日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。 一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。 |
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【09年8月31日】
日曜日、午後。「醍醐会」に出かける。京阪の丸太町駅で下車すると、偶然会員の一人、Tさんと遭遇。一緒に会場へ向かう。途中、会員の関戸靖子氏の死去を知る。迂闊なことに、体調を崩しておられたことも、そしてその逝去も私は知らなかったのだ。T氏は、新聞の死亡記事で葬儀を知り、会葬に行かれたという。その場で、関戸氏の弟子にあたる、本日の話題の一つである句集『汀』の作者、井上氏とも出会ったそうだ。1週間ほど前のことである。
「醍醐会」は、その井上氏による関戸靖子氏の追想から始まり、全員の黙祷の後、句集評に入る。
5時には、「醍醐会」終了。いくつもの興味深い話が、快い刺激として自分の中に残る。
鴨川河畔を歩いて、二次会の会場である居酒屋Tへと向かう。『鼎座』の三人は、一緒に歩きながら、次号の事など話す。三条大橋で、二人と別れ、私は帰宅。電車の座席に腰を下ろして、少々疲れているのを感じる。楽しかったけれど、ずいぶんエネルギーを使う話し合いだったのだと思う。明日から新学期が始まることもあり、二次会を辞去したのは正解だったようだ。会員の方達は、今頃居酒屋Tで談論風発状態であろうと思いつつ、新書をぼそぼそ読む。。夕食は、途中で買った弁当。その夜は、選挙速報を見ながら、そのうちに眠ってしまう。民主党は、歴史的な大勝であったようだ。
月曜日。本日から二学期が始まる。いつも通り、6時半、出勤。一駅前で下車、「歩き」。7時半には、職場着。慌ただしい一日が始まる。ちょっと腰部が痛い。どうも後遺症のようである。立ち居が鬱陶しいが、夕方までには何とか回復する。
【09年8月30日】
先程、投票に行って来た。いつになく、投票に来る人の数が多い、と感じる。あるいは、投票場所が今回から変更になったので、投票場所の再編成などがあったのかもしれないが。新しい投票場所は、普段は入れないような施設なので、ちょっと見物がてらというところもあった。入ってみると、ちょっと予想と違っていたので、こんなものか、と思う。
投票場所は、文字通り老若男女で混み合っていた。子ども連れ、乳母車に赤ちゃん連れの姿も見かける。マスコミの報道通り、今回の選挙に対する有権者の意識は、いつになく高いのかもしれない。
会場が遠くなったので、残暑の中の往復は、鬱陶しい。ただ、選挙が明日だったら、関東地方周辺は台風の影響で、ぐっと投票率は下がったかもしれないけれど。
昼間で、自宅で休み、午後は『醍醐会』で京都市内へ。今回は、辻田克巳句集『ナルキソス』、井上弘美句集『汀』の句集評。昨日、読み直し、今日もこのあと時間が許すかぎり読んでおこうと思う。
夜の二次会は、遠慮することになるかもしれない。
【09年8月29日】
金曜、夜。うわさに聞いていた、自○党の民○党中傷ビラというのが、マンションの郵便受けに入っていた。ビラというより小冊子という体裁のものだった。タイトルは「バラバラの民○党より日本を守る、責任力。自○党」というもの。うわさによるとビラは二種類あるそうだけれど、そのうちの一つなのだろう。ざっと内容に目を通すが、まあそれだけのもの、という印象であった。「アメリカ」並みに、露骨なネガティブ・キャンペーンが選挙戦略の一つになってきたのか、と思う。ただ、古風な「日本人」の感覚としては、少々見苦しいという感想を持つ。これが追い詰められて、我を忘れた政権政党の姿か、と情けなくもある。夜遅い時間帯に、このビラをマンションの全戸の郵便受けに入れていった人も、内心どんな思いであったのだろうか。まあ、知るよしもないのだけれど。
一時落ちていた体重が、このところ少しずつ増えてきている。ちょっとリバウンド気味なので、注意をせねば、と思う。歩く歩数を増やして対処しようとおもうけれど、それでは消費カロリー自体は知れているので、以前のように食事そのものに注意を払う必要があるかもしれない、と思う。困ったことである。そんな訳で、久しぶりに、夜も歩いて見る。近所をぐるりと一周するけれど、なんとも蒸し暑くて困る。18000歩ほど歩いたことになる。
土曜日、朝。5時過ぎから「歩き」。曇天で、まだ日は昇っていないのに、蒸し暑さは昨夜と変わらない。近所の小流れの辺を二度ほど周遊してのち、少し遠くまで歩くことにする。結局、有名な神社まで歩き、森閑とした雰囲気を味わってから引き返す。掃除夫が境内を掃き清める竹箒の音が、さわさわと印象的であった。1時間半ほどの歩きであった。シャワーを浴び、朝食をとり、洗濯を済ませて一休み。天気は下り坂と聞いていたが、雨が降り出す様子はない。寒冷前線が通過し終えたのであろうか。このまま天気が回復してくれるとありがたい。
角川俳句賞の今年度の受賞者が決まったらしい。結社『澤』の同人相子智恵氏の「萵苣(ちしゃ)」が受賞作とのこと。どんな作品か、『俳句』11月号が楽しみである。亡くなった田中裕明氏の結社「ゆう」で編集者を務めておられた山口昭男氏が、俳句結社『秋草』を立ち上げられた。爽波、裕明両氏の俳句を次世代に繋いでゆきたいとの思いから、一誌を立ち上げられたとのことだ。創刊号は、平成22年1月1日とのこと。
そう言えば、「ブログ版日々録」8月27日に、写真を2枚載せています。日記の内容は、ブログ版も同じなのですが、たまに写真が載っているところが、この「日々録」と違うところでしょうか。
【09年8月27日】
博多の兄は、今日投票を済ましてきたという。総選挙の投票日まで、あと数日。果たして、どんな状況を目撃することになるのだろうか。選挙の投票所が、今回から変更になり、少し遠くの会場となる。もちろん、投票には出かけるつもりだ。
5時前、起床。さっと朝風呂に入って、朝食の準備。食事を取るにはまだずいぶん早いので、時間調整のつもりで新聞をあちらこちら読む。6時前に朝食。7時前に出勤。車中では、セクハラ・パワハラ関係の新書を読む。幾つかの事例が紹介されてあったけれど、ずいぶん酷い話ばかりだった。
駅から歩く。職場の近くの、秋から冬にかけては、麦畑になる耕地が、今はたっぷりと水を入れられて小さな池の集まりのようになっている。近所の小さな川の河畔に生える萱系統の植物が、放置しておくと麦の間で猛烈に繁茂し、麦の収穫作業に大きな支障をきたすので、それを防ぐために飛散したタネが耕地で発芽するのを防ぐために、そこに水を入れて地に落ちたタネを腐らせてしまうらしい。そこに、鴨や鷺、鴫などが集まってきて、ちょっとした水鳥公園風になっている。時には、集まった水鳥をカメラに収めに来る人の姿を見ることもある。
午後になって、急に進路変更で就職希望となった生徒が来て、さらに急遽その子が企業訪問をすることになり、その準備でばたばた状態となる。昨日も一人、進学から就職に変更する生徒が出て、夏季休業も終わる頃になって、ちょっと慌ただしい状態となる。厳しい経済状況が、生徒の進路にも大きな影響を与えている。
定時、退勤。真っ直ぐ帰宅。早めの夕食をとり、一息つく。
【09年8月25日】
月曜、夜。早めの夕食を終え、ちょっとひと休みしようと、寝室へ行って、ごろりと横になって本を読んでいるうちに、いつの間にか寝入ってしまっていた。目を覚ますと、11時過ぎで、なんとも中途半端な時間帯なので、続けて本を読む気にもならず、そのまま寝てしまう。その後、夜中に何度か目を覚ましつつも、5時前まで寝る。ずいぶん長時間、寝たものだと思う。起床するまでの30分ほど、上田五千石の著作を読む。
5時過ぎに起床。いつもの通り、朝食を準備し、パンを焼く間にシャワーを浴びる。さっぱりしてから、食事。普段は6時20分くらいに出勤するけれど、今は夏季休業期間中なので、30分ほど遅く家を出る。その分、ゆっくり新聞に目を通したりも出来る。ただ、最近は話題が固定しているようで、あまり興味が湧かない事が多い。
出勤。ひとつ手前の駅で降りて、歩く。今朝は良い天気なのだが、その割に涼しくて気持ちが良い。住宅街を抜け、水田地帯に入ると、用水路の脇に、金属製の棒を持った男の姿を見る。水路に棒を突っ込んで何かをしている風である。接近して様子を見ると、どうやら水路側面に生み付けられた大田螺の卵を先端のへら状の部分で刮ぎ落としているようだ。例年、水路のあちこちに生み付けられた橙色の卵塊が、今年はあまり見られないのでどうしたのかと思っていたのだが、その原因が判明した。
今日は、午前中は生徒相手に提出書類作成の指導。1時過ぎに、昼食をとりに外部に出かけ、その後は書類関係の点検作業。幾つか問題が見つかり、進路室と職員室を何度か往復することになる。そのお陰か、本日分の歩きのノルマは早々に達成する。定時を過ぎ、帰ろうとすると提出〆切の迫った小論文を生徒が持参。お陰で、バスを2本諦めることになり、帰りも駅まで歩くことにする。ここ数日、毎日15000歩程度歩いているのだが、本日もそのくらいの「歩き」になりそうだ。
夕方とはいえ、少し暑いくらいなのだが、ところどころに雲を浮かべた大空は、すでに秋の気配である。やや水色がかった青空の色が、なかなか綺麗だ。遠く、比叡山から北山へ続く山並みがくっきりと見えている。
【09年8月24日】
日曜日。5時に起床し、「歩き」に出る。さすがに、外はまだ薄暗い。しかし、その分、涼しくて歩きやすい。疎水方面に向かう。土手の所からは、町が広く眺め渡す事が出来て気持ちよい。東の空が、みるみる明るくなってくる。歩く人、走る人、何人かとすれ違う。疎水を離れ、住宅地へ入ると、所々で地蔵盆のテントが路上に設置してあるのに行き会う。中には個人の倉庫の中に、立派な会場を設置しているところもある。ずらりと吊された提灯が、雰囲気を出している。
午前中は、自宅で過ごし、午後、朝の「歩き」ではノルマに達しないので、鴨川河畔に歩きに出かける。曇りがちの天気だけれど、時折雲間から太陽がのぞくと、やはり暑い。京阪七条下車、そのまま地上に上がって、河畔へと降りていく。水量が多い。鴨や白鷺、五位鷺の姿が点々と眺められる。上流方向へ歩いて行くと、鴨川で初めて落ち鮎の投網漁をやっているのに遭遇する。一人が上流に川幅の半分くらいまで刺し網を張り渡し、もう一人が下流から投網をかけながら上流の刺し網のほうへと歩いて行く。鮎を追い上げていくのだろうか、と思いながら、二人の中間くらいのところに腰を下ろして、網漁を見物する。20分ほど見ていたが、結局一匹も獲れないので、再び歩き出す。歩いている途中で、川鵜の姿を見かける。鴨川も例外なく鵜の被害を受けているのではないか、と思う。
三条まで歩き、いつものブック・オフで本を2冊購入して帰る。
夜、買って来た内の1冊を読み始める。上田五千石著『生きることをうたう』。以前に同じ著者の別の本を読んでいて、この俳人の俳句に対する基本的な考えを知っていたので、この著作は読みやすい。そもそも入門者を対象にした本なので、説明は丁寧だし、例句も適切で、良い。日本出版協会の俳句関係の本は、あまり読む気にはならないのだけれど、この1冊は読む価値のある本だと思う。
月曜日。午前中、模擬面接。午後は所用で、退勤。夕方まで用事をこなす。帰宅後、早めの夕食をとり、その後洗濯。ベランダに干す。
東京から親戚が郷里の方に来ているので、スカイプで少し話をする。
【09年8月22日】
金曜日、夜。部屋に帰り、ベットでうつらうつらしていると、甥達が帰宅した気配。しばらくして、居間に行くと二人がソファーに座って、遅い夕食を食べていた。演奏の方は、ちょっとミスがあったりして、結果はどうなるかわからないという事らしい。1週間以内に結果が郵送されるとのこと。食後、甥はすぐに部屋に行き、こちらも眠いので寝室に引き返し、『老子』をちょっと読んで、その後就寝。
夜中に、何度か目を覚ます。エアコンが切れると、暑くて目が覚めるらしい。
土曜日。6時前から、「歩き」に出る。曇っているせいか、少々蒸し暑い。以前、大きな工場があったところが、広い駐車場になっている。そこを、試しに横切って歩いて見る。新しい視野で、近所の情景が眺められ、新鮮な印象を受ける。マンション横の小さな流れが、ずいぶんきれいになっているので、どうしたのかと思っていたのだが、朝食時読んだ新聞で、地蔵盆の行事のひとつとして、その小流れを水遊びの場所として子ども達に解放するために、前日近所の人達が1キロに渡って河床の大掃除をされたそうだ。
今朝、町内を歩いているときも、早朝にもかかわらず何カ所かで、地元の人達が地蔵盆の会場のしつらえをしている姿を見かけた。このマンションでは、地蔵盆ではなく、子ども祭と銘打って、出店やゲーム大会などが昼から夜にかけて催されることになっている。子ども祭は、このマンションが出来てから、2・3年後に始まった行事で、私も2度ほどお手伝いをしたことがあるけれど、今では賑やかで楽しい行事として定着している。
弟の指導する吹奏楽部が出場する支部大会が、進んでいる。弟の学校はすでに演奏を終えたようで、ネットの掲示板に感想なども書き込まれ始めている。この即時性は、ネットならではと思う。
【09年8月21日】
今日は、甥のコンクールの日。演奏が、夜の7時過ぎからなので、今朝郷里を出て、一旦私のマンションで時間を過ごして、大阪の方へ出る予定。先日のコンクールとは違って、日本人以外の参加者もあるので、新しい刺激を経験することになるだろうと思う。
弟の指導する吹奏楽部も支部大会参加に向けて、本日出発するという。明日が本番、明後日帰郷という予定。
今日は、午前中模擬面接第一弾。外講師を招いての面接なので、こちらはその段取り準備と補助の方にまわる。月曜日には、今日の面接を受けて、第二弾の予定。生徒に対する評価は、結構良いものであった。ちょっと安心する。
午後は、定時まで2学期用の教材作り。合間をみて、中庭の改造工事をちらちら見物に行く。一日ごとに少しずつ出来上がっていく様子を見るのは、興味深いし、面白い。職人技というものを間近にするのも、面白い。ずいぶんの予算をかけての工事のようだが、なかなか立派なものが出来そうな気がする。
定時、退勤。昨日は涼しかったが、今日はまだまだ蒸し暑い。大型小売店で、明日の朝食の材料など買って、帰宅。甥とTさんは、すでにコンクール会場の方へ出かけていた。
荻野貞樹著『旧かなづかひで書く日本語』読む。高校の文法授業の延長みたいで、今ひとつ。ただ、新仮名遣いや漢字制限などが、いかにデタラメか、という事を皮肉混じりに書いているところがミソなのだろうか、と思う。
【09年8月19日】
月曜日、帰京。一度、マンションに立ち寄り、居間の天井からの漏水を発見する。ただ、すでに乾いた状態で、カーペットにもその痕跡が残るだけだった。出勤し、夕方から面接2件。夜、漏水部分をきれいにし、念の為に新聞紙をひいておく。
火曜日、朝。漏水の件を階上の人に知らせ、その後管理人にも伝えて、出勤する。本日も、夕方から面接2件。少々疲れ気味で帰宅すると、例の漏水部分から水がぽたぽた落ちている。下の新聞紙がまださほど濡れていないので漏水して間もないようだ。慌てて、管理人に連絡を取り、状況を確認してもらう。階上の部屋にも話に行ってもらう。さらに、出入りの業者さんに連絡をとってもらう。その後、色々ばたばた状態となる。
水曜日、朝。幸い、漏水は止まり、天井部分も乾いている。別の業者に連絡を取る手はずになっていると、管理人から説明を受けて、出勤。今日は、学校説明会で、職場とは別会場に行くことになる。午後、説明会の役目を終え、時間休を取って帰宅する。ちょうど、業者の人が来合わせていて、とりあえず部屋の様子を確認してもらう。その後、階上の部屋へ。ともかく漏水の原因をはっきり出してもらわないと、こちらとしては全く落ち着かないことだ。
昨日は、甥のコンクールの日であった。夕方遅くになって、実家から連絡が入り、地区大会を通過したことを知る。大きなミスを一つ犯して、ずいぶん心配したらしいが、評価自体は良いものだったらしい。21日には、別のコンクールも控えている。こちらは国際コンクールと銘打ったもので、中国・韓国等のアジア勢が優勢らしい。
帰京の電車の中で、久しぶりに推理小説を1冊読む。梓林太郎の山岳推理小説で、結構面白かった。自分がかつて登った事のある場所などが数カ所舞台になっていたのも、面白さを増す要因になっていたようだ。
【09年8月5日】
火曜日。人間ドック。胃カメラではなく、胃透析を選択したのは、間違いであった(胃カメラも、かなり嫌なのだが)。バリウムで、翌朝までしんどい思いをする羽目になる。検査結果は、2週間後。ある意味、数年前の人間ドックから、すべては始まったようなところがあるので、ちょっと神経質になってしまう。
一通りの検査を終え、外に出ると、異常な暑さである。太陽の日差しが痛い。駅までの長い道を、片陰を拾い拾いしながら、歩く。夕方のニュースによると、気温は35度だったそうだが、道路の照り返しのせいか、そんな温度ではないというのが実感だった。一体、どうなっているのだろうか、この異常な日差しは。
夜になっても、バリウムが出ないので、仕方なくさらに緩下剤を追加して飲む。こんなことは初めてだった。後遺症が、こんな形で影響を残しているのだろうか、と思う。夜中まで、腹痛で苦しむ。もう、寝られないなと覚悟を決めて、赤塚一犀氏から送っていただいた『晩紅』第三十三号を読む。「八田木枯青少年期俳句集(二)」は、圧倒的な読み物であった。
水曜日。4時過ぎに目を覚ます。眠れないので、そのままベットの上でごろごろ過ごす。5時前、起床。腹の状態はまだ良くはないが、普段通り朝食の準備を始める。いつもと同じ調子でやっているつもりなのに、時間ばかりがかかる。結局、自宅を出たのは、7時前になってしまう。
車中で、村上春樹『神のこどもたちはみな踊る』読了。初めて読んだはずなのに、最後の二つの短編「かえるくん、東京を救う」「蜂蜜パイ」には、既読感が付きまとったのは何故なのだろうか、と思う。特に、「蜂蜜パイ」は、この作品集の為の書き下ろし作品なのだが。
今日の仕事は、2学期の授業準備。教材のプリントを3種類作る。それだけで、一日かかってしまう。結構力の入ったプリントになる。普通、駅からは歩くのだが、今日は腹痛が治まっていないので、バスに乗る。全然歩いていないので、プリント作りの合間合間に、校舎内を歩く。どのクラスも、三者面談をほぼ終えているようで、校舎内に生徒達の姿は少ない。自習室で勉強をする子や、二学期早々の文化祭の準備で、少人数で作業に取りかかっているクラスや、今週末に大会のある演劇部の生徒の姿、いつもなら聞こえるブラバンの練習は、昨日コンクールが終わったところで、今日は休みのようだ。グランドでは、ソフト部の対外試合の声援が聞こえる。
定時、退勤。少々、疲れ気味。幸い腹痛はもう治まっている。来年は、我慢をしてでも、胃カメラを呑んだ方が良いかも知れないと思う。毎年お世話になっている医療機関は、鼻から挿入する方式の機材をを1台備えているとのことだけれど、大人気で待ち時間が大変らしい。
明日から、「日々録」はしばらく「ブログ版」のみになります。
【09年8月2日】
そう言えば、7月中に電話がかかって来なければ、甥はコンクールの予選に通過したということになるらしかったけれど、どうやら電話がかかって来なかったようなので、予選を無事通過したらしい。8月中にコンクールの第2ラウンドがあるという。8月には、さらにもう一つ別のコンクールに参加するらしく、なかなか忙しそうである。今日は、大阪までレッスンに来ているはずだが。
土曜日、午後。『鼎座』発送第2便をコンビニで送り終え、なにやら第1便で1通余分に料金を取られていたらしく、80円返してもらったりする。そのまま、ノルマ達成のために「歩き」第2弾。近所をぐるりと一巡りして、ついでに夕食の買い物に行く。涼しい風に今日も救われる。それにしても、本当にいつ梅雨は明けるのだろうか。暑いのは苦手だけれど、こんな中途半端な気候も心身共によろしくない、と思う。。
夕食は、鯵の煮たのと肉じゃが。人参を沢山食べたかったので、「肉じゃが」というより、「肉人参」と言った方が良い内容となる。ちょっと味付けが薄かったようだ。
夜、映画で「ゲゲゲの鬼太郎」をやっていた。亡くなった緒形拳が「ぬらりひょん」役で出ていた。精気の衰えのようなものを、演技の中に感じた。ずいぶんシンドかったのではないか、と思う。寅さんこと渥美清のことなども思い出す。体は動いていても、目の輝きの弱まりを隠すことは出来ないようだ。映画そのものは、意外と面白くて、つい最後まで見てしまった。妖怪変化は、好きなのである。
その後、寝付くまで谷川俊太郎の詩集『世間知らず』を読む。谷川俊太郎は、もうずいぶんの年なのだろうけれど、感性の芯の部分は枯れていないなと思う。離婚したり、再婚なのか同居なのかしらないけれど、そんな家族生活を送り、人生の重さや深みのようなものを確かに感じさせながらも、どこか曇り無い一点を保ち続けているようだ。詩人だな、と思う。
日曜日、5時。外は、酷い降りである。しばらく、ベットの上でごろごろしていたけれど、どうにもお腹が空いていたので、起き出して、朝食を作り、食べる。
テレビを付けると、ニュースは朝から選挙の話。自信過剰で感性に乏しい麻生某の顔は、もう見飽きた。この1ヶ月の間に、一波乱も二波乱もあるのだろうな、と思う。
【09年8月1日】
金曜日。夏季休業期間に入ってから、毎朝普段よりは少し長めの通勤路を歩いている。授業による教室移動の分の歩数が減っているので、それをカバーするつもり。4階まで移動する授業が毎日2回あり、さらに清掃指導で毎日4階まで上がらなければならなかったので、それが良かれ悪しかれ体への負荷になっていたのだが、それがなくなってしまったので、その分意識的にエネルギー消費を考えなければならない。ということで、金曜日は、帰りも二駅前で下車して歩く。まだ太陽が沈んでいないので、直接西日が射すところは暑いけれども、その割に風は涼しくて、ちょっと秋風ふう。まだ梅雨明け前の不安定な大気の状態を実感する。道ばたで話をしているおばさん二人が、上空に浮かんでいる楕円の一部が切れたような奇妙な形の雲を見上げながら、話をしている。周縁部分が彩雲風に輝いていてきれいな雲だ。その上空に、さらに鰯雲が平たく広がっている。
夜は、やはり寝苦しい。寝室は西向きなので、昼間の熱気がどこかに籠もっているのだろうか。やむなく、夜中に起き出して、枕を持ってエアコンの効く客間の方に移動。就寝。
土曜日。5時過ぎに起床。幸い天気が保っているので、「歩き」に出る。今日は、疎水沿いにどんどん歩いて行くことにする。たっぷりの水量で流れる疎水は、見た目も実際にも涼しくて気持ちよい。歩いている内に、少し青空なども見えてきたので、あるいはこのまま天気が回復するのではないか、などとその時は考えたけれど、残念ながらそう上手くはいかなかった。
朝食後、今日はエアコンの取り付け作業の日なので、寝室内を作業できるようにしておかなければならない。部屋の大半を占めるベットをどうするか、ということになるのだが、結局マットレスを外し、ネジを外して骨組みを半解体して、作業スペースを空けることにする。意外と短時間で準備作業終了。やがて、作業の人がやって来て、あとは完全お任せ状態となる。こちらはリビングの方で、昨夜の内に印刷しておいた宛名や封筒を机の横に置いて、『鼎座』の発送作業に取りかかる。こちらの方は、ラベル貼りからはじまって封印まで、休み休みながら、2時間くらいかかってしまう。結局、エアコンの取り付け作業と同じくくらい時間がかかったことになる。
遅い昼食後、近所のコンビニに岩城先生・清水さんへ送る宅急便と一緒に、出来上がった封筒を半分だけ持っていく。さすがに全部持って行って一度にやってもらうと、長時間レジを独占することになりそうなので、二度分けにする。
それにしても、午前中、ひどい雷雨のせいだとは思うのだが、電灯は点いているのに、液晶テレビが勝手に二度も三度も電源が切れたのは、どうしたわけだろうか。停電という訳ではないのに……。何か、そんな機構がテレビ内に仕込んであるのだろうか。不思議だ。