日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。             
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。             
一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。

09.1「日々録」 09.2「日々録」 09.3「日々録」 09.4「日々録」 09.5「日々録」

【09年6月30日】
6月も、今日で終わる。朝方は、曇天の空が、今では強い降りの雨と変わっている。。。


【09年6月28日】
土曜日。午前中から、午後にかけて、持ち帰り仕事。小論文の添削・評価作業。神経を使う上に、こちらの気力の持続力の衰えもあって、休み休みの作業となる。困った事だ。
2時過ぎになんとか終了。そのまま、後半の「歩き」に出かける。鴨川河畔の歩き。三条のブック・オフにちょっと立ち寄ってから、歩き出す。時折、涼しい風が吹くものの、やはり暑い。木陰で涼む人、日光浴をしながら読書する人、蒸し暑い中、ジョギングする人、サックスの練習をする人などの姿を眺めつつ、鴨川の流れに入って水遊びをする子ども達の姿に涼を感じつつ、出町柳まで歩く。その間、ずっと対岸に「わらび餅」の引き売りの屋台の姿を見つつ行く。歩きつつ、20句ほど句作。
出町柳の名曲喫茶「柳月堂」で、一休み。柔らかく冷房の効いた店内で、しばらく音楽を聴く。ついでに、モツレクをリクエストしておく。「レビン版」の演奏で、ということでリクエストしておくが、結局それは店にはおいてなかったようだ。ショパンのポロネーズ、ベートーベンの7番、そして初めて聞くピアノ曲(現代音楽なのだろうか)、そのあとでリクエストしておいたモーツアルトの「レクイエム」(ジェスマイヤー版)。ゆったりとしたテンポで、全体的に重々しい演奏。少々重すぎて、聴き疲れしてしまう。特に「ラクリモサ」以後の曲が、ひどく単調な演奏に聞こえてしまう。主に弟子のジェスマイヤーの手になる曲ではあるが、ちょっと聴き劣りするものとなる。一休みのつもりが、結局2時間近く居続けることになった。黄昏近い出町柳から京阪に乗って帰宅。13000歩ほどの「歩き」になったが、また足が少し痛む。ごく軽い夕食。早めに就寝する。。
セブン・イレブンのフランチャイズ店圧迫のやり方もえげつないものだ。セブン・イレブンのイメージを保つと言いつつ、実は本部の手取額の減額を避けるための「見切り販売」禁止ということらしい。まだまだ普通に食べられるものを、簡単に大量に捨てることに企業としての罪悪感などこれっぽっちもないのだろうか。捨てることに伴う金銭的被害は、各フランチャイズ店に背負わせ、しかも本部の方針に従わなければ契約を解消すると脅しつけるなど、企業としての倫理観の欠如さえ感じてしまう。
日曜日。5時過ぎに起床。歩きは中止して、ゆっくり過ごす。12日のチケットの発送作業を行う。2枚チケットが余ってしまう。ミューズのチケット掲示板に「チケットあります」と出そうか、などと思う。


【09年6月27日】
白川静『漢字』やっと読了。漢字の成り立ちが、古代社会の機構や意識の反映とする認識に基づく、漢字構造論。面白かった。ただ、あまりにも長く、すこしずつ読み進んできたので、途中から二度読みしている部分などもあったものだ。村上春樹『1Q84』第2巻を読み始める。こちらも随分長い間、数ページから十数ページというペースで1巻を読んできたので、ちょっとまだるい感じになってきてしまった。
金曜日。蒸し暑い1週間だった。6時過ぎに退勤。同僚の車に、最寄りの駅まで送っていただく。ミューズのレッスンへ。今日が、チケット代金の支払い期限なので、15枚分の代金をとりあえず支払っておく。痛い出費である。練習は、追い込み段階に入っている。こちらも、そろそろ真剣に危なっかしい部分の個別練習をする必要があると思う。9時半練習終了。いつものパン屋で朝食用のパンを数種類買って、帰宅。それにしても、京都駅タクシー乗り場付近にたむろしていた学生集団は一体何だったのだろうか。サークルの合宿関係?
帰宅後、すぐ就寝。忙しく、疲れる1週間だった。夜中に、何度か目を覚ます。
5時前に起床。まだ、足の状態が今ひとつ良くないので、近所を1時間少し「歩き」。日はまだ低くて、涼しい。川沿い、花の綺麗な場所、緑の濃い地域などを繋いで歩く。
帰宅後、洗濯、朝食。一休み後は、持ち帰り仕事をこなす予定。今日は、時間がかかりそうだ。
やっとエアコンの買い換え設置。午前中に業者の人が来てくれるらしい。騙しだまし使ってきたけれど、これで心置きなく梅雨を迎えられそうだ。今日は一日、晴れ。明日は、また梅雨空ということらしい。
マイケルジャクソンが亡くなった。鼻の整形手術の際の感染症が原因だったとか……。凋落の一途という最近の姿を思う時、この突然死もその果ての終局という印象を持つ。


【09年6月25日】
3時間連続授業の後、大急ぎで昼食を食べて、出張へ。それにしても、その関係で時間変更をした授業に大ミスがあった。迷惑をかけてしまった。一気に疲れる。バスで駅まで出て、そこからタクシー(もちろん自腹である)に乗り換える。足がないうえ、交通の不便な場所への出張は、本当に困る。ただ、そのせいで目的地に着いてから、20分ほど時間に余裕が出来たので、施設内の喫茶店でコーヒーを飲みながら、竹林とその向こうの入道雲を眺める。
会議は3時間ほどで終了。少々重たい内容の会議となる。前任校や前々任校の同僚と久しぶりに出会う。会議後、駅へ向かうバスが出るバス停まで30分ほど歩く。足の状態は、大分良くなったようだ。ただ、時折足の付け根に痛みが走るのが鬱陶しい。そのまま帰宅する。ともかく、蒸し暑い。
夕食の準備を買って、帰宅。洗濯を済ませ、味醂干しの魚を焼いて、夕食とする。その魚が、ものすごく不味い。我慢して食べたけれど、一体どうしたのだろうか。甥にも一匹買ってきていたのだけれど、これは食べさせられない(幸い甥は食事をとって帰って来た)。
食後は、持ち帰り仕事二つ。これは、思ったほど時間がかからなくて助かる。疲れたので、もう寝る。
甥は、郷里での演奏会の手助けの為、明日から一時帰郷。急かされてやっと、その準備を始める。呑気なものだ。


【09年6月24日】
午前中、詰め詰めの授業を終えて、午後出張。夕方まで、2部構成の説明会。ホテルの大広間を使っての説明会だったけれど、冷房が効きすぎていて、3時間余りの説明会は少々辛かった。
やる気満々の説明会で、技術系の大学だったけれど、なかなか面白い試みを実際色々取り組んでいるらしい。そういえば、最近見た日曜日の某テレビ番組にも、この学校のそんな成果の一つが紹介、というか、もろ番組作りの一環として取り上げられてあったのを思い出す。随分面白かった印象がある。
蒸し暑い中を帰宅。甥は、大学で、今日は帰宅の遅い日である。洗濯をしてから、夕食。ザル蕎麦の軽い食事。エアコンの状態が悪いので、室内が蒸し暑い。外のほうが、かえって気持ちよいくらいだ。洗濯物を、ベランダ干し。雨は降らないだろうと思う。
政治の世界というか、自民党内というか、バタバタしているようだ。宮崎県知事からあんな発言が飛び出すくらい、政党としての屋台骨がぐらついているのだろうか。新たな献金疑惑もスクープされたらしいし。
明日も、授業を3時間連続で済ましたら、すぐ出張に出なければならない。夕方までの出張。来週から期末考査が始まるのに、授業追い込みの時期の連日の出張は、痛い。


【09年6月22日】
日曜日。午前中、持ち帰り仕事。思ったより、早く終了。昼食を食べ、一休みする。スカイプで、アメリカの姪達と繋がる。1週間のアメリカ旅行を過ごした、甥と弟の嫁さんも姪の下宿に落ち着いている。明日には、姪は1年間の留学生活を終えて、日本に引き揚げる。甥達も別便で日本へ帰国する。
左足が痛いので、一日大人しくするつもりではいたのだが、どうにも体が怠いので、ベットに横になったまま熱を測ると、少しある。そのまま、休むことにする。午後は、寝たり起きたりを繰り返しながら過ごす。夕方になって、NHKのハイビジョン特番と銘打っての番組を見る。「認罪」という風なタイトルであったか、戦後11年に渡り、ロシア、そして中国に戦争犯罪人として拘留され続けた人々のインタビュー。日本人だけではなく、中国の関係者にも広く取材し、戦後の歴史の流れの中に文字通り翻弄された人達の生き様を描いていく。重く、そして、ひどく胸打たれた内容の番組であった。自分の知らない戦後の歴史の一つがここにもあったのだと思う。
重い気分で起き出し、夕食の買い物に出掛ける。足の痛みは昨日よりはましになっているようだ。
食事を終えると、そのまま就寝。知人から、誘いの電話が有ったことにも気が付かなかった。
月曜日。朝から、土砂降りに近い雨。歩くのはやめ、駅からはバスに乗る。7時過ぎ、着。夕方まで仕事。同僚の車に乗せていただき、帰宅する。
京都教育大生の婦女暴行事件は、示談の成立により、全員起訴猶予となるらしい。これ以上、罪に問われることはないらしい。大学も又、これ以上の処分は彼らに科さないらしい。いずれ彼らも、素知らぬ顔をして、教師として学校現場に入り込んでくることになるのだろうか、と思う。


【09年6月21日】
たまたま川柳のホームページ「柊馬のつぶやき」を見ていたら、「豆いるや紅い可愛いべべのおばけが通る」所ゆきら・作 の句が目に入った。この「おばけ」も昨日触れた節分のオバケである。今年はもう無理であるが、来年の節分の夜、祇園辺りか、吉田神社に「おばけ」見物に行ってみようか、などと思っている。平日なので、少々つらいけれども。
昨夜は、とにかく寝た。「翅の会」に出かける途中、地下鉄の車中でも、居眠りをして降りるはずの駅を乗り過ごしそうになるほどだったので、ともかくひどく眠かったようだ。会の最中は、面白い議論で、眠気などどこかに吹っ飛んでいたのだけれど、帰宅して、ちょっと発泡酒など飲んで、少し横になりながら本でも読もうと思う間もなく、寝入ってしまったらしい。その後は、途中目を覚ましつつも、結局5時過ぎまで寝る。
昨日の天気予報で、日曜日は天気が悪いと言っていたけれど、その通りの雨降りであった。足の痛みは、昨日より弱くなっていたので、一日休養日とする。昨日は、2万歩ほど歩いたことになる。普段の倍の歩数であった。
今日は、ともかく持ち帰り仕事をまず一つこなさなければならない。半日はかかるだろうけれど、それを午前中には終えて、午後からは家籠もりで本を読もうと思う。


【09年6月20日】
金曜日。ミューズのレッスン。月曜日に指揮者レッスンがあったので、今週は2回目の練習となる。8時前に参加。1時間半ほど、練習。曲の後半になるほど、なかなか厳しい状態である。練習を終えて帰宅。すぐに就寝。少々寝苦しい一夜。
5時前に起床。「歩き」に出る。左足が痛い。筋肉というより、関節部分が痛むようだ。騙しだまし2時間ほど歩く。涼しくて気持ちよいが、歩き終えて、痛みが増す。どうしたのだろうか。困った事である。
エアコンが結局駄目だったので、買い換えることにする。予定外の出費である。チケット代金も、来週中には支払わなければならないので、今月はずいぶん厳しい。
午後、「翅の会」に出席。欠席者が多くて、3名の参加となる。簡単なレジュメを準備して参加する。俳人竹中宏研究。今回は、かなり突っ込んだ話し合いが出来て、面白かった。
村上春樹新作第一部読了。矢部都『京のオバケ』を読む。「オバケ」とは、節分の日に行われた(今も一部で行われているらしい)仮装のことである。ずいぶん前に、祇園の「米」さんで、一度実物を見たことがある。あの時は、俳人のMさんが、舞妓さんの扮装をしていたと思う。


【09年6月16日】
月曜日。高関健氏による指揮者レッスン。勤務時間終了と同時に、退勤。体調の関係で、一度帰宅したのち、レッスン会場へ。なんとか、間に合う。分かりやすい、丁寧な指揮。さらに、「モツレク」について、通説を訂正する興味深い新事実などもお聞きする。たとえば、通説とされるモーツアルトの絶筆は「ラクエリモサ(涙の日)」の8小節目ではないらしい事とか。さらに、本当の絶筆とされる楽譜上の「ダカーポ」か何かの符号が、何物かによって切り取られて紛失したらしいこととか。なんともミステリー風な話だけれど。
9時過ぎに帰宅。弟の奥さんがすでに到着。火曜日から、甥と共にアメリカへ行くことになっている。すでに、甥の準備も終わっているらしい。
居間のエアコンの調子がおかしい。本体から水滴がしたたり落ちている。やむなく、電源を切り、蒸し暑い状態で過ごす。
火曜日。夕方から、猛烈な雷雨となる。窓の外に、しきりに稲妻が走るのが見える。出発予定の飛行便が遅れているとのメールが入る。天候のせいなのだろうか、と思う。夜、食事を終え、ちょっと休むつもりでベットに横になったら、そのまま10時過ぎまで眠ってしまう。見たいテレビ番組があったのに、見そびれてしまう。
村上春樹の最新作、第1巻もまもなく読み終える。割と面白い。カルト教団との対決という方向になってゆくらしい。以前の「オーム真理教」に対する連続的な聞き取りの仕事などが、生かされているのだろうか。


【09年6月14日】
最近は、書き込みが土日と水というペースで固定化しつつある。平日が、帰宅後疲労のため書き込む事がなかなか困難であるということが大きな理由であろう。かろうじて週半ばの水曜日と休日にまとめ書きをするという状態だ。それも、昨日のように、月一の丹後句会の日は、書き込むことが出来ないので、ますます更新回数が減る、ということになる。
木、金と特に変わったことはない。ただ、今週は週末の2クラス分のノート検査がなかったので、金曜日は早めに退勤。「モツレク」の練習にも、さほど遅刻せず参加出来た。月曜日が指揮者レッスンなので、それに向けての追い込み練習。レビン番の後半がずいぶん難しい曲になっているので、個人的にまだちゃんと歌えないでいる。困った事だ。全体としては、確実に仕上がりつつあるという感触。ちなみに、チケットは完売したそうだ。
土曜日。丹後「すき句会」の日。駅の「緑の窓口」で旅券を買う際、繰り返しの手違いで、20分近く窓口で待たされる。出鼻をくじかれた格好となる。そのせいで、いつもの京都駅屋上からの風景を詠うという事が出来なかった。今日は、全く手持ちの句がなかったので、すべて当日車中での句となる。宿題の「鴉」の句を含め、13句ほど作り、そのうち10句を出句することとなる。全く自転車操業そのものである。そのせいか、久治選には1句も入らず。5句が「目をとめた句」という結果となる。席題は、「紅花」。廊下の一画に、他の花とともい花瓶に活けてあったものを席題とされた。現在病気療養中の方からも欠席投句があり、投句数は今までで最高になったのではないか。面白い句が多くて、記録的なほど沢山の句に印を付ける。それを10句に絞るのに苦労する。投句にしても、選にしても参加者の個性が強く反映するもの、と改めて思う。そのこともまた、面白い。
句会終了後、ねぎらいのビールをいただきながら、NさんやMさんとしばらく談笑。岩城先生は、丹後泊まりなので、一人Nさんに車で駅まで送っていただく。奥様手作りの「しらす山椒」をお土産にいただく。いろいろいただいてばかりである。いつも通り、駅前のコンビニで発泡酒とおつまみ(これらが夕食代わりとなる)を買い、電車に乗り込む。車窓の夕景を眺めながら、飲む。昼が長くなったと思う。
車中では、司書さんからお借りした村上春樹の最新作の1巻を読む。いつもの、という印象はあるけれど、それなりに面白い。車中後半は、酔いのせいか、寝たり起きたり状態。いつの間にか、京都市内に入っていた。
本日分の「歩き」のノルマをこなしていないので、京都駅から自宅まで「歩く」。結構時間はかかるのだが、夜気がひんやりとして心地よく、快適に歩く。2000歩ほどノルマを越えて歩き、帰宅。風呂に入り、即就寝。
日曜日。少々疲れ気味なので、朝の「歩き」は中止。味噌汁を作り、卵を落とし、魚を焼いて、久しぶりにご飯の朝食を食べる。美味。甥はまだ爆睡中のようである。


【09年6月10日】
日曜日、午後。京都市営地下鉄を使って、久しぶりに植物園に出かけて見る。園全体が、くらくらするほどの緑で、青葉を堪能する。日本の山野のエリアでは、名前と植物との一致を図ろうと、あちらこちら細々と眺める。1時間ほど、園内を歩きまわり、その後、賀茂川河畔に出て、そのまま出町柳まで歩く。良い天気で、風が気持ちよい。
名曲喫茶の柳月堂でしばらくぼんやり過ごす。一杯千円のコーヒーは高いけれど、柔らかな音質のスピーカーで聞くクラシックは心地よいものだ。つい、6時前まで、腰を落ち着けてしまう。帰りは、京阪電鉄。
『鼎座』第11号の「発想の森」の最後の部分をずっと書きあぐんでいたのだけれど、今日植物園に行って、なんとなくヒントを得たような気持ちになる。
月曜日、火曜日。忙しい。帰宅が遅めになって、夕食の時間が不規則になるのが困る。
水曜日。朝から、小雨交じりの陽気。すでに近畿は梅雨に入ったらしい。歩ける時に歩かなければと思い、不安定な天気だったけれど、朝、駅から職場まで歩く。途中から、雨が降り出すが、小雨なのでそのまま傘も差さずに歩く。すでに植え田の風景に変わった通勤路を足早に歩く。7時過ぎに職場着。早速仕事開始。幸い、今日は少し早めに退勤出来た。
帰宅後、一人で夕食をとり、その後、洗濯と風呂洗い。疲れる。甥は、授業の関係で、今日は遅めの帰宅の日。


【09年6月7日】
土曜日。昼食を挟んで、課題の読みと評価。1時間くらいで終わると思っていたのが、結局3時間くらいかかってしまう。集中力が、本当に落ちてきているのだろうか、と思う。夕方まで、白川静『孔子』の続きを読む。夕方、散歩を兼ねて少し遠くの書店まで歩く。一日良い天気であった。そんな一日を自宅に籠もっているのも、どうかなと思ってのこと。白川静『漢字百話』と格安DVDで「ファンタジア」「小公女」の2枚組500円也を購入。「ファンタジア」はいつか国表で見せたいものなので、ちょうど良かった。以前に一度、ビデオ版を見せて、自由に鑑賞文を書かせた事があったけれど、ミッキーマウスが登場したという事だけではなく、生徒の評価は高かったものだ。夕食のクリームシチューを仕込みながら、ちょっと「ファンタジア」を見る。「時の踊り」「禿げ山の一夜」「アヴェ・マリア」を見る。画質は余り良くないけれど、何とか使えそうである。
夜、城の背後やや高い空に、満月が浮かんでいるのを居間のソファーに座りながら、しばらく眺める。きれいなものである。早めに就寝。
日曜日。5時過ぎに起床。少々疲れ気味。6時過ぎに朝食。テレビのゴルフ中継を見る。甥は、今日は練習のために登校するというので、休日にもかかわらず早めに起床。ご飯と残りのシチューの朝食を食べると、そそくさと出て行く。こちらは、一日1万歩の「歩き」のノルマがあるので、洗濯を終えたら、鴨川河畔歩きに出かけようか、と思う。


【09年6月6日】
1週間たつのが、早い。入院とその予後の1年ほどは、一日一日の経過がずいぶんとゆっくりしていたように思う。こちらの構えとしても、今日一日を、という思いが強かったので、一層そのように感じていたのであろうと思う。すでに1年半を経過して、新しい年度に入り、体調に関係なく、仕事が次第に詰まってきて、文字通り朝から晩まで仕事に追われるような毎日の中で、時間と競争するような状態になってしまっているのだろう。ただ、体育系のクラブを外してもらっているので、休みの日はちゃんと休めるのが、ありがたい。もっとも、毎回持ち帰り仕事を自宅でこなすことにはなるのだが。
金曜日、夜は分掌の歓送迎会であった。桃山の居酒屋で7時からということだったのだが、月曜日の国表の準備が整わなかったので、7時過ぎまで仕事をしてそれからタクシーを使って最寄りの駅へ、その後電車で桃山まで乗って、大遅刻ではあったが、参加する。結果として、ミューズのレッスンは休むこととなる。10年ぶりくらいに行った店は、ずいぶん雰囲気が変わっていた。9時過ぎまで、宴会。その後、ラーメンを食べに行こうという人達と別れて、帰宅する。歩くことにする。上着を着ていないけれど、夜気は涼しくて気持ちが良い。途中、なんと行列の出来る(というか、出来ている)ラーメン屋を見つける。10時を過ぎた時間なのに、小さな店の外には老若男女取り混ぜて10名くらいの人が行列を作っている。店そのものは、最近出来たと思われ、中は細長いカウンター席があるだけで、アルバイト風の若い店員が二人でラーメンを作っている。店の名前が、「地球が」どうしたこうしたというもので、まず名前に圧倒されて、そそくさと店の前を立ち去ることにする。
土曜日、朝。5時過ぎに、「歩き」に出かける。しばらくすると、ぽつりぽつり雨が降り出す。高曇りの空なので、本降りにはなるまいと思って、そのまま「歩き」を続ける。竹落ち葉が厚く積もった野道を歩く。竹林が美しい。うぐいすの「けきょけきょ」という鳴き声が、遠く延々と聞こえて面白い。息の長いうぐいすである。2時間余り歩いて帰宅する。これで15000歩余り。一日分の「歩き」である。
今日は、このあと持ち帰り仕事の、国表課題を30人分読んで評価付け。金曜日の授業の課題を、月曜日に返却するというペースで授業は進む。来週は、「俳句」作りの授業、2時間。R大学が募集する「俳句」作品へ応募させる予定のもの。


【09年6月3日】
日曜日、「醍醐会」。十六羅漢絵図について、お話を聞く。特に、絵を読む、という発想が面白かった。
前回の「醍醐会」は体調不良のため欠席していたので、今回は楽しみであった。二次会の宴会にも久しぶりに参加し、普段よりちょっと多めに飲む。楽しい。
二次会までで、辞去。岩城先生も珍しく、二次会までとされた模様。清水さんと、タクシーで京都駅まで。投稿作品のことなど、話し合う。
「醍醐会」に参加する前、三条の駅ビルで昼食をとった際、階上のブックオフに立ち寄って、そこで丹後の詩人谷口謙氏の詩集を三冊手に入れる。検死詩集という、特殊な世界を詠った作品集である。重い内容ではあるが、生の意味をふと思わせられるそんな内容の詩集である。
月曜日、火曜日と、連日の12時間勤務でかなり疲れる。
水曜日、出張。日のある内に帰宅する。一息つき、その後は持ち帰り仕事。ノートを30冊ほど、ザックにいれて出張に行き、そのまま持ち帰ったので、ともかく重かった。夕食までに、一通りノートに書かれた感想を読み、短評と評価を付ける。甥は、今日は遅いというので、一人での夕食となる。寸酌。
K教育大の不祥事は、教員間でも話題となる。周囲にも、K教育大出身の教師は何人かいて、こんな形で自校の事が話題となり、ずいぶん複雑な思いであろうと思う。ニュース報道で伺える学長の誠実とは言い難い態度も、不信感を深める事に繋がりそうだ。
白川静『孔子』読み進む。面白い。途中、孔子の「仁」の説明をするにあたって、芭蕉の「不易」「流行」の解釈などが出てきて、思わず納得したりする。