日記のようなものを書いてみようかな、と思いまし
た。 備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、とい う事です。 一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さ い。 |
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【13年7月31日】
今日で、7月も終わる。終日曇りで、時折小雨が降る。それにしても、ともかく暑い一月間であった。
そのせいか、昨日よりは暑さはやわらいだが、その分湿度が高く、蒸し暑い。
午前中は、就職指導。午後は、2学期に向けて、授業の準備を進める。
校内は、ずいぶん静かになった。
午後からは、数日後にコンクールを控えた吹奏楽部の演奏が、四階の音楽室の方から聞こえるくらいで、廊下を歩いていても、生徒の姿をほとんど見なくなった。
ようやく、夏休み中の学校という様子になってきたものだ。
定時に退勤。夕方とは家まだ暑い中を、相変わらず定刻に来たことのないバスを待つ。
バス停の背後の並木からは、蝉の声がしきりに聞こえる。アブラゼミのようだ。
今年はクマゼミの声をきいていないような気がする。
バスで駅まで。ガード下のスーパーで買い物を済ませ、電車に。その時々で、中野剛志著『官僚の反逆』と、永野良佑著『金融がやっていること』の2冊を読んでいる。
「官僚」バッシングが、実は実は官僚制の補強的意味合いを持つなどという、ちょっと逆説的な論説が面白い。『金融〜』の方は、金融システムについての入門書的内容。
それにしても、震災の復興費用の35%、3兆4千億円が使われないままであったとのこと。莫大な金額である。
いったい行政は何をやっているのか、と復興費用捻出の名目で給料を減らされている身としては、大変に「ムカツク」。
ちなみに、預金の利子には20%の税金がかかるが(金利は0.02%)、そのうちの5%は震災対策費用として徴収されていることを、最近知った。
【13年7月28日】
プロバイダーへの不正アクセスのとばっちりを受けて、パスワードの変更をする羽目となった。
大手の業者なのだが、このプロバイダーは大丈夫かいな……、と思う。
変更する人が集中しているせいか、数日間、変更画面にまともにつながらず、今朝早くにやっとつながり、変更を終える。
日曜日。朝からもう暑い。
今日は、午後から来客があるので、自由に外出するわけにもいかず、部屋の整理などして過ごす。
『汀』誌の出句締め切りが、今月末なので、ともかく7句案出する。「空蝉」やら「黄金虫」やら、昆虫関係を素材とした句が、今回は多い。
手塚治虫のキャラクターが印刷された80円切手を貼って(なぜ、こんなもの持っていたのだろうか)、投函する。
角川『俳句』、今月号を読み始める。先月号は、結局購入しなかった。
『俳句』は今号で800号を迎えるらしい。その記念号ということで、内容等も少し充実しているようだ。
俳句結社『運河』の同人の藤勢津子さんが、第2句集『遊学』を上木された。今回は、主宰選ではなく、主宰の茨木和生氏の勧めで、自選句集となったらしい。
まだ読んではいないけれど、ゆっくり読ませていただこうと思う。
【13年7月27日】
金曜日。1週間の就職補講終了。
最終日は、締めくくりの意味で、生徒自身に面接官と受験生とを交代で担当してもらい、模擬面接を実施。
面接官の方が、かえって緊張するとの生徒の反応であった。こちらの予想以上に、活発な応答があって、ちょっと頼もしさを感じたりもしたものだ。
すでに会社見学を終え、受験に対する覚悟を固めた者、補習終了後、会社訪問に出かける者、まだ決めかねている者など、状況は各人なので、この先は個別指導へと移っていく。午後、いろいろややこしい問題が持ち込まれ、ばたばたする。
毎年のことといえば、毎年のことではあるが。とはいえ、様々考えさせられることではあった。
退勤が少し遅くなり、ぎりぎり病院へ間に合う。
今日は、初めて腕のしびれのリハビリ。暖めたり、ひっぱったり、電気をあてたり、といろいろやってもらう。
首をひっぱるのは、やられている人をみたことはあるが、自分がやってもらうことになるとは……。
強く引っ張るのかと思ったら、意外とソフトにひっぱったり、ゆるんだりを繰り返す。面白いと思う。
待ち時間が1時間、リハビリが30分ほどかかる。
夕食が遅くなったので、久しぶりに外食でラーメンを食べる。「亀王」とかいう店。味噌ラーメンを食べる。美味しいけれど、高カロリーだろうな、と思う。
鈴木隆雄著『超高齢社会の基礎知識』を読む。「老い」について、科学的な分析を行うとともに、「老い」にどう対処すべきか、社会科学的な視点から提言をおこなっている。
景気の上向き傾向とともに、大手企業の内部留保金が前年度比で二桁程度上昇しているらしい。まずは、自身の体力を付けるということであろうか。
メタボにならなければよいが、と思う。
【13年7月21日】
7時過ぎ。「歩き」を兼ねて、投票に出かける。
朝が早いせいか、投票に来る人はちらほら状態であった。
朝から、暑い。
朝食を済ませ、洗濯を終え、一休み。
朝のうちは、扇風機のみだったけれど、さすがにエアコンを入れる。設定温度は28度。暑いが、なんとなく暑いかな状態に変わる。
扇風機を回す。
省エネ生活ということになるのだろうか。
池上彰著『池上彰のお金の学校』を読む。最近は、こんな本ばかりである。池上彰は、テレビへの露出度のとても高い評論家だけれど、なんとなく分かったような気にさせる説明の巧みさがあるような気がしながら、読んでいる。
この本、すでに20万部を突破して売れているらしい。これだけで、1500万程度の印税を得ているのだろう、などと早速計算してみたりもする。
経済関係の本を読んでいる影響であろうか……。
【13年7月18日】
本日、1学期の授業、終了。長い、長い学期だったと感じる。
さて、これからは、就職試験に向けての集中的な指導が始まる。
求人票の送付に関わって、アベノミクスの影響らしきものを、わずかに感じるとはいえ、高校生の求人はまだまだ厳しい状態が続いている。
是非、頑張ってほしいものだと思う。
薬のせいで、調子が良くなっていた左腕が、今日はかなり状態が悪い。物理的な理由だけでなく、心理的な面でも、症状が変化するのだろうかと思う。
老化現象のひとつとはいえ、少々つらいものがある。
ここ数日、腹の状態も悪く、なんともげんなりという有様である。
藤川太『サラリーマンは2度破産する』を読み、引き続き新保恵志『金融商品とどうつき合うか』を読了する。
なるほど、というのか率直な感想。
とはいえ、経済がらみの話はなかなか面白いと思う。
蔵書数を少しへらそうと思い、ブック・オフに数回にわたり、合計800冊くらいの本を引き取ってもらう。古い本や、管理の悪い本が多くて、二束三文で引き取られるという状態である。しかし、ちょっとショックである。
【13年7月14日】
土曜日。京都市内は、ひどい雷雨だったらしい。丹後からの帰りの「はしだて号」が、亀岡以降、のろのろ運転状態となり、結局20分ほど延着することになった。
さくじつは、丹後「すき句会」の日。新しい方が来られる予定だったようだが、欠席となったようだ。今日は、メンバーの方に都合の悪い方が多くて、参加者が少なかった。そこで、投句数を増やしたら、こんどは思ったより多くなるということになった。
宿題は「麦蝉」。麦が実る頃に鳴き始める蝉のことで、春蝉とは違うらしい。席題は、本日は2題。「白雨」と季節に関わりなく「月」か「星」というもの。
4時過ぎまで句会が続き、その後俳句四方山話となる。皆さん残って、話に参加される。
岩城先生と私は、皆さんには申し訳なかったけれど、ビールをいただく。500ミリリットル缶で、さすがに私には飲み応えがあった。
とは言いつつも、いつも通りMさんに駅まで送っていただく途中、飲み物とつまみの買い出しをおこなったのだが。
車中でも、俳句四方山の続き。亡くなられた清水さんのことや、『鼎座』のことにまで、話は及ぶ。
それにしても、京都も暑いけれど、丹後もかなり暑かった。
郷里の母は、ひどい風邪をひいていたのだが、夜電話をいれると、かなり良くなった様子である。一安心する。
しかし、今度は弟の奥さんの方が風邪っぽい様子らしい。弟も風邪を引いていたので、順番に罹っているようだ。
日曜日。5時過ぎに起床。朝食を終え、一休みしてから「歩き」にでる。
左腕のしびれは、その原因がはっきりわかったのはよいけれど、薬を飲んでいても、まだ改善の兆候が見えない。気にしなければ、ほとんど気にはならないのだが。
帰宅後、洗濯をする。ベランダに干すつもりだが、空模様はいまひとつである。
「歩き」の途中でも、雨がぱらりと降ったけれど、今日も雷雨がくるかもしれない。
担任だった子の一人が、東京で3人展をひらいている。友人と一緒に現在東京らしい。仏像版画(けしごむを判板として)の創作である。
たくさんの人が見に来てくだされば良いなと思う。
【13年7月8日】
梅雨が明けたらしい。京都は、最高気温が37度近くあったらしい。
げんなりするような温度である。
金曜日、夕刻から、所用のため帰省。
用事をすませて、日曜日の午後、帰京。本当に一仕事終えた気分であった。
ここ数日、左肩から左腕、指先あたりまで時折、痛んだり、軽くしびれたりという状態で、ちょっと気持ち悪い。
首か、肩のあたりがひどくこっているのだろうか。
凝るほどの用事であったということか。
岩田潔句集『東風の枝』を読む。この人も、今回の叢書を通じて初めて名前を知った俳人の一人である。穏健な句柄の作が多い。
栗林一石路句集『行路』を読む。自由律俳人である。句は長律といわれるものなのだろうか。五七五に慣れている身には、ちょっと冗長という印象。俳句より長く、短歌より短いという微妙な地点で、句世界が成立しているというのか。
月曜日。来客があるので、1時間ほど年休をとって早めに帰宅。色々と準備などする。
川柳誌『MANO』を送っていただく。第十八号である。後記で樋口さんが、『MANO』の発行は年1回と書いておられたけれど、すでにそんなに時間を重ねておられたのかと感心する。
【13年7月2日】
日曜日。「醍醐会」の日。松本てふこ、久留島元両氏のレポートは、個人的には大変面白かった。
ちょっときつい発言などもしたりしたのだが、切り返す応答の中に、俳句に対する強い思いを感じて、逆にずいぶん刺激を受けた。
俳句の未来は、暗いとは言えないと思う。明るいとまで肯定的にはいえないのが……。作品的に、強くはないという印象。
もう少し強烈なインパクトがほしい。御中虫氏のようにとまでは言わないけれど。それにしても、彼女はいまどうしているのだろう。
「汀」7月号の五句。
「清明やズボン裏返しに干して」。
「葱坊主月と交信してをるか」
「梨の花帰去来の辞を孫引きす」。
「チューリツプ鋼の艶の花弁なす」。
「大石忌祇園に知れるいち茶房」。
期末試験が始まる。今日は、所用のため、午前中で年休、退勤。用事をしこなして、帰宅。後は、夕方まで採点業務。
一休みして、夕食まで書き込み。
一休みの後、採点業務の続き。
石橋辰之助句集『家』読了。馬酔木系の作家なのだけど、大いに共感。登山俳句に心惹かれたせいであろうか。
大学時代など、ちょっと思い出す。
東京三『街』を読み始める。こちらも面白い。後の秋本不死男。本人は掲載作品が不満らしいが、確かに都市生活の表面をなぞるような内容は、さもあらんと思う。