっているし、明日はクラブ当番ではあるが、そのクラブも10日で活動が一時休止となる。昨日は卒業生が、今日は引退した三年生が数人、クラブ指導に顔を出してくれた。クラブの事を気にかけてくれるOBがいることは、大変ありがたいことだ。
昨日は、「原爆忌」の句が一つ出来た。自分でも変な句だと思うけれど、直感的にぱっと出来た句であり、気になる句ではある。しばらく筐底にそっと置いておこうと思う。少し、「俳句頭」に戻りつつあるのかもしれない。


【8月5日】
とうとう自宅にもPCが入ったという。ついでに、プリンターとデジカメを購入し、インターネットのプロバイダー契約も済ましたという。早速、旅行のために旅館の情報を検索したりしたという。メールを1本送ってみたが、返事はまだない。
送っていただいた句集『芒とや』を読了。「芒」を素材とし、全編ほぼ「芒」のみを詠った句集。とても面白い句集だったけれども、同時に色々考えさせられた句集でもあった。読み終わった感想を書き送ることにしていたのだが、どんな風に書こうかと、また考えてしまう。お礼状なのだから、別に考え込むことでもないけれど。
俳句は難しい、と思う。そういえば、ここしばらく1句も作っていないことに気が付いた。