日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。             
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。             
一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。

09.5「日々録」 09.6「日々録」 09.7「日々録」 09.8「日々録」 09.9「日々録」

【09年10月30日】
金曜日、午後。検査。帰宅後、どうにも体がだるいので、横になる。体温を測ると、微熱ではあるが、発熱している。検査の際、造影剤を使ったので、その影響があったのかと思う。そのまま、暗くなるまで横になって体を休める。
夜、「第九」の練習。先週は所用で帰郷し、レッスンを欠席したので、連続して休む訳にもいかず、無理して出かけることにする。幸い練習場所が京都駅近くで、行きやすく、また帰りやすいところであった。パートレッスンとミーティングに参加し、その後練習を切り上げる。真っ直ぐ帰宅。生徒から、留守電。公務員試験一次を通過したとの伝言が入っている。すぐに横になる。
土曜日、今日はテスト監督として出勤。学校公開も同時に行われる。2時過ぎまで試験監督を務めて、その後退勤しようと思ったら、生徒から小論文指導を一つ頼まれる。大急ぎで読み込んで、添削並びに指導。疲れる。指導後、即帰宅する。バス停まで行くと、目の前で、バスが発車。仕方ないので、15分ほど歩いて、別の停留所へ。行くと、無情にもバスの後ろ姿が遠離って行く。次のバスに乗り、駅に到着。ホームに昇るエスカレータの途中から、電車が滑らかにホームを出て行くのが目に止まる。間一髪乗り損ない三連発とは何なのか、と思う。疲れる。
帰宅すると、岩城先生からの留守電。電話をかけ直すと、府立大農園の見学会の誘いであった。80種類くらい柿の木があるそうだ。面白そうである。
五時過ぎ、夕食。ちょっと早いけれど、今日は早めに休むつもりなので、普段より早めにする。焼き秋刀魚とか豆腐とかの夕食。食後にヨーグルトを食べる。いつもの習慣である。
甥は、学校祭期間を利用して帰郷。実家で11月のミニコンサートに向けての合わせ練習をするそうだ。
『終の住処』で第141回芥川賞を受賞した磯崎憲一郎の中編小説『眼と太陽』を読了。パッチワークみたいな不思議な味わいの小説だった。
10月末にしては暑い一日だった。帰りの電車の車内にはクーラーが入っていた。一体どうなっているのか、と思う。明日の日曜は天気が悪くなるそうだけれど、体調がまだ今ひとつなので、一日家籠もりになるだろうと思う。


【09年10月28日】
月曜日。とうとう新型インフルエンザによる学級閉鎖が出た。1クラスだけだけれど、他のクラスでも、ぽつりぽつりと欠席者が出ているので、さらに広がっていく可能性がないわけではない。気をつけなければ、と思う。
横浜の知り合いから、夜電話がかかってくる。大阪の方に仕事で来るという。明日、夜出会うこととなる。なかなか面白い経歴を持つ人物である。
母からメール。結局、BS俳句の方は、駄目だったらしい。難しいものだ。
火曜日。夕方、知人と待ち合わせて木屋町へ。客引きが多いというけれど、確かに歩いて行く処所に声をかけてくる人がいて、少々うるさい。適当な店に入って、お酒とつまみを注文する。海鮮料理中心の店のようで、刺身とか、海鮮サラダとか、季節の秋刀魚など頼む。近況報告から始まり、共通の同僚だった人達の話、さらに某作家の話など。9時過ぎまで歓談し、お開きにして、その後烏丸まで賑やかな四条通を歩く。出版関係の仕事に就いていると言う事で、本を一冊いただく。四条烏丸の地下鉄駅で別れ、そのまま帰宅する。久しぶりに焼酎を2杯飲んで、ちょっと酩酊状態で帰る。帰宅後、すぐ就寝。前夜、2時間ほどしか寝られなかったので、明け方まで目を覚ますことなく休む。
水曜日。5時過ぎに起床。いつもの通り朝食を準備しようとして、卵が無いことに気づく。買ってくるのも面倒なので、卵なしの朝食を作る。さすがに、ちょっと貧弱である。
授業の合間に、金曜、来週月曜とほぼ半日ずつ検査があるので、欠ける授業のための課題を作る。忙しい。
7時前、退勤。バスに乗る。甥は、遅く帰る日なので、夕食のおかずを買って帰る。秋刀魚寿司、焼き秋刀魚、しめ鯖という魚づくしのような食事になってしまう。食べながら見ていたテレビで、近所のラーメン屋が2軒紹介される。隣り合った店で、行列が出来ているのを見かけたことのある店であった。グルメ番組のようである。行列してまで食べる気はしないな、などと思いつつ見ている。
9時前、甥が帰宅。そのまま、歯を磨き、シャワーを浴び、部屋に帰る。こちらも、そろそろ眠くなる頃なので、寝室の方に引っ込むつもり。


【09年10月25日】
先程、帰京。風呂に入り、駅で買って来た駅弁で夕食。
甥は、コンテスト参加のため、まだ現地にいることだろう。
疲れている感じはなかったけれど、夕食時、ちょっとワインを飲んだら、途端に眠くなる。今日は、いつも以上に早く寝た方が良いようだ。
家族一同、ばたばたと動き回った二日間であった。
土曜日。BS「短歌日和」にネットから投稿していた作品が、ゲスト選者の予選に選ばれた。夕方、帰宅してから録画していたものを眺めていたら、歌と名前が出ていたので、へえと思う。
日曜日は、「俳句日和」。電車までの時間にネット投句しておいたが、その後どうなったのかは分からない。
天気は悪くなるそうだ。一週間の始まりが雨というのは、ちょっとシンドイ。
「週刊俳句」で現在、角川俳句賞「落選展」開催中。よろしければ、こちら(http://weekly-haiku.blogspot.com/)まで。


【09年10月22日】
夜中の1時過ぎに目が覚めので、起き出して、ベランダへ。オリオン座流星群の観察。椅子を置いて腰掛け、空を眺める。ここ三日間の中で、今夜が一番空の状態が良い。地上の明かりのために、悲しいほどに星の数は少ないけれど、天頂近くに横たわるオリオンの三つ星がかろうじて見える程の状態。階上のベランダの床面が邪魔になって、空の三分の一くらいしか眺めることは出来ない。下の方から、人の話し声が聞こえるのは、どうやら外に出て流星見物をする人がいるらしい。
明るい空とはいえ、なんとか三つ流星を確かめることが出来た。昨日、一昨日と二つずつしか確認出来なかったので、良しとする。風が肌寒く、二時前には寝室に引き返す。ベットに横になり、しばらく本を読んでいたが、そのうち寝入ってしまう。
5時前に目を覚ます。少々眠いけれど、起床。いつもの朝の準備にかかる。
今日は、考査三日目。バス停のある駅から歩く。水路沿いの道なので、朝はちょっと寒々とした風景となる。暑いときは気持ちの良い道なのだけれど。朝日が当たるところを選んで歩くようにする。
試験が一つ返ってくる。今日の仕事は、このテスト一山の採点。午前中から午後にかけて、集中して採点。思ったより早く終了。データ入力も済ませ、さらに課題まで作ることができた。課題は、ちょっと面白いものとなる。ふと思いついて作った作業プリントなのだが、割と有効なものとなるかもしれない。
今日は、皆定時に退勤。外に出ると、日没直後で、夕焼けが凄いほどに空全体に広がっていた。帰りも「歩き」だったのだが、その夕焼けを背景に職場全景を携帯のカメラにおさめる。農地の向こうにシルエットになった校舎があり、その背後に豪勢な夕焼けが広がっている情景である。
今日は、甥が早く帰って来る日で、夕食も作ってくれている。
明日、甥は帰郷。日曜日のコンクール出場のため。こちらも、所用の為、急遽帰郷することになる。明日の夕方から帰って、日曜日にこちらに戻って来る予定。


【09年10月20日】
昨夜から、オリオン座の流星群が見えるとのことで、夜中に目が覚めたところで、ベランダに出て空を眺める。1時過ぎ。空は晴れていて、ちょうどオリオン座が、天頂近くに横たわっていた。それ以上の高さになると、マンションの階上の庇が邪魔になるので、流星を見るにはちょうど良い頃かと思う。ただ、地上の明かりのせいで、空がずいぶん明るくて、よほど明るく輝く流れ星でなければ、確認が出来そうにもない。前回、博多の兄が経験したところでは、全天に渡り、凄い数の流れ星を確認したということなので、ずいぶん期待したのだが、かろうじて東の空を流れ落ちる流星をひとつ確認出来ただけで、2時過ぎには就寝。
朝は、少々遅めに起床。とは言え、普段より15分ほど遅く起きただけだが、朝の予定が15分ずれただけで、結局朝乗る電車が1本違ったりすることになるので、結構朝の予定が狂うことになってしまう。今日は、朝の「歩き」は中止。久しぶりにバスに乗って職場まで。
3年生は、中間考査。1、2年生は普通授業。2年生の一部は、今日から海外に研修旅行に出かけている。何となく、校内全体が落ち着かないような状態となっている。
6時前に退勤。帰りも、今日はバスを使う。甥が早く帰っているので、夕食は甥が準備することになっている。こちらは、明日の朝の準備だけを買って、帰宅。
先日、京都国際マンガミュージアムの特別展「サンデーマガジンDNA」を見に行ったのだが、ちょうどそれに打って付けの読み物が、大野茂著『サンデーとマガジン 創刊と死闘の15年』だ。週刊少年誌の2誌の誕生から、その後の変遷をまとめあげたもの。自身の経験なども思い出したりして、面白い一冊である。


【09年10月18日】
日曜日。5時、起床。「歩き」に出る。今日は、新月の日。中天には、まだ星が輝いている。ずいぶんと寒い。
疎水沿いの道を歩く。水路上に、うっすらと川霧が立っている。もう、そんな季節になったのだなと思う。1時間ほど歩く。マンションに着く頃になって、太陽が顔を出す。
簡単な朝食。午前中は、持ち帰り仕事を済ます。甥は、大学へ、練習に行く。
午後、自宅で過ごす。
土曜日。丹後の「すき句会」。「はしだて1号」は、ちょうど観光シーズン狭間のせいか、乗客は少なめ。丹後に近づくにつれ、次第に雲が厚くなり、山の色が深くなっていく。車窓からそんな風景を眺めながら、句を作り、気分転換に駅で買って来たPC雑誌などを読んだりする。
宮津で乗り換え。岩城先生と合流する。いつもは、前日に丹後に来られるのだが、今回はそうではなかったようだ。ほとんど各駅停車の特急に乗って、丹後大宮へ。駅舎内の喫茶は今日も準備中と言う事なので、別の店で昼食を取る。その後、岩城先生宅へ向かう途中、Nさんに車で拾ってもらう。
1時から句会。宿題は、「月」。席題は、「刀豆」と「石榴」。どちらも現物を持って来て下さった方があって、立派な「刀豆」を眼前にしながら句を作る。
句会の始めに、病気療養中の会員の方からの、「すき句会」会員一同宛のFAXを岩城先生が紹介される。ちょうど、昨日その方の投書がある新聞に掲載され、昼食を取った食堂でたまたまその新聞記事を読むことが出来た。FAXでは、闘病生活の様子がより具体的に触れてあった。
欠席投句のその方の句も、数句岩城先生選に入っていた。療養生活のこと、あるいは療養以前の思い出を素材として句を詠んでおられる。
5時前、句会終了。いつもは、車で駅まで送っていただくのだが、今日は歩く。駅前のコンビニで缶ビールとおつまみを購入。駅舎内で1本飲み、車中でさらに数本のビールを飲む。Mさんからいただいた岩のりでまいた巻き寿司を美味しく食べる。
車中。来月、「醍醐会」で「岩城久治研究」の発表をするので、気になる点を二、三、岩城先生にお尋ねしておく。「俳句型紙論」、あるいは短編小説に関して、など。綾部を過ぎてからは、丹後時代の先生方の思いで話になり、話が弾んで気が付くと、電車はすでに保津峡のトンネルを通過しようとしているところだった。
金曜日。疲労感の募る一週間が終了。「第九」の練習に京都市内まで。たまたま同僚と電車に乗り合わせる。
今日は、会場の関係で9時前には完全に練習を終了しなければならない。初めて、男声合唱の部分を練習。初めてにしては、結構良い感触ではあった。私は、今回はベースパートは止め、テナーUパートに挑戦する(音が、やや高い)。練習終了後は、真っ直ぐ帰宅。即、就寝。
甥が、練習を終えて帰宅。外は、すでに夕景の雰囲気が濃くなってきている。
ともかく、夕食の準備の買い物にでなければ、と思う。


【09年10月15日】
体調、と言うより、頭の調子が今ひとつ。早めに寝ているつもりなのに、眠りの質が余り良くないのかもしれない。疲れている。
5時起床。朝シャワーを浴び、朝食をとり、6時20分出勤。車中では、遠藤周作に関する評論集を読む。外国人による評論と対談。遠藤周作関係の本は久しぶりに読む。
頭の調子が良くない。普段なら、駅から職場までの間は、色々ものを考えながら歩くのだが、今日はずっと頭の中で勝手に音楽が鳴り続けている。モーツアルトのレクイエム。こんな時はどうしようもないので、歩くことに集中する。
稲刈りが、どんどん進んでいる。何となく寂しい情景が広がっていくような印象である。田地のあちらこちらに、青やオレンジのシートをかけられたコンバインが、四角い箱のように置かれてある。
授業は4時間、その間に小論添削2編、来週からの中間考査問題の原案作り。放課後は、夕方まで模擬面接。疲れて、仕事を残して退勤。
それでも、「歩き」のノルマをこなすために駅まで歩く。律儀なものである。帰りは、何故か山口百恵の懐かしい「プレイバック・パート2」が繰り返し、鳴る。
惣菜を買って帰宅。甥は、学校が創立記念日と言うことで、どこかに遊びに行っているらしい。
夕食後、持ち帰り仕事ひとつ。1時間ほどで終えて、しばらくテレビを見る。
眠い。ともかく、寝なければと思う。


【09年10月13日】
月曜日。午前中は、岩城先生関係の文章読み。さて、どうしたものか。
祭日にもかかわらず、講義があるということで、甥は大学へ。
午後から、昨日臨時休館していた「マンガミュージアム」へ。昨日は、地域の運動会会場であった人工芝のグラウンドが、今日は寝転んでマンガを読む人達の場へと変わっていた。「サンデーマガジンDNA」と銘打たれた特別展は、2階のホールを会場に開催されたあった。各時期の代表作の原画なども展示してあり、懐かしくもあり、結構楽しめた。創刊号の復刻版を自由に見る事が出来たのも良かった。「明日のジョー」の直筆原稿を目にすることも出来た。高森朝男(梶原一騎、「巨人の星」の原作者)の肉筆。丸っこい文字であった。開架式の書棚には、作家別に漫画がずらりと並べてあって、自由に読む事が出来るのだが、さすがに落ち着かないので読むのはやめて、カタログを買って会場を出る。
「歩き」のノルマを達成していないので、烏丸から鴨川へ出、そのまま河畔に沿って七条まで歩く。西に傾いた太陽が、秋の雲を金色に輝かせている。対岸に飲食店の家並みを眺めながら、歩いて行く。四条大橋から1本南の団栗橋が最近のお気に入りなのだが、今日はそこで釣りをする人達の姿をしばらく眺める。釣れているのは、オイカワなのだろうか。
七条から京阪に乗車。帰宅する。今日の夕食は、甥が作ってくれる。
夜、ともかく眠くて仕方がない。8時過ぎ、ちょっと横になるつもりで、いつの間にか寝てしまう。10時過ぎに目を覚まし、しばらく本を読み、そのうちまた眠ってしまう。夜中に目を覚まし、テレビをつけると、きれいな山の風景を音楽をBGMに映し出す番組。見るともなく見ている内に、いつの間にか眠ってしまい、先程まで画面で見ていた山岳風景の中に自分がいて、山歩きを楽しんでいる。やがて、空は青空なのに、背後のどこからか雷鳴らしきものが聞こえ始め、幸い古民家風の山小屋で雷を避けることになる。長い土間に面して広い部屋があり、登山客はそこで雑魚寝をするらしい。穏やかな顔立ちの老婆が一人で小屋を守っている。部屋の一角に大きな和風のテーブルが置いてあり、その上に山菜とか、漬け物、刺身、天ぷらなど素朴な料理が山盛りに置いてあって、自由に食べることが出来る。連れの二人の男と一緒に、長い箸を使って、その料理をぱくぱく食べる。そのうちに、目が覚める。楽しいような夢であった。
火曜日。5時起床。いつものような朝。二人分の朝食の準備をして、早めに一人で食べ、出勤する。


【09年10月12日】
日曜日、午後。「京都国際マンガミュージアム」に出かけてみる。「少年マガジン」「少年サンデー」という2大少年誌の創刊当時からの特別展を実施するとうことで、懐かしさ半分出かけてみることにしたのだ。地下鉄御池下車、徒歩5分、元小学校跡地を活用した施設。ところが、行ってて見ると、当日は地域の体育祭が行われていて、臨時休業とのこと。仕方なく帰ろうとすると、施設関係の人?から、特別展の招待券を貰う。改めてお越し下さいということで、後日に期すことにする。
「歩き」を兼ねているので、歩くことにする。そのまま東行して、寺町通りまで出て、「三月書房」へ。本を2冊買う。雑誌棚に杉浦さん達が出している同人誌『quatre』が置いてあるのは、以前から気づいていたのだが、ちょっと主人に話しかけてみる。「持ち込みは、ほとんど受け付けていないのだけれど」と、予防線を張られた上で、Kさんが持って来られたものを置いているとのこと。そうなのか、と思う。
「三月書房」を出て、御所へと向かう。いつものコースである。連休二日目ということもあるのか、御所内はずいぶん人出が多い。紅葉にはまだまだ早いけれど、緑の多い敷地内を、涼しい風に吹かれながら歩くのは気分が良い。特に、迎賓館の東側は、こおろぎの森と銘されているように、下草などもわざと残したままにしてあり、ちょっとした森林歩きの雰囲気が味わえてなかなか良い。小径の途中に大きな公孫樹の木が一本あって、それが雌木なので、銀杏を拾うことも出来る。もっともすでに誰かがすっかり拾っていったらしくて、独特の匂いだけが残っているばかりだ。
小径を抜け、門を出て、そのまま梨の木神社へ。萩の花はすでに実になっていて、市民投句の俳句の短冊がたくさん枝に結びつけられてある。
夕方が近づいて来たので、そろそろ帰ることにする。出町から京阪に乗るつもりで、その前に、賀茂川・高野川合流点、「タネ源」さんの前の河川敷のベンチで一休みする。青空を背景にして、大文字から比叡山までの山並みが一望出来る。
いつもの店で、夕食の材料を買って、帰宅。塩鯖、肉じゃが、ニラと卵のすまし、の夕食。甥は、昼が遅かったらしく、食欲が今ひとつとのこと。
夜、岩城先生関係の文章を読みつつ、就寝。12時前に目を覚まして、しばらく続きを読みつつ、再び寝てしまう。
月曜日。5時、起床。「歩き」に出る。良い天気だが、その分寒い。遠出はやめて、1時間ほど歩いてくる。朝風呂後、朝食。甥は、祭日であるにもかかわらず本日平常授業があるということで、7時過ぎには出る。珍しい大学だと思う。そう言えば以前にも、祭日なのに授業していたことがあった。
洗濯後、一休み。それにしても、良い天気だ。


【09年10月11日】
そう言えば、携帯電話を職場に忘れてきていた。恒常的にマナーモード状態にしてあるので、着信等があった場合、気づきやすいように、鞄から外に出したままで、帰宅してしまったのだ。常日頃、身近に置いてあるものだから、それが無いというのはちょっと落ち着かないものがあるけれど、携帯依存率は高くはないので、まあこんなものだろうと思う。ただ、「歩き」の際には、身につけておいた方が安心という事はあるな、と思う。
5時前に起床。「歩き」に出る。長袖、長ズボンで。外は、少々寒い。天空に月と、それにかぶるようにオリオン座。東の空は白んできていて、夜明けの景。今日は、疎水沿いの道。散歩する人、走る人の姿を見る。帰りは、古い町並みを歩く。今日は、秋祭の日らしくて、電柱や家の壁に、神輿順行路の黄色いビラが貼ってある。法被を着た老人が、家の前で火を焚いているので、通りすがりに見ると、横の倉庫のようなところに、神輿の担ぎ棒が二本置いてある。神輿本体は、別の所に保管してあるらしい。先程は、有名な酒造家の近くで杜氏風の人がぶらぶら歩いている姿を見かけたし、歴史のある町筋なのだなと、改めて思う。
日が昇る頃に帰宅。コーヒーを入れ、昨夜のキムチ鍋の残りでおじやを作る。朝にご飯というのは少々胃に重いのだが、これは軽くてしかも美味しい。
「歩き」の時は、全天雲ひとつ無い状態であったが、今は少し雲が出てきている。それでも、一日良い天気になりそうだ。
午前中、岩城先生の文章を読む。「俳句型紙論」関係。他の発表者との内容の「かぶり」を避けるということで、当初の予定からの修正が必要となり、かなり困惑。さて、どうしたものか、と思う。
昼食は、パンと野菜。まるで、朝食のような昼食である。甥は、食事をとるついでに外出。私も、一休みしてから、「歩き」を兼ねて、出かけるつもり。


【09年10月10日】
金曜日。授業・小論・AOプレゼン指導。プレゼンは明日なので、本番を念頭においての指導。割と良い感触を得る。さて、どうなるか。
夜、「第九」のレッスン。今日からチケット販売が行われる。かなり遅れて出席。チケットはすでにずいぶん売れているようだ。今回も15枚を購入する。
9時過ぎに、練習を終えて、帰宅。いつもの店で朝用のパン購入。時間が遅いので、いつも買っているものが売り切れていた。残念。
10時前、帰宅。先日買ったワインをちょっと飲んで、就寝。しかし、寝る前のアルコールはかえって良くなかったようだ。
土曜日。5時前、起床。5時過ぎに、「歩き」に出る。外は、まだ暗い。頭上に、半月が煌々と輝いている。東の空に明けの明星が、ぎらりと光る。今日は、遠出は止めて、近所を1時間余り歩く。全然ノルマには足りないので、午後「歩き」に出ることにする。
帰宅。朝食は、昨日買って来たパンが主食。良い天気なので、洗濯。そして、掃除機をかける。甥は、まだまだ寝ている。
午前中、持ち帰り仕事二つ。4時間ほどかけて、終了。途中、甥が起きてくる。朝食後、甥は外出。
昼は、ご飯と野菜炒め。その後、一休みしてから、「歩き」に出る。
七条で下車。地上に出て、鴨川河畔を出町方面に向け、歩き出す。さすがに、鴨川は水量が多い。台風の影響であろう。五条、四条、三条と通過。三条のブック・オフで単行本三冊購入。荷物が重くなる。その後、出町柳までゆるゆると歩く。途中、風船が数十個、空に昇って行くのを見かける。運動会か、何かの催しなのだろうか。色とりどりの風船が、秋空にかたまって昇って行く様子は、綺麗なものだ。中に、ハート型の赤い風船がひとつあって、他の風船と違ってふわふわふらふら昇っていくのが特に印象に残った。
出町柳着。そのまま、名曲喫茶「柳月堂」へ音楽を聴きに行く。1時間ほどで帰ろうと思っていたのだが、ショスタコービッチの交響曲を最後に聴いていたら、5時過ぎになってしまった。音楽を聴きながら、句作り。20句余り作る。
急いで、帰宅。帰りに、夕食の準備。ちょっと面倒だったので、手抜きでキムチ鍋にする。
帰宅後、ちょっとワインを飲みながら、甥が帰ってくるのを待つ。キムチ鍋は、材料を切っておけば、あとは煮込むだけなので、本当に簡単である。7時過ぎ、甥が帰宅。夕食をとる。簡単な割に、結構美味しい。
今日の、「歩き」の為の往復の車中で、『俳句からhaikuへ』を読了。英語haikuも、それはそれでちょっと面白いかな、と思う。


【09年10月8日】
水曜日、夕方。外は、次第に風雨が強まっているようだ。退勤する時、すでにかなり風が強く、バス停の屋根の下で、吹き込んでくる雨を避けるために傘をさしているような状態であった。
道路は渋滞状態で、駅に到着するまでに普段の2倍くらいの時間がかかる。ガード下のスーパーで夕食を買って帰る。今日は、甥の帰宅が遅いので、夕食はごく簡単なもので済ます。焼酎を少し飲む。
郷里にスカイプを繋ぐ。そちらの方も、風雨が強まっているそうで、近所の物置の波板屋根の一部が、吹き飛んできて、窓硝子に当たったりしたそうだ。不思議に日本海側の方が、風が強いようだ。
犬のジェニビの目の具合はどうやら少し改善しているようだ。目薬が効いているらしい。なんとか直ってほしいものだ。
木曜日。密閉状態のマンションの寝室からでも、外の風の音が聞こえる。5時過ぎに起床。外はまだ暗い。いつものように朝食の準備。シャワーを浴びてから、食事をとる。幸い雨は降っていないようなので、少し早いけれど、出勤。風が強く、時折大きな雨粒が吹き飛んでくる。6時過ぎに駅に行くと、台風の影響で電車は全面ストップしていた。タクシーを使うことを考えたが、時間的にまだまだ早いので一度帰宅。7時過ぎまで待って、再び駅へ行くと幸い電車は間引き状態ながら動いていた。20分ほど待って、やって来た電車に乗る。
8時過ぎに職場へ。授業は、暴風警報の関係で3時間目から開始と言う事になる。
授業と小論文の添削と指導、さらにAOのプレゼンと模擬面接指導とで、夕方にはバテバテ状態となる。
その上、つい帰りも駅まで歩いたせいで、帰りの車中では本を読みながら居眠り状態。危うく駅を乗り越しそうになる。
すっかり暗くなった空に、薄い雲が低くきれぎれに浮かんでいる。それが街の灯を反射して銀色に発光しているのが不思議な情景として眺められる。台風一過後の、やや不安定な空模様が生んだ風景だろうか。
帰宅する。甥は、台風のため一日大学が休校と言うことで、自宅にいたらしい。夕食は、その甥が作ってくれていた。鰈の煮付けとひじきと肉を炒めたもの、そしてゴボウサラダ。ヘルシー志向の夕食である。
食事を終えると、もう眠い。


【09年10月5日】
日曜日。今日は、行事の為に出勤日となる。普段よりは、やや遅めに出勤。バス停のある駅まで乗車し、少し長めの距離を職場まで歩く。
行事の間は、外で受付。その後、記念講演は、会場内で聴く。自転車で世界一周をしたミキハウスの坂本達氏の講演。以前、同氏の著書を読んではいたのだが、直接聞く話はまた面白いものだった。現在取り組んでおられるギニアでの井戸掘りの話なども聞く。自身の体験の裏付けのある話は、説得力を持って生徒の胸にも響いたようだ。
昼休み中には、中庭での剣舞の披露、午後は坂本氏のDVDの視聴などがある。
1時間年休を取って、早めに退勤。帰りも駅まで歩くことにする。秋らしい良い天気で、駅に着いた頃にはうっすらと汗をかく。
夕食は、甥が作る。おこげの入った中華。昼食が、ボリュームたっぷりのササミカツの入ったカレーライスだったので、夕食のこの軽さは良かった。
夜、岩城先生の以前の句集の抄出などを読む。
就寝。見えない何物かを手探りで捕らえ、捕まえたそれを鋏で切り刻むという、なんとも不気味な夢を見る。
月曜日。代休の日。免許更新のために府の免許交付施設へ出かける。優良運転手(帰省した時以外は運転しないせいであるが)なので、5年ぶりの更新となる。バスで、施設まで出かける。平日にもかかわらず、すでに長蛇の列。しかし、更新手続きと30分の講習を経て、2時間ほどで終了。新しい免許を手にする。
天気は下り坂ということだったが、まだ雨が降るには間がありそうなので、自宅まで「歩く」ことにする。曇っているせいか、涼しい。桂川、鴨川を渡り、1時間半ほどかかって帰宅。本日分のノルマを軽くこなす事ができた。少々、疲れたけれど。
帰宅後、洗濯機を回しつつ、昼食。レトルトのカレーと野菜。午後は、岩城先生関係の資料を読もうと思う。
佐藤和夫著『俳句からHAIKUへ』を読んでいる。学究的な性格のないようなので、面白く読める。それにしても、『俳句から〜』とは全く関係ないのだけれど、個人的にはいわゆるHAIKUは無季自由律句のひとつの展開形態として位置づけて考えれば良いのではないか、程度の認識を持っているのだが、色々な考え方があるようだ。ただ、柔道がju−douとして世界に広まる中で、逆にju−douによって柔道が翻弄されるのに似た愚はあまり侵さない方が良いようにも思うのだけれど。日本語で書いた俳句を英語に翻訳したら英語俳句だ、みたいな長閑な話ではなさそうだし。


【09年10月3日】
5時過ぎに起床。雨音が、強く聞こえる程の天気なので、いつもの「歩き」は中止。午後からは、天気は回復しそうなので、その時に出かけられればそうしようと思う。今日は、漏水後の天井紙の張り替え工事が入るので、立ち会う必要があり、作業に終日かかるとの話なので、一日家籠もり状態となるかもしれない。少々鬱陶しい。それにしても、漏水を起こした階上からは、結局一言の挨拶もお詫びもなかった。そうでなくても、どたばた走り回る足音や、夜のピアノの音が気になる家ではあったけれど、そんなものなのか、と思う。
朝食後、とりあえず簡単に居間の片付けをしておく。部屋干しの洗濯物は、雨がやんだので外へ出しておこうか。
季節の変わり目のせいか、体調が今ひとつで、今週一週間はなんともしんどい状態であった。郷里の方では、矢継ぎ早に色々な事が起きて、母もずいぶん疲れているようである。今朝のスカイプの話では、さらに犬のジェニビーが左目に炎症を起こして、治療を受けているらしい。色々なことが固まって起きる時期というものがあるけれど、そんな時に当たっているのかもしれない。そんな時だから、一層体調などに気をくばらなければならないのかもしれない、と思う。
金曜日、夜。「第九」のレッスン。唱うことは楽しいけれど、そこまで出かけて行くのがしんどい。今日から、班体制が取られるけれど、我が班は最高齢が80歳、他の方もみな60歳を越えておられるようで、どうやら私が最年少のようだ。男性楽員は総じて高齢の方が多い。仕事を持ちながら合唱を続けている人は、私を含めほんの数名のようだ。次回から、チケット販売も始まり、さらに京北町合宿なども予定されているようだ。少し早めに練習を切り上げて帰る。
「日々録」を書いている最中に、天井工事の人が来る。書き込みを中断して、工事の人と対応。打ち合わせをして、あとはお任せして、寝室の方に引っ込んでおく。甥は、すでに、大学へ。寝室で、ベットに座って、岩城先生の文章を読む。工事は、昼前には終了。天井だけが綺麗になっているのは、少々奇妙な感じがしないでもない。