第二号
【作品10句】
「京事(2)、雛考」 岩城 久治
「潰 瘍」 清水 貴久彦
「鳥 類」 鈴木 稔
【創作】
「影踏み」 清水 貴久彦
(その二、永田和宏)
発想の森 「それ」 鈴木 稔
【歌仙】
「『冬麗の』の巻」
【後記】
○『鼎座』第二号をお送りします。今後、立春・立夏・立秋・立冬を原稿締切として、
年4回発行する予定です。ちなみに、『鼎座』は「ていざ」と読みます。
○清水氏の「付かず離れず・その一」が俳句と連句研究誌『獅子吼』で大野鵠士氏
に取り上げられました。タイトルは「ボクサーキクヒコ」。異種格闘技になぞらえつつも、
「ジャンルとしての優劣などではなく、それぞれの特性こそがいよいよ鮮明になるだ
ろう。」と。
○歌仙にゲスト登場。雅号は大石「朴花女」さん。「ボッカチヨ」と読みます。本名は
「悦子」さん。連衆による座の文学の醍醐味を味わいました。なお、歌仙当日、
わざわざ「のめ」をご持参下さり、生まれて初めて「のめ」汁を頂きました。癖になり
そうな美味しさでした。「のめといふ魚のぬめりも春めけり 茨木和生」(す)