日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いまし た。             
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、とい う事です。             
一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さ い。

      
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【13年6月30日】
土曜日。午前中は、来客。午後は、仕事を済ましに出勤、夕方まで。
郷里では、今日弟の指導するオーケストラの定期演奏会が開催されているはずである。
日曜日。6月最後の日であり、午後から「醍醐会」の日であり、出かける予定。
その前に、来客一組の予定。時間まで、掃除をしたり、「醍醐会」の資料を読み直したりする。
外は暑そうである。家並みの向こう遠くに、マンション建築の杭打ち機の油光りしたような黒い柱が眺められる。
配達店が変わってから、朝刊が届く時間が1時間ほど遅くなる。
そのことで、集金に来た人とも少し話をする。同じような苦情は他からも聞いている、とのことだ。
改善策を考えているので、もうしばらく様子をみてほしいといわれる。
もうすこし様子を見ることにする。


【13年6月28日】
金曜日。六月も終わろうとする頃、やっといつもの時間経過の感覚に戻ってきたようだ。四月、五月と、一日がなんとも重かったように思う。
今週の日曜日は、久しぶりの「醍醐会」。今回は、松本てふこさんと久留島元さんをレポーターとして、邑書林の『新撰21』が取り上げられる。
なんとなく、波乱含みの展開が予想予想されるけれども、それはそれ、楽しみなことである。
気がつけば、もう月末。「汀」の投句締め切りが迫っている。
明日にはぜひとも送らなければ。
7月に入ると、早々に期末考査が控え、試験作りにも追われているのだが、ともかくいろいろなことの帳尻を合わさなければならない。
明日は来客もあり、そのためにちょっと準備をしなければならないこともある。それを、今晩のうちにやっておかなければならない。
最近は、吉本隆明『世界認識の方法』をすこしずつ読んでいる。内容は、構造主義やらマルクス主義に関わるもの。こちらとしては、全くなじみのないジャンルなので、ちんぷんかんぷん状態ではあるが、しかし、なぜか面白いと感じつつ、読んでいる。
用いられる言葉に何かしらの刺激を感じているらしい。
不思議なことである。


【13年6月23日】
土曜日、午後。山田喜代春氏の個展を見に、市内まで出かける。
地下鉄東西線二条城駅下車で、徒歩10分弱、三条商店街の一角「GALLERY ARTISLONG」へ。
山田氏の版画が、白い壁に横一列にきれいに展示されてある。統一テーマは「猫」である。様々の猫たちが、描かれてある。絵のみのもの、短い言葉が添えられたもの、線描風のものから色彩にとんだものまで、趣向はさまざまだが、作品に共通するウイットに富んだユーモアの精神が見る者をくすくす笑いの世界へ誘ってくれる。
ご本人が来ておられたら、毎年のカレンダーのお礼もかねてご挨拶したいと思っていたが、本日はまだ来ておられないと、ギャラリーの初老の女性。
展示作を見終え、楽しい気分で外にでる。
そのまま、三条商店街を二条駅方面まで歩く。わが故郷のアーケード街は、シャッターアーケード化してしまったが、ここは人出が多くにぎやかで、歩きながらちょっとうきうきしてくる。アーケード街の魅力は、このうきうき感にあるような気がする。いろいろな店のいろいろな表情を目で楽しみながら歩く。
二条駅界隈は、ずいぶんと開発されて、大きな建物がいくつも建っている。その中のいくつかは、市内のR大学やB大学のもので、大学の町学生の町京都の面目約如というところか。
暑いので、そのまま帰宅。
帰宅後は、部屋の片づけを少し。持ち帰り仕事を少し。
日曜日。3時くらいに目を覚まし、あとはテレビをつけたり、消したり。うつらうつらしながら、5時に起床。
高曇りの天気である。空気は涼しくて気持ちよい。
コーヒーをわかし、朝食。ごはん、納豆に卵、冷や奴、シーチキン。イソフラボンの多い朝食である。みそ汁がほしかったな、と思う。


【13年6月22日】
金曜日。雨である。降雨のピークは過ぎたらしく、たらたらと降っている。
近鉄は、ダイヤが若干混乱しているようだ。近畿南部地域の降雨の影響であろうか。
雨のせいというわけでもあるまいが、腰痛が起こり、早々に帰宅。
早めに就寝。
土曜日。4時過ぎ、起床。外はもう明るい。雨はやんでいる。
とりあえずコーヒーを沸かし、リサイクルごみを出し、洗濯をする。
朝刊というのは、だいたい何時くらいに配られるのだろうか。以前は、5時前に配られてきたので、時には新聞受けに新聞の入る音で目を覚ましたりしたこともあったのに、新聞店が変わったらとたんに1時間くらい配達時間が遅くなり、朝刊を読まずに出勤という状態が続く。
仕事を終えて、帰宅して朝刊を読むというのは、なんとも間の抜けたことだ。
朝食を終え、一休みしてから「歩き」に出かける。腰痛を気にしながら歩く。
曇り空のせいか、涼しくて気持ちが良い。
沖積社版皆吉爽雨句集『寒林』、池内友次郎句集『結婚まで』、木津柳芽句集『白鷺抄』と読み進む。それぞれ面白い。木津柳芽という人は初めて知った。「馬酔木」系の作家の一人ということである。
茨木和生句集『薬喰』を送っていただき、読了する。第11句集、平成22・23年2年間の作品300句が収載されている。
季語「薬喰」を題材にした数句を紹介させていただく。
「死の一日前もがもなと薬喰」
「学校のなき村に来て薬喰」
「薬喰墓嫁入りも近けれど」
心境的な部分が反映した、実感のこもる句が面白い。「墓嫁入り」という言葉も興味深い。ちなみに、近年、茨木氏はもっぱら熊肉を「薬喰」しておられるとのこと。


【13年6月18日】
連日、猛暑の日。雨が、ほとんど降らない。
とはいえ、明日は大雨になるらしいので、それが少々鬱陶しい。
土曜日。丹後「すき句会」の日。
ずっと睡眠不足状態なので、「はしだて1号」車中でも、眠くて仕方がない。句の準備もまだできていない状態で、本当に困ってしまう。
宿題は、「青葉の花・若葉の花(いずれも遅桜の傍題)」、席題は「栗花落(ついり、入梅のことだとか。栗の花が雨に打たれて落ちる様から生まれた時候の季語)」。
橋立駅で乗り継ぎ。新型車両「赤松・青松」に乗れるかと楽しみにしていたら、車両整備中ということで、そのかわり「宇宙戦艦ヤマト」のイラストが内装にほどこされた車両が待っていた。
これはこれで面白いのかもしれないが、でもなぜ「宇宙戦艦ヤマト」のデコトレなのだろうか。
丹後大宮下車。いつもの食堂が、いつにない盛況状態で、食事がなかなか来ない。1時近くなって、食事を終え、Mさんにお店まで迎えに来ていただく。
本日の句会は、都合の悪い方が多くて、やや少な目の参加者。早めに句会も終わるが、しかしその後1時間ほど、みなさんが残られて俳句についての四方山話。
こんな句会の終わり方も楽しくて、また良き哉、などと思う。
日曜日、そして月曜日と来宅者あり。
月曜日は、出張を終えてすぐ帰宅という慌ただしさとなる。
月曜は、所用を終え、そのまま学校へ急ぎ、1時間授業をして、すぐに出張へでるという慌ただしさだった。ろくな昼食もとれず、車中でこっそり「ソイ・ジョイ」を囓る。
火曜日。相変わらず暑い。
朝の「歩き」が少々つらい。駅から職場までの30分ほどの歩きだけれど、日差しがきつい。
朝から消耗気味である。


【13年6月14日】
連日、げんなりするほどの猛暑日が続いている。
6月半ばなのに、一体どうなっていることかと思う。
明日は、丹後「すき句会」の日。丹後も、暑い一日ではなかろうかと思う。
『里』6月号、「ハイクラブ」。全没作品を掲載。

「春哀しドミノ次々倒るるも」
「球状星雲やがては弾けシャボン玉」
「茎立や時に心臓チクチクと」
「白黒テレビ見し数年や風車」
「松の花心理的瑕疵物件の庭の」
「紋黄蝶葬の終はるを見届けて」
「春はあけぼのベランダにまた鳩の糞」

こんなパターンが多いな、とつくづく思う。

長谷川素逝句集『三十三才』読了。大変面白い。「三十三才」は「みそさざい」と読む。鳥の名前である。同時に、この時、素逝は三十三歳だったそうだ。
やっと週末。なんというのか、バテバテ状態である。かなわんな、と思う。
山田喜代春さんの作品展が、6月18日から30日まで、京都市三条堀川西入ル一筋目角の「ギャラリーアーティスロング」で開催される。
是非、一度訪れてみたいと思う。

【13年6月11日】
腹の具合が悪い。
入院・手術以降、良かった試しはなかったけれど、色々調節しながらやってきた。
ここ2週間ほど、そのサイクルがちょっと乱れているようだ。
今日も、腹痛を我慢しながら、4時間授業をこなしてきた。
ちょっと、負担である。
日曜日は、半日トイレ通いだった。買い物に出かけることもできない。
色々な事が重なっているので、その負担が腹に出ているのだろうと思う。
帰宅後、寸酌。ぼっとして過ごす。
ちょっと集中して、沖積舎の俳苑叢刊の句集を読んでいる。
波多野爽波『花下微笑』、後藤夜半『翠黛』、松本たかし『弓』と読み進み、今は片山桃史『北方兵団』を読んでいる。
いずれも、大変面白い。がつんと手応えを感じる句が、こちらに迫ってくる。
最近の新作俳句を読む気が、少々失せてくる。
今月末の『醍醐会』は、『新撰21』が取り上げられる。レポーターは、松本てふこさんと久留島元さんである。
とても楽しみであるけれど、どのような議論になるのか、ずいぶん気にかかる。
せっかくだから、版元の邑書林の島田牙城氏が飛び入り参加などしてくれたら、とても面白い話し合いになるだろうな、とも思う。。


【13年6月8日】
金曜日。夕方、来訪者のため、早めに帰宅。
夕方とはいえ、外は暑い。ただ、室内にいると、開けた窓から風が吹き込んできて、外ほどの暑さを感じない。
来訪者の応対後、進路部の歓送迎会のために市内まで。
大分遅刻する。
和牛すき焼きの宴会。
普段牛肉は一切食べないので、久しぶりのことだ。
転勤された方も参加しての、愉快な集まりとなる。
10時前にお開き。京都駅まで歩き、帰宅する。
焼酎のお湯割りを2杯飲んだので、ほわっと酔った状態での帰宅。そのまま、就寝。
土曜日。4時前に目が覚め、テレビをつけてぼっと眺めながら、5時過ぎまで。
起床して、コーヒを湧かし、資源ゴミを階下まで運び、その後朝食。
いつも通りの朝である。
日が昇った瞬間から、日射しは暑い。ベランダが真東向きなので、陽光が遠慮なく差し込んでくる。
洗濯物をベランダに干し、あとはカーテンを閉めて、日射しを遮り、軽く室内にエアコンをかける。
日が昇るともう、「歩き」に出かけるのは厳しい。
テレビで、年金・医療問題など扱っている番組を見る。国の責任を地方に転嫁しようとする姿勢丸見えの、某大臣の舌先三寸ばかりが、印象に残る。


【13年6月6日】
さすがに暑くて、ネクタイを外して出勤。学校でも、そのスタイルで過ごす。
ネクタイがあるなしというだけで、暑さが違って感じられる。
それにしても、連日30度超の気温というのは、なかなかしんどいものである。
とはいえ、出勤の途上、青田に変わった水田と、刈り入れを待つ麦畑の金色を見ると、季節の移りゆきをしみじみ感じもするのだが。
『汀』6月号が届く。
作品5句。
「御神渡りつま立ち歩むものや昨夜」
「渓転げ来し大岩に春の草」
「囀りや竹林碧き高みより」
「蔦青む火気厳禁の倉庫群」
「ひな祭ゼリーの中に浮く一顆」。

最近は、ずっと『財務諸表の見方』を読んで(見て)いる。内容は難しくてほぼ分からないのだが、興味だけは継続しているので、少しずつ眺めている。
非常に合理的な考え方に基づいて、諸表の各項目が作られてあるのだろうなあ、などと思う。その考え方の基本的な部分が理解出来たら、面白いような気がする。
色々な事が同時進行する中で、4月・5月は異様なほど長く感じられたのに、6月に入って、やっとすこしずつ通常の時間感覚に戻ってきつつあるようだ。


【13年6月1日】
土曜日。
寝室のノートパソコンの調子がおかしい。すでに、時たま、電源が入らなかったり、切れなかったりしたことがあったのだが、今回は電源が入らない。
電池ボックスを入れ直すと入ることがあったので、今回もそれを実施するが、入らない。
何度もスイッチを入れ、いい加減嫌になって、これは完全に故障かな、と思ったら、突然電源が入る。ごく、当たり前のようにwindowsが起動し、普通に動く。
一体何だったのだろうか、と思いながら、念の為に一度電源を切って、再度起動させようとしたら、またスイッチが入らない。
あとは、先程の繰り返しである。
ここ数日、鼻炎がひどい。何かの花粉症なのだろうか。鼻が痛くて、眼鏡をかけるのが苦痛である。
そこで、たまたま救急箱に鼻炎用のスプレーがあったので、それを使うことにして、噴射部を鼻に入れて、ポンプ式の取っ手を押そうとしたら、手が滑って、噴霧部がごつんと鼻の奥にあたった。
一瞬の間があって、ぼたぼたと鼻血がしたたり落ちてきたので、あわててティシュを取りにいき、鼻に詰める。
それから1時間、まだ完全には血は止まっていないようである。
困ったことだ。
帰省の際、眼鏡を軽いものに換えようと、眼鏡市場でプラスチックレンズのものを1つ購入。耐熱コートされたレンズがなかったので、注文しておいて、それが届いたものだから、早速かけてみると、確かに軽い。しかも、周りが鮮明に見える。これはよいではないかと思いつつ、あちこち眺めるうちに、あることに気づく。念の為に、そばにあった本を手にして読んでみようと思うが、これが読めない。小さな文字が読み取れないのだ。乱視? 老眼? 乱視は事前に検査をした上でレンズを作ってもらったはずなので、これは老眼なのであろうか。現在使用中の重たい眼鏡の方は、問題なく手元の文字が読めるので、これはどういうことかと思う。
そういえば、検査段階で、遠くが見えることを中心に考えるか、近くを見る方にするかと聞かれて、遠くの方にと良くも考えないで返事をしていたのだが、こういうことであったのか、と思う。その場で、かけることができたらよかったのだが、そうできなかったのがこんな結果に繋がってしまった。
とりあえず、地元の眼鏡市場に相談の電話を入れてみようと思う。
なんとも嫌な始まり方の6月である。