日記のようなものを書いてみようかな、と思いまし
た。 備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、とい う事です。 一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さ い。 |
12.12「日々録」 | 13.1「日々録」 | 13.2「日々録」 | 13.3「日々録」 | 13.4「日々録」 | 13.5「日々録」 |
【13年8月31日】
本日で8月も終わる。
京都は、現在雷雨である。
先ほど、実家からメールが入り、4月から一人暮らしを始めた甥が、先日東京で開催された某国際コンクールの本選一次を通過し、後日大阪で予定されている最終選考に進むことが決まったとのことだ。
昨夜は、卒業生たち(といっても、すでに立派なおじさん・おばさんたちであるが)と飲み会。
その前に、整形外科で首と腰のリハビリを受けてからの参加。ちょっと情けない。
いろいろ取り混ぜて(エロエロもちょっと混ざって)、楽しいおしゃべりの時間を過ごす。
土曜日。文化祭の準備で、学校へ。
クラス演劇のリハーサルが、中庭で行われていて、それを見物したりもする。
台風崩れの低気圧の影響か、風が強い。雲の動きも早いように思われる。
今野晴貴著『ブラック企業』を読む。過酷な勤務によって従業員を食いつぶし、鬱病や時には自死へと追いつめる悪辣な企業(著名な企業もそこには含まれていたのだが)についてのレポート。
偶然、本日の新聞の経済欄にも、「ブラック企業」として京都の90社に調査が入るという記事が掲載されてあったが。
【13年8月28日】
パソコンが、いまいち不調状態。買ってからずいぶんたつので、しかたないことなのかもしれないけれど。
メールがちゃんとうけとれなくなっている。なんとかしなければ、と思う。
ようやく、猛暑状態から脱したのかな、という印象。朝は、涼しくて気持ちよいほどだ。
すだく虫の声も、心なしか増えているような気がする。それに反して、蝉の声がすっかり収まってしまったようだ。
中野剛志『官僚の反逆』をようやく読了。官僚制というもののとらえ方が面白い。この見方に従えば、現在のアベノミクスも、現状を本当に打破しうるか、おぼつかないものに思えてくる。
セアカゴケグモという毒蜘蛛のことが、一時期話題になったことがあったが、その後沈静化して、特にその影響や被害は解消したのかと思っていたら、昨日本校の敷地内で発見された。野球部の生徒が練習中に見つけ、念のために校内を探してみたら、駐輪場からも見つかったとのこと。
どうやら、敷地内のあちらこちらにそしつは生息している気配である。
そうでなくても、蜘蛛はちょっと苦手なので、困ったことだと思う。
と思いつつも、現物をちょっと見てみたい、などと思ってしまうのもまた、困ったことだ。
【13年8月24日】
今日は、夏祭り(マンション版地蔵盆)の日であったが、あいにく朝から雨で、自治会が準備するはずの出店は中止になったようだ。
建物下の、雨の降り込まない空地で、子供達が集まって、集団遊びをしている声が聞こえる。
お隣の町会では、道路を通行止めにして、大きなテントを張り、そこで地蔵盆の行事をする手はずのようだったけれど、そちらも中断状態になっているようだ。
明日も天気は良くないらしく、子供達にとっての楽しい行事の一つが中止になるとしたら残念だ。
あるいは、集会所の方に会場を移して、そこで開催するのだろうか。
それにしても、この雨は秋雨前線がもたらしたものらしい。
連日の猛暑とはいえ、すこしずつ季節は先へと進んでいるということなのだろう。
今日は、午後から一組来客があるので、午前中はその準備。待ち時間があるので、昼過ぎに近所の理髪店に散髪に行く。
席について、うとうとしているうちに、いつの間にか調髪は終わっていた。
帰宅後、来客応対。
【13年8月23日】
前田攝子さんから送っていただいた、第2句集『晴好』を読む。写生を基調としつつも、なかなか多彩なちょっと手強い作品群である。
井上弘美氏が「たましいの静けさ」と題して、栞文を書いておられる。
それにしての、最近既知の人から句集を送っていただくことが多いように思う。ちょうど、そのような時期にあたっているのかもしれない。
私自身は、第2句集などとてもおぼつかないことではあるが。
就職指導が、やっと一段落する。個別に模擬面接をもう少ししなければならないとは思うけれど、事務的なことなどはだいたい終える。
その分、少々疲れる。
今日は、午後年休を取って早々に退勤する。
夜に入って、京都は雷雨となる。雨は強くはないが、雷鳴が轟き、電光がときおりひらめくという状態である。
ただ、これで少しは熱気も冷めるのではないかと期待する。
清永賢二、清永菜穂共著の『犯罪者はどこに目をつけているか』を読む。犯罪者の心理や行動を踏まえて、いかに犯罪から身を守るか、という内容の著作。
教えられることが多くて、なかなか面白い。
犯罪者の手を逃れるため、20メートルを全力疾走できる体力をつけよ、とか、ぎりぎり追いつめられたらとにかく必死になって犯罪者に噛みつけ、肉を食いちぎる思いで、食らいつけなどというのは、笑い事ではないのだが、つい吹き出してしまい、その後納得した思いになる。
【13年8月20日】
『玉梓』編集長、小寺篤子氏の第1句集『薔薇の風』を送っていただく。
俳句で自分史をまとめる、との作者の弁が巻末に載る。昭和56年から平成25年までの作360句。
生活と句との深いつながりを味わう。寡黙な形式である分、言葉の背後に生活の息づきを感じる。
『運河』同人の藤勢津子さんの第2句集『遊学』を送っていただく。平成15年から24年の360句。
季語の力をつくづくと感じる句群に、感銘を受ける。『運河』らしい、骨格のしっかりした作が多い。
そして、その中に藤さんらしいちょっと独特な感性のゆらぎのようなものを感じ、それがずいぶんと面白い。
小林千史さんから詩歌文芸誌『GANIMEDE』を2冊送っていただく。各50句ずつの作を掲載されているようだ。
まだ、読んでいない。これは、こころして読まなければならないような感触を持っている。
副島隆彦著『お金で騙される人、騙されない人』を読む。最近、この系統の本を読むことが多い。講演を聴いているような、そんなお喋り文体。
中国の元を購入せよとか、東電の株が優勢とか、今にしてつっこみどころの多い内容。
日曜日、帰省の車中で読了したもの。満員電車の中で読むのがふさわしいような一冊であった。。
火曜日。帰宅後、部屋掃除。床のカーペットなどをしこしこと掃除。加重で凹んだところなどを、スチームアイロンと歯ブラシで起毛したりする。
結構、それらしく補修できる。
少々、疲れる。
【13年8月5日】
天候が不安定である。京都市内では、午後かなりきつい雨が降ったようだ。
数日前の天気予報では、暑くなるけれど、天気は安定するとしていたのだが、予報はみごとにはずれてしまったようだ。
今はすでに日も暮れて、外は薄暗くなっているが、どこかから雷鳴がときおり小さく聞こえている。雨がまた降り出したようだ。
ベランダから眺めることのできる近所の結構有名な料亭の、庭を利用した夕方からのビアガーデンも、今日は休業のようである。
7月の猛暑から、8月のこの不安定な天気は、どうしたことだろうかと思う。
中野剛志著『官僚の反逆』は、なかなか面白い。
官僚を否定しながら、その方法が実は官僚制を強化することにつながっているという逆説的主張の根拠を、政治の分野、経済の分野等を引き合いに出しつつ説明する。
マックス・ウエーバーの言説を引用しつつ、持論を展開するのだが、ウエーバーの深い洞察力が伺えて、それも面白い。
それにしても、官僚制の否定として導入された成果主義が、実は官僚制そのものであり、本質的な問題の解決となり得ないなどという主張などは、個人的には首肯できるものだった。
【13年8月2日】
夕方、左腕のしびれのリハビリに、整形外科へ行く。
暖め、首を引っ張り、ベットに横になって電気をかけ、そのうちに気持ちよくて、ついうとうとしてしまう。
最近は、4時過ぎに目を覚ますという生活で、学校があったときよりも、早く起床してしまう。その分、睡眠不足状態で、眠いのだ。
早起きの上、出勤の時間がいつもより遅くなるので、朝の時間が結構長い。
最近は、以前より少し早く届くようになった新聞を、出勤前にゆっくり読む余裕もできた。
通勤の電車の中に、学生達の姿は少ない。
それは、学校の校舎内も同様で、7月中には、補習や休み明けの文化祭の準備で登校していた生徒達も、その姿はない。
ただ、吹奏楽部のメンバーが、いくつかの教室に分散して、パート練習をしている姿を見かける程度だ。
グランドの方には、体育系のクラブ員の姿が望め、そして直接練習の様子は見えないけれど、時折ドンと響く太鼓の音から、剣道部が練習をしているのだと気づく。
そんな、学校の様子を、仕事の合間に廊下を歩きながら眺めるのも、いかにも夏期休業中の学校のありようだと思う。
天気は悪くないのに、今日はあまり暑さを感じない。空気が乾燥しているせいなのだろうか。
夕方、定時に退勤。バス停に向かいながら、風が涼しいと思う。
たまたま美術部の子達がいたので、バスを待ちながら、雑談を交わす。
病院に寄り、リハビリだけ受けて、帰宅。
九里順子さんという方から、句集を送っていただく。『静物』と題された句集である。きれいな装丁の句集だ。版元は「邑書林」である。