日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。
一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。
8月分「日々録」
9月分「日々録」
10月分「日々録」
11月分「日々録」
12月分「日々録」
【1月30日】
昨日は、本当に寒かった。あまりの寒さに、空気がこわばっているのが感じられたくらいだ。宇治方面から、京都市内を眺めやると、繊維質の雪雲がいつまでも上空にわだかまっていた。
今日は、朝方の冷えは厳しかったが、昼になり、寒気が少し緩んできたように思う。空の有様も、昨日のような切れを失って、ちょっとどんよりとした雲が全天を覆っているという状態だった。寒いのは嫌だけれども、中途半端な空の有様を見せつけられるよりは、いっそキンキンに冷え渡った空の姿の方が好ましい。
2年生は、研修旅行。三年生は、学年末考査三日目。午後になると、学校は一年生だけになり、職員室から一年生の教室が遠いせいもあり、学校全体がしんと静まったような(実際は一年生棟は結構賑やかではあるが)雰囲気になる。職員室の教師の数も普段の三分の二しかいないので。
ブラバンの一年生の練習が意外に早く終わったので、六時前に退勤する。夕方になると、さすがに冷え込んでくる。西山の方から吹いてくる風が、毛糸の冬帽子をすーすー吹き抜けていく。帰宅後、超簡単なカレーライスを作る。今日は、休肝日とする。
先ほど、「参」の川勝さんから電話を頂いた。「参の人々」と題して合同句集『秀発』の各作家作品を紹介しているのだが、そのお礼の電話。岩城先生にはお話したことはあったが、「丹の会」(「参」の句会の一つ)のみなさんには何の断りもなく勝手にやってしまったことなので、かえって恐縮してしまう。先日更新しましたので、是非ご一読下さい。
【1月26日】
「ハリーポッター」を、夜寝る前の楽しみに少しずつ読もうとしていたのに、だめであった。上巻を終え、今日の午前中もついつい読み継いで、すでに下巻も半ばを過ぎ、第三の課題にチャレンジする所まで来てしまった。ともかく、一休みして、残りは今夜の楽しみとしようと思う。
天気予報は夜に入って雨になるとのことだが、昼過ぎになっても青空が広がっている。上空に薄雲が広がりつつはあるのだけれど。一休みしたら、いつものように鴨川の散歩に出かけようと思う。
来週、三年生は学年末考査。翌週からは、自由登校となる。2月28日は、卒業式だし。教師の一年も終わりに近づきつつあるのだな、と思い始めている。早いものだ。
それにしても、HPの更新を全くしていないので、そろそろ一つ二つ新しい記事を入れなければ・・・。
【1月25日】
五時過ぎに目が覚める。もう一度眠ろうとするが、もう眠れない。仕方ないのでテレビを付けてぼんやり見る。NHKの『五七五紀行』を久しぶりに見る。石寒太氏。加藤楸邨の隠岐島での作句の追想。
洗濯機を回し、朝食を作る。今日は、クラブ当番なので出勤日。朝食は、卵入りおじや。汁気もあり温かいので食べやすい。洗濯物を干しておいて出勤。愛宕山も北山も西山もうっすらと雪化粧していて、朝日で茜色の染まって美しい。
午前中はクラブ。練習に参加し、2試合やって2敗する。体力が足りない。バドミントンの激しい動きに体が全く付いていかない。12時過ぎにクラブは終了、せっかく汗をかいたので、そのまま40分ほど周辺を走る。風は寒いけれど、日差しは暖かい、というちぐはぐな天気。
「亀王ラーメン」に行き、味噌ラーメンを食べる。美味しい。電車を二駅前で下車し、ぶらぶら歩いて帰宅。途中、夕食の材料を買う。寄せ鍋。魚と貝とキノコを買って帰る。
【1月19日】
ひたすら国語表現の生徒作品を読む。三種類の長短取り混ぜた作品を読み、評価を付け、と言うことを水曜日中には完了しなければならなかったので、とても大変だった。特に今回はちょっと長い小論文も書いてもらったので、一層大変だった。正直言って読み切れるだろうか、と不安だったが、何とか夕方までに作業を終了した。思わずやったなあ、と我ながら感嘆の思いを感じたりもした。明日が、国表最後の時間である。遅滞なく生徒に返すことが出来る。毎週の作業は、必ずきちんと評価をつけて次の週には返そう、という事を心がけてきたが、何とか全う出来そうである。うれしい。
夕方、クラブの方へ顔を出す。顧問の先生とダブルスで生徒と一試合。2−0で教員チームの勝ち。その後、シングルスで生徒と対戦。勝利する。良いときには、良いことが重なるものである。気分良く退勤する。
職場の行き帰りには、山本健吉の「俳句とは何か」を読んでいる。こちらの頭の状態次第で、すっと得心できる時と、読み直してみても良くわからないという時があって、ちょっと困る。そもそも、車中で集中するということに、若干無理があるのかもしれないけれど。
寝る前には、「ハリーポッター炎のゴブレット」を少しずつ読んでいる。読み始めたら一気にという人が多いらしいけれど、ちょっとずつ読む、というのもこれはこれで悪くはない。読み始めると、前の部分とちゃんと頭の中で繋がっているので、すっとハリポタの世界へ入り込めて、特に違和感もない。寝る前の楽しみである。
【1月19日】
コンピューターの不調で、再インストールをする。それが、昨日の午前中のことで、作業を一時中断して、午後はバドミントンの引率でM体育館へ。
寒い体育館で夕方まで新人戦(個人戦)の府下大会。5時過ぎに終了し、1時間ほど歩いて帰宅する。8時半から岩城先生達と食事をする約束があり、時間がくるまでPCの復旧作業。
京都駅前で待ち合わせ。伊勢丹内のしゃれた居酒屋で飲みかつ食べる。その後、祇園の「米」さんのところへ。店先でかなり酩酊された茨木和生さん達と出会す。12時過ぎまで「米」さん。その後、ニャンキチさんとタクシー相乗りで帰宅。3時過ぎまで、PCの復旧作業。
そして、結局一応PCが旧に復したのが、夕方の6時過ぎであった。疲れた。
【1月15日】
寒い一日であった。晴れているかと思うと、突然雪が降り出す、というような不安定な天候の一日だった。渡り廊下から空を見上げると、巨大な雪雲の塊がゆっくりと移動していくのが眺められたりもした。
授業は4時間。空いている時間は、明日の国語表現の準備に追われた。2時間連続の授業をするのに数日間がかりで、その4〜5倍の時間を費やして準備をする。結構それが楽しかったするのが国表の面白いところだ。大変な面はあるけれど、授業を楽しんでいるという感覚がある。こんな感じで授業をやっていけるのは、国表ぐらいか、と思う。
数日ぶりに夕方走る。寒いけれど、走る分にはかえって体の負担は軽くなる。学校の裏手の丘陵地を走る。長い坂道を上りきり、夕景の町灯りと背後の黒い山並みとその向こうの茜空を眺めながら同じ道を走り下る。気持ちが良い。
ここ数日、藤田湘子の『句帖の余白』というエッセイ集を読んでいる。主宰誌の『鷹』に数年間に渡り掲載された物から80編あまりを選んでまとめられたもの。なかなか面白い。
【1月12日】
昨日は、丹後の「いさなご句会」。新年句会である。丹後は雪かもしれない、と思っていたが、あいにく小雨まじりの天気であった。宮津にはほとんど雪は残っていなかったが、峠を一つ越えた奥丹の地、峰山には道路を除いて一面雪が残っていた。
今日は、雪で足元が覚束ないということもあって参加者が少なく、普段は5句投句7句選のところを、7句投句10句選となった。岩城先生には4句選んで頂く。このところ、「写生」という点を意識しての句作を続けている。何事も勉強、である。
それにしても、午後の句会を控えて、お昼御飯として買って来て頂いた「ちらし寿司」が、絶品であった。いさなご句会のお世話役の山本さんが、あるお婆さんが作って少量スーパーに卸すのをわざわざ買って来てくださったもの。錦糸卵や椎茸、ショウガ、魚のそぼろなどの入った素朴な「ちらし寿司」。それが一人前の分量としては、ちょっと多いかなと思えるほどプラスチックのパックにぎっしり入っている。御飯も具も噛みしめるほど美味しい味が出て、感動しながら食べる。それで400円なのだから、もう何もいうことはない。
いつもより早めに句会は終わる。峰山駅まで歩く。駅に向かう坂道から遠くに「イチガオ(たしか、そんな名前であったと思う、「依遅ヶ尾」と書いたか?)山」が望まれる。宮津にいた頃、オートバイでわざわざ登りに行った山。山頂から眼下に日本海が望める山だった。
【1月10日】
三日連続の会議。消耗するような内容ばかりで、疲れる。新年早々、どうなっているのだろうか。
明日は『いなさご句会』新年句会。夕方、岩城先生から短い(文字通りホントに短い)電話あり。明日の出席を確認する電話。受話器を置いて、思わず笑ってしまう。『雪華』主宰から賀状に添えて、脱退について「残念だ」との言葉があった。ちょっと胸が痛んだが、それでよかったのだ、と改めて思う。
K0さんから、「空の会」の「小林千史の50句を読む」に送った感想についての丁寧なお礼の手紙が来る。かえってこちらが恐縮してしまう。俳句に対して、混乱した状態が続いていて、そんな中で無理矢理まとめあげたような所があったので、申し訳なく思っていたのだ。
【1月7日】
午前中は、木曜日の授業の国語表現の準備。前回(と言ってもすでに一年前)の創作をまとめて作品集とする。これが次回の1時間分の教材になる。さらに、もう1時間分について教材作り。「ドラえもん」をネタの一つとして利用する。教材印刷の際、たまたま印刷室に来られた国語の先生に紹介したら、自分はディベートの時、その討論の材料の一つに「ドラえもん」を使った、との事。
結局、午前中は国表の教材作りで過ぎる。昼食後、教室に行って一わたり明日のための点検をし、黒板に「新年あけまして〜」などと挨拶を書き付けておいて、職員室へ。午後は、国語Uと現代文の準備。プリントなど副教材は、すでに昨年のうちに作ってあるので、とりあえず明日の授業の予習。国語Uは、以前読んだことのある『ゾウの時間、ネズミの時間』という本の内容に関係のある中身で、なかなか面白い。現代文は、小泉八雲の書いた日本人論。明治時代の日本人、特に庶民に焦点をあてた内容。現代人との落差が、面白いかもしれない。
以上で、仕事始めは終了。退勤する。
朝比奈隆『わが回想』を読んでいる。矢野暢を聞き手としての回想録。昨日、帰京のための高速バスの中で暇つぶし?に読み始めて、面白くて昨夜、そして今日の通勤の往復と読み続けている。その話の中で、氏が阪急在勤中に知り合った先輩の一人に、正岡仲三郎という人物がいる。実はこの人は、正岡子規の従兄弟で、後に子規の妹の律さんの養子になった人物だそうだ。その人と朝比奈氏との交友なども語られ、それが豪快でずいぶんと面白い。
【1月6日】
新年あけましておめでとうございます。今年も「俳句ホームページ『参』」をよろしくお願いします。
先ほど、雪の故郷から帰京。京都は思ったほど寒くはありません。
年末から年始にかけて、近年で一番のんびりと過ごしてきました。本も読まず、俳句も作らず、ほとんど出歩くこともなく、という有様。
明日が仕事始め。さて、どんな一年になることか。