日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いまし た。             
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、とい う事です。             
一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さ い。

      
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【13年10月30日】
『ポケット川柳』読了。
面白い。
西木空人という、「天声人語」の執筆などにも携わった人らしい。川柳作家というわけでもないようだ。この人の選の手腕による面もあるのだろうが、多面多彩な川柳の世界が味わえて、大変楽しかった。
軽妙洒脱な機知・諧謔はもちろん、いわゆる肺腑をえぐるような鋭い風刺、社会批判、ほのぼのとした人情から辛辣な人間観察にいたるまで、川柳とは愛すべきそしてちょっと恐い表現様式だと思う。
ここ数日、晴れたり曇ったりという陽気が続いている。寒くはない。
実家の方は、やや天気が不安定らしく、屋根のリフォームがなかなか進まない。
台風がらみの2週間近い荒天のせいで、屋根屋さんも仕事に追われて大変らしい。明日から工事が再開されるようだが、天候に左右される仕事なので、どうなるか、当日になってみなければわからない。雨雲の通過にともなって散発的な降雨があるらしい。冬近い天気とはいえ、困ったことだ。
中国の少数民族に対する弾圧が酷いらしい。
中国の覇権主義は、いまだそんなところにも現れているようだ。


【13年10月27日】
久しぶりの天気である。
朝から晴れている。この2週間、台風の影響で曇りや雨の連続で、秋らしい青空を見ないままであった。
台風が去り、大陸からの移動性高気圧がやってきて、ようやく秋らしい数日を過ごせそうである。
6時過ぎ、「歩き」に出る。長袖姿であるが、ずいぶんと寒い。息が白くなるほどではないが、歩きながら震えがきそうなほどの寒さだ。
とはいえ、歩きながら近所の空き家の壁から塀にかけて、朝顔が紫色の花をたくさん咲かせているのを見かけて、秋の名残にしては、その仰山な花の付き具合に驚く。
1時間ほど歩き、途中昇ってきた朝日に照らされて、体が温まった頃、帰宅。
カーテンを開けっ放しにしていた居間全体に日が差し込んでいたので、レースのカーテンだけを引いて調光。まぶしいほどの明るさなので。
土曜日は、雨ののち曇り。一日自宅で過ごす。
読み始めていた『キャリア教育のウソ』を読了する。
就職指導をしながらも、普段から気になっていることや、気づいていることなどに触れている、ちょっと辛口な内容の一冊。
若向きを対象にした書き方ではあるが、扱う内容はかなり広い。
夕方、買い物を兼ねて外出。
ついでに郵便局へ郵便を出しに行く。
10年ほど前に、国語表現の授業で生徒達が10年後の自分に宛てて書いた手紙を投函に行くのだ。
10年前と言えば、前の学校でのことだけれど、その学校は統合関係ですでにこの世界に存在しない。
10年間手元においていて、今日投函して、これで一仕事終わりということになる。
きちんと届けばよいのだが。
夜は、寸酌の後、読書。古川柳関係の本を読む。面白い。
途中、一寝入りして、目を覚まして続きを読む。


【13年10月23日】
本日の占いでは絶好調のはずが、体力的には最悪に近い状態であった。
一体どうしたのであろうか、と我ながら不審に思う。
良いことやら、良くないことやらいろいろなことが、一日に凝縮して起こる。
これも体調不良のなせるわざなのであろうか。
台風の影響か、朝から降り出した雨は、中途半端に一日降り続いた。
やや風も吹いているようで、だんだん台風接近の様相に近づいてゆくものかと思う。
ここ2週間、天候は不安定で、郷里の方では天気の良かった日は、一日くらいしかなかったようだ。
それ以外は、雨降り。良くても曇りという陽気で、屋根の塗装は延期に延期という状態となったらしい。
もっとも、特に焦っているわけでもないので、天気が落ち着いたら作業にかかってもらったらよいのではないか、と思う。
そういえば、今日は誕生日であった。
お祝いのメールをいただいて、気がついた。
一年一年、年をとっていくものだと思う。当たり前のことではあるが……。


【13年10月20日】
昨夜、夕刻から降り始めた雨が、今朝から降り続いている。今日一日、こんな天気なのだろうか、と思う。
土曜日は、丹後「すき句会」の日であった。
「はしだて1号」に指定席を取り、いつもの通り、句会へのお土産を買いに行く。出来るだけ季節にふさわしいものを選んでいきたいと思っていたのだが、今回はサツマイモを甘納豆風に調理したものを買う。
まだ、出発まで時間があったので、地下に降りて、そこの書店で小栗清吾著『江戸川柳おもしろ偉人伝100』を購入。
これは車中で読んで、ずいぶん面白かった。
偉人伝というくらいで、実在・架空とりまぜ100人の歴史上著名な人物にまつわる古川柳を数句ずつ紹介する内容。
川柳の「ひねり・うがち」はこのようなはっきりとした典拠がある方が、その鮮やかな手際が見えて、ずいぶん面白い。
天橋立駅で、岩城先生と合流。普通列車に乗り換える。先月は、新車両の「赤松・青松」だったのだが、今月は普通の1両車両であった。運行予定などはどうなっているのだろう。
1時から句会が始まる。今日は、お休みの人が多くて、出句数も少なく、用紙1枚で足りた。
近所のコンビニにコピーを取りに行き、それを配って、選句を行う。
宿題は、「ちょろけん(人形茸)」で、席題は「秋の蝶」か「富士の初雪」であった。
今月は、「M」京都句会、郷里のY句会とすでに二つの句会に参加ししていたせいか、岩城先生にも複数選をされ、結構調子が良かったものだ。
4時過ぎに句会終了。列車までにまだ時間があるので、缶ビールをごちそうになりつつ、四方山話。
帰りの特急列車も、いつものように乗車客は少なかった。
京都まで、引き続きビール。途中、話が展開して、川柳のHさんにメールを入れたりもする。
京都は、雨であった。
ここしばらく、秋らしいすっきりした天気が続いたためしがない。また、台風が来るらしいし、本当に天気はどうなっているのかと思う。
日曜日。夜中過ぎから、1時間おきぐらいに目を覚まし、そのたびに変な夢を見て目を覚まし、とうとう4時過ぎに起床することにする。
雨の一日が始まる。


【13年10月18日】
金曜日。さすがに、早朝は肌寒く、今日は長袖のワイシャツに上着を着て出勤。。
気がつくと通勤路の稲田は、すっかり刈り取られていて、粉砕された稲わらが野面一面に放散されている情景に、季節の移りゆきを感じる。
ひと月前は、日差しを避けて歩いていたのに、今は陽光の暖かさがありがたい。
民間就職は、終盤戦を迎え、現在は公務員関係の指導に追われる。連日、放課後は模擬面接が続く。担当が一名なので、なかなか厳しい。
模擬面接とはいえ、真剣勝負の気迫が要求されるので、疲れる。
夕刻、退勤。ここしばらく調子が良いので、リハビリをさぼっている。
今日も、通院をパスして、帰宅。
夕食に具だくさんみそ汁を作って食べる。あとは、ご飯と塩サバ。簡略な夕食であると思う。
明日は、丹後「すき句会」の日。前回の句会からすでにひと月過ぎたのかと思う。
相変わらず作品の準備がないので、いつものごとく車中吟ということになるのだろうか。
食後の腹ごなしをかねて、夜の町を少し歩いて句材を拾ってこようかとも思う。


【13年10月15日】
金曜夕刻、高速バスにて帰省。乗り換えのないのが、電車に比べて楽であった。
土曜日。屋根の修理は今日はないとのことなので、一人で足場に登り、屋根の状態を確かめる。
前の業者が、ひどい手抜き作業をしたらしく、屋根の状態はかなり酷かったとのことだ。高速水流で屋根全面を洗ったらしいが、塗り直しをしてまだ3年程度なのに、大屋根の全面の塗料が剥がれ、惨憺たる状態であった。縁切りも不十分で、それらの改修も業者の人に依頼をすることになる。
室内の電気関係を、母の知り合いの業者の人に依頼する。
日曜日。偶然地元の俳句大会が開催されることをネットで知り、参加する。情報が不十分で、投句締め切り時間を超過していて、担当の方の配慮で、なんとか投句を受け付けていただく。
思った以上の参加人数で、驚く。参加構成は、ホトトギスとカツラギが中心のようで、投句も全体的に一定水準を保ったものであった。
選者特選を1句受け、短冊をいただいて帰る。
今日も、屋根塗りはお休みで、勝手に足場に登り、周囲を見物する。なかなかおもしろい。
この地域一帯が26年前に新興住宅地として造成された場所で、同じような経緯をふまえた住宅が、周辺に広がっていて、興味深い。
月曜日。快晴。
塗装業の人が作業に来られたので、しばらく話をする。屋根に登ってみませんかといわれ、登って見る。
なかなかスリリングである。展望は、足場以上に良い。遠く、霊峰といわれる山が見える。
今夏は、ろくに姿を見せなかった山である。秋になって、やっとそれなりに安定した気候になったせいであろうか。
午後のバスの便で帰京。途中、高速道の大規模工事のあおりを受け、2時間遅れの総時間6時間あまりで、帰着。
バスの座席に縛り付けられたようで、大変不愉快。
とはいえ、車中で青木亮人著『その眼、俳人につき』読了する。
全般におもしろかったけれど、近日刊行の子規と宗匠俳句の学術論文を期待したい。。


【13年10月8日】
日曜日。午前中は、ちょっと不動産屋に行き、所用をすませて、そのまま地下鉄で市内へ。
所属結社「汀」の京都句会に参加する。今後も含め、なかなか参加する機会がないので、今回参加することとした。
A新聞京都総局の会議室を借りての句会。参加者は、20名ほどで、4句投句、4句選の句会。主宰の井上弘美さんは、特に制限はなし。
席題として、「重陽」「秋刀魚」が出題される。
多彩な作品が投句されて、なかなか面白い。
参加メンバーも多彩な方達のようである。
井上主宰の元気いっぱいな姿も、久しぶりに目にする。全句講評とは、限られた時間の中でのずいぶんな力業と思う。
句会終了後、近所のパン屋さんで珈琲など飲みつつ、30分ほど談笑。
それにしても、一日暑かった。
月曜日、試験前。出すべきものはすべて出し、火曜からの試験に備える。
火曜日。中間考査一日目。九州の西端にいる台風のことが気がかり。このままでは、郷里の直撃もあるか、と思う。930Hpとは、どんな勢力の台風かと思う。
その後、勢力は漸減。いずれ、日本海海上で熱帯低気圧に変わるらしい。
退勤。病院に寄るが、火曜日はリハビリをしていないとのことで、そのまま帰宅。
郷里の自宅の屋根のリフォームを予定しているので、本日半日で作業用の足場をくみ終わったと、母とのスカイプのやりとりで聞いて驚く。さすが、プロの仕事と思う。
台風襲来を前に、きっちり組み上げてしまったようだ。明後日あたりから、本格的な作業が始まるようである。
週末3連休には、様子見を兼ねて帰省する予定。
城繁幸著『3年で辞めた若者はどこへ言ったのか』読了。昭和的価値観に染まった身としては、ちょっと共感しつつも、これはアジテーションの文章だなとも思う。
年功序列の否定を基本に据えて、様々な規制を排除する中で、団塊の世代の子弟を中心により真っ当な労働環境と所得を確保しようとする。その思いは、強く伝わってくるけれど、あとがき部分で、その実現の方策として、より自己を主張する形が果たしてどこまで共感をともなう力となりうるのか、と思う。痛めつけられているのは、若者のみではない。団塊の世代の多くの部分も同様に追いつめられているところがあるように思う。そのような状況を生み出す日本社会の構造的な問題部分に果たして、個人テロ的なやり口がどの程度効を奏するのかと思ったりもしたものだ。。


【13年10月5日】
一日、持ち帰り仕事。
夕方までには一応のめどがついて、一段落。
「歩き」をかねて、買い物に出かける。天気は今ひとつ。
短パン・Tシャツ姿は、微妙に季節感にそぐわないかもしれない。もっとも、歩く方は気持ちよかったけれども。
ぐるりと大回りをして後、いつもの大型小売店(妙な言い方ではあるが)で、食材など購入する。
福井産コシヒカリが、割と安くで売っている。重たいけれど、買う。
帰宅後、家計簿記入。すでに家計簿記入を始めてから半年近くが経過する。ごくおおざっぱなものだけれど、日ごと、週ごと、月ごとの家計が一目瞭然となる。
食費、交通費が、出費の二大巨頭という状態である。娯楽費など、ほとんどなし。書籍購入も、最近はもっぱら図書館で借りることが中心なので、ほとんど数字として上がらない。
仕事にめどがついたので、明日は所属している結社の京都句会に参加してみようかと思う。初めての参加である。
夕方、浅酌。ちょっと酔う。
外はすでに真っ暗で、昼が短くなっていることを実感する。
近所のマンション建設は、着々と進捗しているようだ。そのすぐ隣に、追うようにして病院の建設が計画されているらしく、病院が建てば、マンションの6階くらいまでの景観は失われるのではないかと思う。景観に価値を認めない人には問題外のことだろうが、そうでないとすればややこしいことである。マンションの販売戦略にも微妙に影響を与えることだろうな、と思う。余計なことだけれど。
余計なことに興味・関心のアンテナを張り巡らす。愚かしいことかもしれない。


【13年10月2日】
10月に入ったにもかかわらず、連日蒸し暑い。朝夕は、さすがに涼しくはあるのだけれど、昼間は汗ばむほどである。
今朝は、少々寝過ごす。昨夜、寝苦しかったせいで、何度も目を覚ましたせいであろう。
ひと電車分遅い時間に出勤。駅からは歩きとなるが、職場に到着するころには、うっすらと汗をかいている。
住宅街を抜けると、金の色を増した稲田がしばらく続く。垂れた穂を眺めながら、田面はすでに乾いているのでまもなく刈り取りかと思う。
すでに、エアコンの使用は終了しているので、蒸し暑さの中での授業となる。
窓を全開にして、風の通りを良くして、なんとか暑さをやり過ごす。
夕方、退勤。今日は、首と腰を伸ばしにゆく日。
週に1回の通院だけれど、腕のしびれはずいぶん回復し、腰痛の方も以前ほどには酷くない。
腰を伸ばし、ベットに横になって電気をかけている間に、ついうとうとしてしまったりもする。
帰りの電車では、昨日夕書林から届いた青木亮人さんの俳句関係の評論集『その眼、俳人につき』を読む。青木さんらしい周到な論評で、読み応えがある。
帰宅後、一休み。その後は、持ち帰り仕事。
明日からは、例年の秋らしい気候にもどるらしい。
暑さから解放されることを切に期待する。