日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。             
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。             
一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。

08.3「日々録」 08.4「日々録」 08.5「日々録」 08.6「日々録」 08.7「日々録」


【08年8月30日】
月曜日。午前中、通院、午後から出勤。火曜日、午前中、勤務。午後、年休を取って帰宅。急いで荷物を詰め、予定より早めに京都駅へ。水・木の両日に渡って、A市で免許更新講習を受講するために、前日出発、二泊二日の予定で出かけることになったのだ。夕方、A市に到着。駅前のビジネスホテルにあらかじめ予約を入れておいたので、チェックインして、荷物を部屋に置いて、とりあえず明日からの会場になっていく研修センターの下見に出かける。ホテルから徒歩20分足らず、9時半から講習は始まるので、朝はゆっくり出かけても大丈夫そうだ。一日6時間の講習を二日間受け、その後試験を受けて終了という予定。どこかで夕食を食べようと思うが、飲み屋さんは何軒もあるのに食事をとれる場所が見あたらなくて、仕方なくラーメン屋さんで味噌ラーメンの夕食となる。夜は、少し本を読んで、早めに寝る。不思議に、旅先の方が良く眠れる。いつも通り、4時過ぎには眼を覚まし、本を読み、シャワーを浴びて、近所のコンビニに朝ご飯を買いに行く。サンドと缶コーヒー、ヨーグルトの朝食。午前中、講義二つ。盛りだくさんの内容であった。昼食は、近所のコンビニでお握り二つとお茶。研修センターのそばを流れる、鮭が遡上する川のほとりまで出かけて、川面を見ながら一息ついて昼食。午後も講義二つ。夕方まで、みっちり話を聞いて一日目終了。まだ明るいので、A市内を歩いてみる。典型的な地方都市、という印象。中心通りをはずれると、昔の町並みが静かに続いている。小商店がぽつりぽつりとあって、人通りがあまりなくて、時折車が横を走り過ぎて行き、子供の頃過ごした町を思い出して、なんとなく懐かしさを感じたものだ。夜、コンビニ弁当の夕食。テレビを見て、本を少し読んで、そして寝る。
講習二日目も、同じように過ぎる。午前・午後各2講義の話。ともかく、限られた時間の中で、多くの事を語らなければならないと言うことで、講師の先生方も事前準備を含めて大変であったろうと思う。受講する方も、膨大な情報を一挙に提供されるので、大変だったけれど。そんな中で、一番印象的で、さらに力になったのは、二日間班を組んで受講した小・中・私立高の先生方との話し合いだった。各講義の中に班内での話し合いの時間が設定されていて、色々な内容について、体験交流を含めての話し合いを持つ機会があったが、切実な内容を含めて各校種の実態が理解できて、大変参考になった。今回の講習を通じて、一番刺激を受けたのは、この方達との話し合いだったかもしれない。すべての講義を終え、その後レポート形式での試験。最初に、前半の講義で不認定となった人が数名います、と一言注意を受けて、試験開始。ともかく書き上げて、提出。これで、計30時間の免許更新講習はすべて終了、となる。無事、すべて合格することを祈る。真っ直ぐ駅まで行き、帰りの電車のチケットを買っておいて、まだ時間があるので、夕食を食べに外へ出る。喫茶店を発見して、オムライスとコーヒーを注文。夕刊の来ない町なので、地元の新聞を読みながら食事をする。帰りの電車では、途中まで本を読んで過ごすが、疲れてうとうとするうちに京都へ帰着する。この間読んだ本。一冊は梁石日著『闇の子供たち』(現在、映画化されたものが上映されているはずだが)、衝撃的な内容であった。読了後、この夏に読み継いできた『芭蕉全発句集』。やっと元禄七年まで読み進んできた。
金曜日。通常勤務。退勤間際になって、ちょっと問題が発覚。進路部員全員で対処して、事なきを得る。疲れて、帰宅。近所のコンビニで、御飯とちょっとしたおかずを買って来て、夕食。四国の知人と30分くらい電話で四方山話。その後、全発句集の続きをちょっと読んで、就寝。やたらと色々な夢を見る。それはそれで面白かったけれど。
土曜日。5時過ぎから「歩き」。雨が降り出すが、かまわず歩く。しっとり濡れて帰宅。洗濯、朝食、といういつもの土曜日の朝。本日は、午後から京北町まで出かける。

【08年8月24日】
土曜日。夕方、一方で甥の部屋のエアコン設置工事を気にしながら、もう一方で弟の指揮した学校の演奏結果を気にしつつ、普段は見ない2chの掲示板を繰り返し確認する。5時過ぎに結果判明。県代表として出場した4校のうち、2校は銀賞、2校は銅賞という結果であった。弟の学校は銀賞を受賞していた。銀のもう一校は私学なので、県内の公立高校トップという立派な結果であった。ちなみに地域大会全体で金賞受賞校8校のうち、公立は1校のみという事で、私学の強さを感じさせる結果でもあった。母と弟の奥さんは、結果を聞かずに会場を後にしたはずなので、とりあえず携帯で結果を知らせる。生憎二人は帰りの電車の中であったが、結果だけを知らせる。それにしても、本当に良かった。夏季休業中、土日も盆もなく、朝から晩まで練習に明け暮れた弟とブラスバンドの部員達の頑張りには、本当に頭が下がる思いだ。
この日は、地蔵盆の日でもあり、わがマンションでは「地蔵盆」という形ではないが、マンション祭ということで、公開空間に露店や座席などを設えて、賑やかにやっている。入居当時、2回ほど祭の運営に関わった事があるけれど、「焼きうどん」などを作ったりして、なかなか楽しかった。見物もちょっと憚られるようなので、出かけては行かなかったけれど、7階まで賑やかな声が聞こえてきて、雨交じりの天気ではあったけれど、本当に楽しそうであった。夜、雨が上がったので「歩き」に出かけるついでに、公開空地を通りかかると、恒例のビンゴゲームで大いに盛り上がっているところだった。近所の町内のあちらこちらでも、道路の一部を通行禁止にして、大きなテントを設置し、照明を明るく灯して、「地蔵盆」の行事が賑やかに行われていた。子供達の花火をしたり、ゲームを楽しんだり、お菓子を食べたりして、大はしゃぐする声を聴きながら歩いていくと、ほのぼのとした気分になったものだ。
土日にかけて、尾形仂著『俳句の可能性』を読む。俳句の国際化の問題や、蕪村、芭蕉の俳句の本質についての話、加藤楸邨、飯田蛇笏について、また子規をからめての漢詩と俳句との関わりなど、幅広い話題を扱っていて大変面白かった。特に、有季のみにこだわらず、いわゆる「雑」の句の価値などについての論考(そう言えば、芭蕉も名所を詠う際には「雑」の句もあってよいものと述べていたと思うが)など、考えさせられる問題も取り上げられてあった。


【08年8月23日】
5時に眼を覚ます。外は、ずいぶん暗い。ベランダに出てみると、しとしとと雨が降っている。「歩き」にでようと思っていたのだが、やむなく中止する。土曜の朝に雨が降るというのは、ずいぶん久しぶりのように思う。
昨夜は、早めに横になったのだが、一眠りして目が覚め、何となくテレビをつけると、京劇をやっている。玉三郎がヒロイン役で出演していた。綺麗な、夢のような世界(というか、男女の夢の中での逢瀬を描いていたみたいなのだが)で、しばらく見ていたのだが、いつの間にか眠ってしまう。次に目を覚ました時には、創作ダンス全国大会の録画映像を放映していた。選抜された高校・大学のダンスチームのコンテスト。入選した演技を中心に放送していたのだが、そのダンスの見事さ、面白さに一気に目が覚めてしまう。特に、最高の賞をとった、夏目漱石『こころ』を題材とした哀切な美意識に裏付けられた舞踊と、他の団体が数十名編成でダイナミックなダンスを上演したのに対して、わずか6人の部員で作り上げた「井の蛙」と題されたダンスは、素晴らしいものだった。特に「井の蛙」は、本当にユニークで独創的なダンスで、大変良かった。
夜中にそんな凄い物を見てしまったので、その後しばらくは眠れなかった。3時過ぎくらいに、うつらうつらとして、4時過ぎに目を覚まし、さらにうとうとして、5時に本格的に起床して「歩き」に出ようとしたら、雨であった、という有様であった。
仕方がないので、朝食の準備をして、雨の中資源ゴミを出し、洗濯して、部屋をちょっと片付けて、といういつもと変わらない朝、ということになった。今日は、吹奏楽コンクール広域地区大会。母と弟の奥さんは、2時間ほど掛けて会場まで聴きに行くようである。甥は、ひとり留守番。演奏結果は、夕方には分かるようだ。

【08年8月22日】
週明け以後、校務と免許更新講習の同時進行で、忙しい。来週は、さらに2泊2日で更新講習に臨まなければならない。その間に通院などもあったりして、ともかく忙しい。就職指導も佳境に入り、ともかく帰宅するとぐったり状態で、「日々録」を更新する気力もなく、夕食後はそそくさと寝室に引っ込む。芭蕉の発句集を少し読んでいる内に、もう眠くなってしまって、すみやかに休む。朝は、4時くらいに眼を覚まし、夜読書出来ない分を5時過ぎくらいまで、発句集の続きを読む。あとは、いつもの通り、シャワーを浴びたり、朝食の準備をして、食事をとったり、新聞を一通り読んだりして、7時前には出勤。そんな1週間であった。
昨日で、B大での午前と午後の二日連続での免許更新講習が終了したので、今日はちょっと気分的に楽である。二日連続の模擬面接も終わった事で、それでほっとしているところでもあるので、少々間が空いたけれど、「日々録」の更新。毎日、かなりハードなスケジュールの上、1日に1万数千歩を歩いているにも関わらず、ちょっと体重が増えて来ているのが気になる。やはり、夏季休業中で授業が無いと言うことが、エネルギーの消費量に関係しているのだろうか。あるいは、昼食を食べに出る一膳飯屋での食事が良くないのだろうか、などと考えてみる。
ここしばらく微妙に腹痛も続いているので、土日はともかく休もうと思う。土曜日は、甥の部屋のエアコンの買い換えで、工事の人も来ることになっているので、ちょうど良い。読みたい本も、だいぶん溜まっているので、何冊かは消化したいとも思う。今週は、通勤用に岩波新書『歌右衛門の六十年』を読んでいた。六世中村歌右衛門とNHKアナウンサーの山川静夫の共著。歌右衛門を中心とする大正、昭和の歌舞伎の状況を紹介するとともに、歌右衛門へのインタビューを載せる。歌右衛門の発言の中に、歌舞伎に対する強い思いや深い見識を感じてずいぶん感銘を受ける。山川氏の蘊蓄に富んだインタビューも面白い。歌舞伎を見たくなってくる。間もなく読了。
もう、眠くなってくる。眠くなったら、寝る。最近はもうそんな有様である。

【08年8月18日】
日曜日。午後の電車で、帰京。Uターンラッシュ真っ盛りの時期ではあったが、幸い指定席をあらかじめ取っておいて貰えたので、楽々の帰京旅となる。車中では、読書をするつもりだったので、駅で買った十二代市川團十郎著『團十郎のの歌舞伎案内』と『芭蕉全発句集』を用意しておいて、まず『團十郎……』の方から読み始める。歴代の團十郎を縦軸とする歌舞伎の歴史が面白い。七代目團十郎の定めた「歌舞伎十八番」の中の幾つかの演目を、その内容を紹介しながら、自己の体験談や考えを述べる章段も面白かった。後半は、『芭蕉……』を読む。帰省中に、前半をなんとか読み終え、後半に入る。『奥の細道』の時期の発句作品が、次々に紹介されていく。作られた背景が、各地の俳人との交歓の場であるため、多くの句が挨拶性の強い作であることを改めて知る。初案、再案、確定稿などが丁寧に考察されてあって、挨拶句がさらに普遍性を持った句へと推敲される過程も伺えて、大変面白かった。
夕景の京都は、思ったほど暑くはなかった。というか、涼しくて気持ちがよいくらいであった。夕食を作るのが面倒だったので、近所のコンビニに寄って、発泡酒やらおつまみやら、冷麺やらを買って帰る。帰宅後は、買ってきた物で夕食を済ませ、早めに休む。
月曜日。5時過ぎ、起床。いつもの通り、コーヒーの準備をして、シャワーを浴び、朝食を作り、6時前には食べて、新聞を読んだり、ちょっとネットをみたりして、7時前には出勤。一駅前で下車して、「歩き」。うっすら汗をかくほどの、暑さ。
就職四者面談。午前中から、午後に渡って。色々あったけれど、ともかく終える。問題が一つ、明日へと持ち越しになる。疲れる。定時に、退勤。図書館から、歌舞伎関係の本を2冊借りて帰る。折角なので、もう少し歌舞伎の事を知っておこうと思う。帰りのバス・電車車中は、ジュニア叢書版の歌舞伎本を読む。ずいぶん専門的で読み応えがある。

【08年8月8日】
お知らせ
「日々録」はしばらく、「日々録 ブログ版」のみになります。
「ブログ版日々録」


【08年8月6日】
昨日は、久しぶりに調子が悪かった。朝から、腹痛が続いていたのだが、まあ何とかなるだろうと、出勤。仕事をしている分には、それに取り紛れて何とかなっているのだが、昼食をとりに外に出る時などは、調子よくないなと思いながら、炎天下を往復したりしていた。2時間ほど早めに年休を取って帰宅する。8月の丑の日とかで、鰻を売っていたので、御飯の量が少ない中国産の鰻弁当を買って帰る。早めの夕食を終えて、やっぱり痛みが取れず、ちょっと厭な感じなので、残り少ない薬を一錠飲んで横になる。間歇的に痛みがやって来るので、痛む間は、痛みがひどくならないように祈りながら、じっとして過ごす。ひどくなると、本当に勘弁してくれという程の状態になるのだが、今回は幸い薬が効いたのか、3時間くらいで痛みが収まり、いつの間にか眠っていた。以前は、結構頻繁にこの痛みがやって来ていたから、ずいぶんその間隔が間遠になったものだと思う。それが昨日のこと。
いつもの通り、5時に起床したのだが、それでも8時間くらいは寝ていた事になる。まだちょっと微妙な腹の状態だったけれど、いつも通り7時前に出勤。一駅前で下車して、職場まで歩く。曇っていたせいもあるのか、ちょっと涼しくて歩きやすかった。午後、年休を取って帰宅。一休みしてから、頼まれていた原稿の仕上げを行う。原稿用紙で7枚半の文章。長くなりすぎた分を千字程削除しなければならなくなり、具体例に当たる部分を2カ所、思い切って削る。内容は、ネットと俳句についてというもの。削除した部分を、ちょっと紹介すると、「インターネットのあるホームページで、高濱虚子の音声を聞くことが出来る。ネット検索で、『俳句』を調べている中で、たまたま見つけたホームページに虚子の声(レコードに記録されたもののようだが)というコンテンツがあったので、早速聞いてみた次第だ。録音内容はさておき、高濱虚子の声など、このような機会でもなければ、気軽に耳にする事はなかったのではないか。珍しいものを聞いて、好奇心が満たされた思いと、虚子はこのやや甲高いような声で、たとえば披講をし、講演で『花鳥諷詠』を説いたのか、などと思ったりもしたものだ。もちろん、そのことで虚子の作品や人物に対する理解が深まったりしたかと言えば、概ね関係ないということになるだろう。ただ、その後虚子の作品を読んでいる際、ちらりとあの声が耳元に響く時がある。『声』を聞くことがなければ、このような事は決して起こらなかったのは、確かなことだ。」というようなもの。
暑中見舞いを2通書く。1通は、山田喜代春氏へお礼状を兼ねたもの。もう1通は、丹後句会のメンバーの方。たまたま暑中見舞いの葉書を何枚か買っておいたのが生かされた。しばらく遠くにひらめく雷光を眺める。灰色の雲を背景に、鉤裂きに一瞬きらめく電光が美しい。ただ、あの下では集中豪雨が降っていることを思うと、気楽なことも言ってはおれない。やがて、強い風が吹き始め、雨がやって来た。夕食は、海鮮カレー。冷蔵庫の中をとりあえず整理しなければならない。夜、雨が止んだので、「歩き」に出る。蒸し暑いかとおもったけれど、降った雨が地面を冷やして、気持ちが良い。街灯の照らす疎水の脇の細道を歩く。風が爽やかだ。疎水の水嵩は増し、薄暗い明かりの下を濁り水がゆっくりと流れて行く。


【08年8月3日】
5時過ぎに、「歩き」に出発。今日は、登りコースを取る。丘陵地の方へ歩いていって、ちょっと有名な神社をまわって、帰宅するというコース。蒸し暑い上に坂道。ちょっと後悔する。神社の境内は、クマゼミの蝉時雨。まだ6時にもならないのに、湧水に水を汲みに数名の人がやって来ている。帰宅後、早速シャワー。そして、洗濯。朝食は、珍しく御飯を食べる。
暑くて、外に出る気がしない。昨日買ってきた、筒井康隆の小説『ダンシング・ヴァニティー』を読む。面白いのだけれど、ものすごく、読みづらい小説。何が読みづらいかといって、これは実際に買って読んでみて下さい。結局、午前中から、午後一杯かかっても読み終えない。
「この際だから、その読みづらさの片鱗をちょっとだけ紹介しよう。ただ、本文を引用するわけにいかないので、似たような書き方をすると。この際だから、その読みづらさの一面ををちょっとだけ紹介しよう。ただ、本文を引用するわけにいかないので、似たような書き方をすると。この際だから、その読みづらさの片鱗をちょっとだけ紹介しよう。ただ、本文をそのまま引用すると著作権にひっかかるので、似たような書き方をすると。だから、この際その読みづらさの片鱗をちょっとだけ紹介しよう。ただ、本文を引用するわけにいかないので、似たような書き方をしてみよう。」みたいな感じで、ある部分が微妙に、時に大胆に変化しながら、数度繰り返されつつ、お話が少しずつ進んでゆく、そんな小説なのだ。これもまたメタ小説の一種ということになるのだろうか。それにしてもなんで、こんな変な事を思いつくのだろう。確か、作者はワープロで原稿を書いているはずだから、何度かコピーアンドペーストした上で、書き直したりしているのだろうか、などとも考える。
夕食の買い物に行く時間が無くなってしまったので、冷蔵庫にあるもので夕食の準備をする。結局、肉じゃがとほうれん草のみそ汁、心太。「笑点」を見て、呑気に笑いながら、食事をとる。食欲が落ちないのがありがたい。デザートは、良く冷えた西瓜。
日曜日は、「週刊俳句」の日。〆切に遅れたのだけれど、作品鑑賞文を掲載していただいた。よろしければ、ご一読下さい。

【08年8月2日】
小学生並み(最近の子は宵っ張りらしいけれど)に、9時過ぎに床につき、そのまま眠ってしまう。エアコンが切れるたびに眼を覚ましつつも、4時前まで眠る。4時から、寝床で読書。『新俳句入門』を読む。5時、まだ薄暗いけれど(珍しく天気は曇りであった)、「歩き」に出かける。少し涼しく、気分良く歩く。句帳やら小銭入れやら携帯やらを小さな鞄に入れて歩く。珍しく、俳句が3句ほど出来る。1時間の「歩き」。帰宅後、いつもの通り、洗濯しつつシャワーを浴びる。朝食は、パン・サラダ・目玉焼きとウインナー。コーヒーはキリマンジャロ。
午前中の内に、免許更新講義の為のレポートを書く。前に書いていたものを廃棄して、あらたに一から書き直し。「祇園祭」について、原稿用紙4枚分。下書きを2度ほどしていたので、それに再度手を入れて最終稿とする。内容は、今ひとつであったが、今のところここまでと判断して、ネットで大学に送る。この勢いで、「週刊俳句」の「7月号」分の掲載俳句の鑑賞文を書く。実は、〆切を1日過ぎていたのだが、昼前に書き上げてメールで送る。帰省の為の電車のチケットを購入しに、京都駅まで。ついでに、周辺の電器店を廻って、エアコンの値段を確かめておく。どうやら、近所のスーパーが工事費込みで一番安いようだ。書店に立ち寄り、筒井康隆の小説を1冊購入し、いつものパン屋で1週間分のパンを買い、帰宅する。
午後、版画家の山田喜代春氏から送っていただいた高垣忠一郎氏との共著『自己肯定感って、何やろう?』を読む。臨床心理学者の高垣氏の講演記録に山田氏の版画を配した好著。講演記録と言うことで、高垣氏の関西弁がやさしい。版画とのコラボレーションが楽しい1冊である。少々疲れたので、ベットに横になっている内に、眠ってしまう。夕方、眼を覚まし、軽く「歩い」て、ついでに夕食の買い物。ホイコーローを作るつもりで、材料を買って帰る。西瓜も買って帰る。実は、西瓜が大好きで、昔はこぶりのもの1度に半分くらい食べたりもしたものだ。ただ、条件があって、それは良く冷えている、ということ。買って帰って、すぐに冷蔵庫に入れる。
弟の指導する吹奏楽部が、県大会を突破して上位の大会への出場を決める。県内4校の内の1校。今春の妙な人事異動のとばっちりを受けての突然の転勤で、ずいぶんと苦労した半年だったようだが、上位の大会出場を決めて、本人は勿論、家族一同ほっと一息。色々な事を跳ね返しての今回の結果には、身内とはいえ心から拍手を送りたい気持ちである。

【08年8月1日】
『ハリーポッター』読了。重たいなりに、最後は文字通り大団円という終わり方であった。最後の物語の中では、特に第33章は大変印象深かった。ある意味では、最大の伏線が明らかにされたと言って良いかも知れない。第33章は、「ハリーポッター」全体を通じて、個人的には最も感銘深い一章であった。ともかく、これで長い長いお話は終わった。堪能した。
8月に入った。京都は、7月全日が真夏日であったそうだ。多少は体が暑さになれたとはいえ、この先まだまだ続く暑熱の日々には、少々うんざりする思いだ。夏が暑いのは当たり前とはいえ、連日体温に近い気温が続くのは、疲れる。
本日、俳人協会主催の「関西夏季俳句指導講座」の授業実践報告終了。1時間の報告とはいえ、教員相手の講座だったの、準備にもそれなりに時間を掛けてきたし、報告もかなり緊張したものだ。若干の質疑応答も出来たし、とりあえず終了。一応の責めは果たせたのではないか、と思う。大阪樟蔭女子大学の名誉教授石川真弘氏の講演「芭蕉俳諧の景と情」の講演を聴くことも出来たし、ありがたかった。特に石川氏の『炭俵』の評釈は大変おもしろく、連句とはこのようなものだったのか、と新しく目を開かれた思いがした。芭蕉の「かるみ」の本体についても、大きな示唆を与えられたように思う。大変勉強になった。
森澤程句集『インディゴ・ブルー』面白く読了。平井照敏著『新俳句入門』読み始める。俳句の方向性を「俳」と「詩」の力関係の中で説明しようとする同氏の近・現代俳句史論は、随分納得できるような気がする。