日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。 一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。 |
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【09年9月29日】
試しに画像を貼り付けてみる。酔芙蓉。たまたま出勤の途上、咲いているのに気が付く。他人の家の花なので、勝手に撮すのもどうかな、とは思ったけれど、こんな見事な花も珍しいなと思い、携帯で取る。毎日、歩いている道筋なのに、今日初めて気が付いたその意外さも、ちょっと面白いなと思う。住宅地から、耕地へと出る直前の住宅なので、いつも耕地の方に気を取られて今日まで気が付かなかったのだろう。耕地の方は、広々と稔り田が展開している。贅沢な美しさである。
昨日、今日と何ともしんどくて、朝の「歩き」通勤が少々きつかったが、今朝この花を見つけて、気持ち的になごんだ気になる。
就職試験一次は終了。全員内定を目指していたのだが、残念なことに一名不調となる。明日から、次の手を考えていかなければならない。
昨日、今日と慌ただしく動いているせいか、1日の歩行数が軽く1万歩を越え、1万五千歩ほどとなる。1階と4階の行き来も一日何往復になることだろうか。少々苦痛である。山に行きたいという気持ちはありながらも、こんな状態では完全に無理、と思う。せめて自宅のネット上で、大学時代所属していたサークルの現役達の夏合宿の南アルプス写真を眺めて、心を慰める。
帰宅は、甥も私も少し遅くなる。夕食は、甥の手料理。皿うどんを作る。美味しい。こちらは、甥が台所で料理を作っているのを見ながら、平日にもかかわらず芋焼酎の水割りを飲んで、少々酩酊状態である。
【09年9月27日】
土曜日、午後。残暑の中、近所の大型小売店へ夕食の買い物に出る。朝の「歩き」のせいか、少々腰が痛い。野菜、、魚、肉、カレー粉、米など買って帰る。午後いっぱい岩城先生の書かれた文章を読み返す。丹後時代の職場の研究紀要に掲載されたものなど、面白く読む。
しきりにサイレンと鐘の乱打が聞こえるので、火事かと思い、ベランダに出て眺め回すと、朝歩いていた丘陵地帯の一画から、煙が上がっている。宅地の背後の樹林帯の辺りから上っているようだ。時折、煙の色が濃くなり、勢いを増しているように見える。炎までは確認出来ないけれど、どうやらそこが消防車の向かっている先のようだ。しばらくようすを眺め、部屋に入って、再び文書を読み始めて後も、サイレンと鐘の音はまだ聞こえていた。
夕方、良い天気なので、このままの家籠もりももったいないと思い、近くの本屋に出かける。残暑のせいか、昼間は暑かったけれど、夕方になると涼しくて歩きやすくなる。書店で、あちこちの棚を眺めて、とりあえずパソコン雑誌を一冊買うことにする。書店を出て、少し遠回りして帰宅する。
夕食は、青唐辛子とジャコの煮物、ブリの焼いた物、浅蜊蒸しなど。割と美味しい。
夜、蛇笏の句集を読みながら、いつの間にか就寝。
日曜日。五時、起床。1時間ほど「歩き」に出る。日の出は、6時過ぎなのだが、家を出たときは薄暗かった辺りが、歩いているうちにみるみる明るくなってゆく。
帰宅後、朝食。普段はパン食なのだが、今日は米食。味噌汁、目玉焼き、野菜、キウイ。食後のヨーグルト。
今日も、蒸し暑い一日になりそうだ。間もなく10月になろうというのに、どうしたのだろうか。
朝のニュース。八ン場ダム。住民の言葉として、気持ちの整理をつける意味でも、町を沈めて欲しいとの発言をニュースで流していた。ここまで感情的な縺れを抱え込んだ問題を即断・解決することは難しいだろうな、と思う。改めて、従来のダム行政の無道さと非道さがこのような形で、延々と問題を引きずる結果をもたらしているのかと思う。さらに、その背景には、うるさいほどの利権が絡みついていることだろうし。ただ、予算の70%を執行済みといいながら、残り30%の予算で、工事が完成することは恐らくないだろうし(それが毎度毎度の公共事業の通例であった事は誰でも知っていることだ)、さらに何百億、へたをすると何千億かの追加費用が税金から支出され、完成後もさらに周辺地期の保守管理に膨大な税金が投入されるであろうことを思えば、ダム建設中止はやむを得ない事と思われる。
甥は、お世話になった人の出演するコンサートを聴きに、大阪へ出かけるらしい。「八つ橋」を手土産に持って行こう、などと言っている。こちらは、昨日に引き続いて岩城先生の文章を読む予定。ただ、「歩き」のノルマに達していないので、2、3時間鴨川河畔歩きに出かけるかもしれない。
【09年9月26日】
金曜日。退勤しようとすると、次々と用事が出来て、7時前くらいになって職場を出る。ちょうど帰る人がいたので、車に乗せていただく。途中下車させてもらい、電車乗り換えで京都市内まで。「第九」のレッスンに参加する。練習自体はすでに1月以上前に始まっているので、結構曲も進んでいた。今回の団員は200名足らずの人数で、例年に比べ若干少ないかもしれない。新メンバーより経験者が多いので、曲自体はすでにある程度歌える状態になっているようだ。
夕食を取る時間がなかったので、練習が終わってから、「すき家」で牛丼を食べる。近くに「吉野家」もあったけれど、米国産牛肉を使う「吉野家」には、さすがに入る気がしなかった。食事の時間が遅くなったので、その分京都駅まで歩くことにする。30分ほどの歩行。夜の京都の家並みもなかなか風情がある。
土曜日。5時前起床。「歩き」に出かける。今日も、ちょっと遠出の丘陵歩き。2時間半ほど、ゆるゆると歩く。涼しくて、気持ち良い。前半はいつもの竹林コース、後半は運動公園から少しコースを変えて住宅地の中を歩くコースを取る。マンション前のコンビニで朝食を買い、手抜きの朝食。今朝は珍しく、甥が早く起きてくる。今日は、大学に練習に行くという。洗濯を終え、コーヒーなど飲みながら一休み。「歩き」のノルマは、本日分は完全消化しているので、在宅読書の一日にしようかと思う。
金子兜太著『酒止めようかどの本能と遊ぼうか』を読んでいる最中。今の俳人の中では、興味を感じる人物の一人。講演録やエッセイをまとめたもので、兜太氏の個性満載の内容となっている。
【09年9月14日】
日曜日。長い歩きを終えて、気持ち良く帰宅。朝食、洗濯。その後は、一休みして、持ち帰り仕事をひとつ済ます。国語表現の小論文評価付け。途中、昼食を挟む。豚肉と、昨日道の駅「和」で買って来た大きななめ茸をいためたものを作る。美味しい。午後も引き続き、仕事。
2時過ぎくらいにやっと終了。外は良い天気だったけれど、もう十分歩いたので、外出は控える。読みついできた『江戸のおトイレ』を読み終える。さらに、昨日の句会の会員さんの一人からいただいた『京丹後市いろは歌留多』を読む。京丹後の観光地について、俳句と絵と文章で紹介したもの。読みやすくて、なかなか面白い。
夕方の買い物。あまりに天気が良いものだから、散策をかねて少し遠回りをして、買い物に出掛ける。
夕食は、秋刀魚(オリーブオイル焼き風のもの)とクリームシチュー。そこにも、たっぷりなめ茸を入れる(なにしろビニール大袋一杯入っていて、450円という安さであった)。さらに、とうがらしとちりめんを醤油・味醂・日本酒で煮込んだもの。とても美味しそうに出来たので、唐辛子を1本口に入れたら、しばらく硬直状態となる。ちょっとは辛いかと思っていたのだが、ものすごく辛い。水を飲んでも駄目で、牛乳で口の中を洗い、10分くらいソファーに座ってじっとしているうちに、どうにか口の中の辛さが弱まって、動けるようになった。「辛いとうがらし」とわざわざ書いてあったのだが、まさかこれほどとは思わなかった。結局、これは食べることが出来ずにもったいなかったけれど、翌朝には廃棄処分とする。
夜、蛇笏の『霊芝』を読みつつ、やがて睡眠。夜中に二、三度目を覚ますが、朝までそれなりに寝る。
月曜日。半日、体調悪し。後頭部がずきずき痛む。血圧の関係か。季節の移り目のせいか。夕方になって、どうにか、痛みが治まる。7時過ぎ、帰宅。甥は、今日から講義が始まるのだが、まだ帰宅していない。どうやら遅くなりそうである。
【09年9月13日】
金曜日、夕方。「第九」の合唱団の申し込みに行く。10回の練習参加とチケット3枚(従来は1枚)の販売が義務化されていた。申し込みだけ済ます。レッスン参加は、次回以降にする。明日の丹後行きのお土産を、京都駅構内のいつもの店で買う。明日は、買っていく時間がないので、あらかじめ準備しておく。
土曜日。丹後「すき句会」。今回は岩城先生の奥様が運転する車に便乗させていただく。曇天の京都を出発して、亀岡を超える辺りから天気はどんどん悪くなり、強い雨が降り始める。和知の道の駅「和(なごみ)」で休憩。地元の産物を販売していたので、野菜やら味噌、梅干しなどを買う。
長いトンネルを抜けて宮津に入ると、空はやや明るくなってきたが、依然として雨は降り続いている。初赴任校の宮津高校を左手に見、評判(悪評?)のT食堂が健在なのを確かめたりする。岩城先生と初めてであったのは、この高校であった。宮津市内を抜け、岩滝、加悦と通過して、峠を越えて大宮町へと入る。
昼食を近所の食堂で終え、奥様はそのままいつものスパ施設へ。私たちは、句会の準備をする。1時が近づいて、会員の方達がやって来られる。8月が句会休みだったせいか、今回は、病気療養中のOさんの欠席投句を含め、ほぼ全メンバーが参加。投句数も多く、賑やかな句会となる。宿題は、「秋の初風」。席題は、「南蛮煙管」。薄の根に寄生して、きれいな紫の花を咲かせる植物である。形は、文字通り「煙管」である。岩城先生が現物を持って来ておられて、順次会員間に回される。
5時前に、句会終了。今回は、岩城先生選に3句入る。岩城先生は、昼食時、ふと思いつかれて箸紙に書き付けておられた句を数句出されたようだ。「登高」を季語とする句だった。いつものように、MさんやNさんを交えて、缶ビールをいただきつつ、しばらく歓談。上田五千石の話など出る。Nさんに、駅まで送っていただく。近くのコンビニでビールとおつまみを買って、丹後エクスプローラ乗車。暮れていく景色を眺めながら、ビールを飲む。本日の夕食でもある。天気は回復して、西の方に青空が広がっているのが眺められる。
8時過ぎ、京都駅着。そのまま、自宅まで歩く。本日の「歩き」ノルマ完了。涼しくて歩きやすかった。
夜、木割大雄氏から送っていただいた、『カバトまんだら通信』第三期一号を読む。13ページにわたって俳句作品が掲載してあり、大変読み応えがあった。
日曜日。朝、5時起床。「歩き」に出る。外は、ずいぶん涼しかったので、少し遠出をするつもりで、丘陵地帯歩きコースを選ぶ。途中、早朝野球を見物したりもして、2時間余りの歩きとなる。楽々本日のノルマをこなす。涼しいというのは、歩く身にとって本当にありがたい。残暑の候もそろそろ終わりのようだ。
【09年9月10日】
木曜日、朝。半袖では、涼しいを通り越して、少々寒いと感じるほどであった。空は、薄水色で、いかにも秋の早朝という清澄な風情。
二日間にわたる学校祭は、昨日終了。すでに学校には、前日の余韻は跡を留めていないようだ。授業中の、ややお疲れ気味という生徒達の様子を除いては。
この間、就職試験の連絡が少しずつ入ってくる。その都度、生徒に連絡をする。本日、放課後の模擬面接1件。一人の生徒に休憩を挟んで、2時間ほど。休憩の間に、廊下で立ち話風に進路で不安を感じている生徒の話を聞く。面接を終えて帰ろうとすると、急に生徒の相談が入る。話を聞いた上、大学に確認の為に電話を入れると、すでに勤務時間外ということで、録音された音声が受話器から聞こえてくる。明日に話を持ち越すこととなる。何となく、中途半端な終わり方で、こちらも本日の仕事も終了する。
帰りの電車。車窓越しに、きれいな夕焼けが見える。しかし、駅に着く頃には、それもおさまって代わりに夜闇が広がりつつある。
夕食と明日の朝食の準備を買い込んで帰宅。甥の夏休みも終わり、本日夜帰京することになっている。明日から、いつもの生活が、始まる。
日曜日、「Sの会」に参加後、世話役のKさんから、最新句集を送っていただいた。早速、読ませていただく。
【09年9月8日】
日曜、午後。大阪へ出かける。「Sの会」という、俳句の研究会へ参加するため。M氏を講師として、飯田蛇笏『山廬集』について話を聞く。
それにしても、大阪は行けば面白いことに出会える街であると思う。もっとも今回は、いままで入った中では最悪の蕎麦屋だったりするので、あまり嬉しくはない。難波ウオークの一画にあるその店は、なかなか繁盛している風の店であった。会は、午後からなので、とりあえず昼食をとろうと、その店に入ったのだが、三色蕎麦を頼んだにもかかわらず、注文を3度間違えることから始まって、貧弱な蕎麦の盛り。しかも水気でびちゃびちゃの蕎麦で、なんとなく水を啜っているような食感。なによりエビ天のエビががディスプレイには2尾だったのに、小さなのが1尾、しかもそれが絶妙の火加減で半生状態であったのは……。あとほんのわずか生であったら、確実に店に文句を言ったであろう、そのぎりぎりの地点で、揚げられた1尾のエビ。すごいぞ、大阪。これも大阪の底力かと一瞬思ってしまったほどだ。大阪の食に対する好感度を一気に下げた今日のこの店は、完全に「はずれ店」であった。京都市内にあった、2かんで食べるのを止めた某回転寿司以上の情けなさであった。それにしても、どうしても腑に落ちないのは、料理についてきた湯呑みである。あれは一体何に使うものだったのか。注文すれば、蕎麦湯でも入れて貰えるのかとも思ったが、その気配もない(そもそもあの蕎麦は、蕎麦湯の取れるような代物ではなかったが)。お茶をついでくれる様子もない。全く意味もなく、そこに置かれてあったのだが。それにしても、こさじ1杯ほどのとろろのかかった山かけとか、ひとつまみの大根おろしとパック入りの鰹節を盛ったおろし蕎麦とか。書いているうちに、次第に惨めな気分になってくる。店を出るとき、レジに向かっていつもなら必ず言う事にしている「ごちそうさま」をさすがに言えなかったものだ。
時間が少しあったったので、出かけてみた遊船の船着き場でも、こちらは大阪らしい面白い物を目撃したけれど、長くなるので今回はやめ。
時間になったので、会場に出かける。今回は、会員以外の参加も許されていたようで、「醍醐会」のメンバーの方も数名参加されていた。M氏のレポートが始まる。蛇笏の「俳句」性という点について、個性的な解釈と鑑賞が提起される。大変面白い話であった。ふと、先週の「醍醐会」で出た話との関連性などにも気づく。俳句の「俳句性」追究という点で、蛇笏という作家の姿は、その作品に凝縮されているようにおもわれるが、関西において同じように「俳句性」の追究をしている作家として、今日の話を聞きながら改めて辻田克巳という作家の独自性を思ったものだ。明日のこともあり、二次会は遠慮して、帰宅する。大阪からの車中では、現代俳句体系に収められた蛇笏『雪峡』を読む。実に気持ち良く読める。M氏の言う蛇笏の「完璧」性の一端は、この俳句を読むことの愉悦の感覚にあるのかもしれない、と思う。その日の内に、『雪峡』読了。同じく俳句体系に収められた『霊芝』を読み始めることになる。
火曜日、文化祭初日。仕事の合間に、舞台発表を見に行く。立て看板の審査なども行う。面白い一日であった。
【09年9月6日】
土曜日。持ち帰り仕事で半日。朝の歩きが不十分なので、夕方追加の歩きに出かける。暑い時期は避けていた丘陵地歩きに出かける。日が西に傾きかけた頃ではあるが、さすがにまだ暑い。とはいえ、風が吹くと涼しく、木陰を歩けば涼感が気持ち良く感じられる。丘陵地帯の、谷筋を上手に活用して作られた公園の、みんみんとつくつく法師の声が混在する下を歩く。土の上を歩く感触も心地よいものだ。サッカーや少年野球の練習が盛んに行われている運動公園から、映画撮影の舞台にもなった巨大なレプリカの天守閣の元をぐるりと歩く。あちらこちらで酔芙蓉の姿を見かける。花も秋の花に移りつつあるようだ。
帰りに、大型小売店に寄って、夕食の準備を買い込んで、帰宅。発泡酒とワインを少し飲んで、夕食。面白いテレビもないので、部屋に帰って読書。お酒のせいもあるのか、またまたいつの間にか睡眠。
天井からの漏水事件が、まだどこかに残っているのか、漏水の夢をみる。しかも、天井から盛大に水が流れ落ち、みるみる廊下に小さな流れが出来るという有様。原因を探るべく、兄と天井に昇って確かめると、木組みの間にオレンジ色のパイプが一本突き出ていて、そこからごぼごぼ音がする。どうやらそこから水が溢れ出て、天井から漏れ落ちるということになるらしい。なぜ、そんな所にパイプがという、いかにも夢らしいデタラメさだが、現実の漏水も階上の部屋のエアコンのパイプの亀裂によるものだから、それが夢らしい変形をほどこされたものなのかもしれない。それにしても、その後の修復作業の話が一向こないのだが、何かもめているのだろうか。
日曜日。5時起床。1時間の「歩き」。近所をぐるりと一周。駅周辺では、若い人も混じる一団の人々が清掃活動を行っている。5時過ぎの薄暗い中での、集団清掃?ちょっと異様な印象を持つ。何かの宗教団体なのだろうか。さらに、歩いて行くと、ちょっとここでは書けないような情景に出会す(最近はどうかわからないのだけれど、インドの朝の路上風景のひとつ)。気が付かないふりをして、そそくさと通過する。さらに、小さな駐車場の脇を通ると、高校生くらいの若者が三人、奥まった辺りに座り込んで、何か話をしている風情。そのうちの一人は、頭を抱え込んだ状態で、身動きひとつしない。それを横目で見ながら、通過。いつもは見ないようなものを見るのも、日曜の早朝というせいだろうか。
今日は、午後大阪で用事があるので、早めに出かけるつもり。
【09年9月5日】
土曜日、朝。5時前に起床。「歩き」に出る。ここしばらく、腰の状態が今ひとつで、軽いぎっくり腰なのだろうか、とも思っているのだが、様子を見ながら歩くことにする。外は、さすがにまだ薄暗い。消え残る星が、中天に白く輝き、西の山並み近くには赤い満月が不自然なほどくっきりとその姿を浮かべている。時折涼しい風の吹く疎水沿いを1時間ほど歩く。やがて、東の空の低くわだかまった雲の上に朝日が黄色い姿を現す。疎水沿いの堰堤は、周囲から一段高くなっていて、町並みが遠くまで広く眺め渡せるので、のびのびとした気分になれ、気持ち良く歩くことが出来る。
金曜日、午後。就職関係の書類を発送する。人数は多くはないのだが、お盆を挟んでのこの夏の指導もこれで一区切り、との思いがある。文字通り残暑厳しい中を、片影を選びながら(本当に男物の日傘が欲しいほどである)、郵便局まで書類の入った郵便物を出しに行く。これから、最後の詰めの指導を行い、今月半ばからの就職試験を待つことになる。
途中、来週から始まる文化祭の準備で、段ボールを調達に行く生徒達にであったりもする。連日夕方まで、各クラスともに学校祭の出し物の準備に大忙しである。
6時過ぎに退勤。バス停には、いつになく生徒達の姿が多い。来るはずのバスが遅れているようで、ベンチに腰掛けて待つ。昼間の暑さのせいか、発達した積乱雲が西の空から次第に中天に向かって広がりを増し、遠く雷の音や、時折雲のあわいに雷光がひらめいたりしていて、なんとも嫌な雰囲気となる。バスが来るのが早いか、雷雲が来るのが早いか……。幸い、バスがやって来る。しかし、20分遅れである。
駅の高架下で買い物を済ませ、急いで改札を終え、やって来た電車に走り込む。車中、『江戸のおトイレ』という本を読む。文字通り、江戸時代のトイレ事情を語ったもの。川柳などをふんだんに交えた解説で、結構面白い。
電車を降りると、積乱雲の余波と思える小雨がぱらついている。傘をさすほどではないので、そのまま大急ぎで帰宅する。
1週間終了。かなり疲れる。歩きがノルマに満たないけれど、夜の歩きは中止。9時前には、寝室に。村上春樹の『アフターダーク』を読みながら、いつの間にか寝てしまう。
【09年9月2日】
9月になる。職場で使っているノートパソコンの調子がどうもおかしい。ロータスのデーターが、突然プリントアウトされなくなってしまった。インストールし直しても、状態は変わらず、やむなくデーターをエクセル形式に変更するはめになる。
さらに、突然一太郎が、起動不能となる。妙な形での起動不能で、これもやむなく再インストールすることになる。ともかく、パソコン内のデーターだけはしっかりバックアップを取っておかなければ、と思う。
それにしても、仕事面で本当にパソコンが手放せない状態となっている。こんな状態になるとは、以前は考えもしなかったことだ。
6時20分、家を出て、駅へ。何故か、いつになく通勤・通学の人が多い。9月になったせいなのだろうか。
クラブの早朝練習の生徒の姿以外は、まだ人影のない校舎を歩く。改修が終わった中庭のステージに立って、ぽんと手を打って響きを確かめたりする。しゃれた中庭に変わったけれど、もう少し木陰が欲しいと思う。
慌ただしい一日。6時過ぎに退勤。真っ直ぐ帰り、夜は、「お宝鑑定団」を見ながら、いつのまにか寝てしまう。夜中に何度か、目を覚ます。
火曜日。5時前起床。6時20分、家を出る。今日は、準備をすることがあるので、駅からはバスに乗る。7時過ぎ、職場着。すぐ、仕事にかかる。忙しい。
6時過ぎ。保護者との面談を終えて、退勤。朝、歩けなかったので、夕方駅まで歩く。夜が早くなってきていることを実感する。
近所のコンビニで、夕食の買い物。たいしたものは買えない。間に合わせのような夕食であった。
ミューズから、夏の合唱の会計報告と、アンケート結果が送られて来ていた。うっかりしていて、録音テープを買うことを忘れていたので、今回の演奏を自分で聞くことは出来ない。聴衆の方の感想は、辛口・甘口とりどりであったが、概ね好評のようではあった。会計は、珍しくかなりの黒字になっていたようだ。12月の「第九」の団員募集も送られてきていた。今月18日(金)が最終締め切り日。18日は行けないので、11日の申し込みを逃したら、年末の「第九」のステージには載れないことになる。
夜。まだ歩き足らないので、ノルマをこなすべく、夜道を歩く。なんとなく、蒸し暑い。40分ほど歩いて帰宅。曇天の夜空であった。
図書館に推薦すべく『16歳の教科書2』を読む。ジャズシンガー、映画監督、カーエンジニア、占星術師、有名レストランのオーナーなど6人のその道のプロによる講演記録。面白い。今朝の通勤電車で読了したので、早速図書館に購入図書の1冊として推薦する。