日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。             
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。
独り言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。

         
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【22年12月27日】
よくあれだけ差別的な発言やふるまいを繰り返し、その挙句、政府の重要ポストについていた人物が、事実上の解任。あんな差別的な人物であっても、よくもあんなポストにつけたものと、ある意味その異常さに驚いてもいたのだが、結局は何の成果も上げることなく、年末の大掃除の一環として、席を追われることとなったようだ。税金を無駄に大目に使ったようなものなのだろう。
  今日は、久々に快晴の一日。あたたかくて、気持ちが良い。ここ数日少しずつ進めていた年末の大掃除も、風呂と台所の掃除と言う二大ミッションを本日終了して、先が見えたような思いになる。昨日の内に、年賀状は印刷もし終えて投函済み。年越しの気分が徐々に高まってゆく、というところであろうか……。
故郷の山が、すっかり冬山に変貌して、その秀麗な姿が青空を背景として、優雅にそびえたっているのを、ウオーキングがてら眺めやって、つくづく心服する。現実世界に存在する美の一典型を目の当たりにする思いだった。ほぼ、非の打ちどころのない美しさだと心から思う。

【22年12月23日】
大雪が予報されるけれど、今のところ地元では幸いそのような状況でもなくて、ほっとしているところ。ただ、今夜あたりかなり降雪がありそうなので、明朝目を覚ました時にビックリするような状況になっているかもしれない。
  今日は、コロナのワクチン接種5回目の日で、大雪になっていれば厄介なことになっていたかもしれない。母と一緒に接種を受け、15分ほど様子を見て、そして帰宅。筋肉注射とはいえ、痛みはほとんどんなくて、副反応的な状態もない。接種第一回目以降、ほとんど問題はなくて、ラッキーなことだと思う。ファイザーであったことも、副反応を抑えられた要因かも、などと思ったりする。親戚にコロナ感染が出たりとか、状況はそれなりにひっ迫しているところもある。死亡率がインフルエンザ並とはいえ、特に高齢者や慢性病の人には危険な度合が高まるようで、うかつに油断するわけにもいかない、と改めて思う。
外は、夜闇のなか粉雪がふりしきっている。粉雪は、積もる質の雪なので、かなりいやな感じ。とはいえ、ほの白く夜闇を染める雪景色は、なかなかきれいだななどと、少々呑気に思ったりもする。大雪の注意情報は解除されていないので、不謹慎かもしれない。それに、寒い。節電というわけでもないけれど、エアコンの暖房を弱くして、その分厚着でカバーしているが、指先や足先がひんやりとする。背骨の辺りが、一本ひやひやしたりもすることだ。夜中には、氷点下3度くらいになる予想だ。

【22年12月17日】
犬の散歩をしていて気になることに、ウンチの放置がある。そんなに頻繁なことではないのだけれど、しかし特に気になるのはおそらく同じ犬(飼い主)が、ウンチをほったらかしにして犬を散歩させているようだということだ。犬たちの散歩コース上に、ときおり巨大なウンチがほったらかされてある。その量から判断するに、大型犬であろうと思われる。この界隈を散歩している大型犬はある程度知ってはいるけれど、そのうちのどれか(誰か)であるのかもしれない。犬の散歩の際は、当然のマナーとしてウンチ袋を携帯していくのだけれど、さすがに残置ウンチの巨大さには、ウンチ袋では対処できないのかもしれない……。
  せめて幸いなことに、実家の犬はその残置ウンチに全く興味を示さないでくれているので、むりやり引っ立てて、そばを通過しなくてもよいことがありがたい。近所で、保護犬のお世話をしている人と一緒に散歩をすることがあって、たまたま目に入った残置ウンチ(巨大ウンチではないが)を自ら持参の袋に回収して持っていかれることがあって、感心したりもするのだけれど。さすがに、その巨大ウンチには対処しかねておられるようだ。
自分ちの犬のウンチなら、ほとんど抵抗感もないが(ああ、ウンチだと意識することもまれだ……)、さすがに得体のしれぬ巨大ウンチは忌避感も強い。
ウンチ放置の現場に一度も立ち会ったことがなく(散歩する時間が、基本的に違っているのだろう)、「犯人捜し」みたいなことをするつもりもないけれど、それでもやはり、かなり嫌な気分にはなることだ。
庭の雑草みたいな芝生の上に残すご近所猫のウンチは、さすがにその臭いが強烈なこともあって、一瞬ムカッとするけれど、丁寧にシャベルで掬って、下水管の方に始末したりすることだ。

【22年12月13日】
ネットでレコードプレイヤーを購入。かなり安価で、音質の良い製品を手に入れることができた。その方面で、有力なアドバイザーがいるので、ありがたい。毎夜、ジャズやクラシックで、昔購入したレコードを聴いている。CD等に比べ、レコードの方が、いかにも生身の人が演奏しているという感触があって、いまさらにレコードの魅力というものに気づかされたように思う。どういう経緯でか、もう覚えていないけれど、バッハ全集が手元にあったので、それをすこしづつ聞いている。さすがに、ちょっと感覚に合わない曲もあるけれど、全体にこれはいいいな、という作品を楽しんでいる。BR> 
「ジャン・クリストフ」、目が離せないような内容になっていて、毎日の読書は、真っ先に「ジャン」から始まる。彼は、とうとう殺人者になってしまった。フランスの何年かは知らないけれど、5月1日の騒乱の中で、警官を殺害し、同日彼の無二の友人を、彼の軽率な、というのか、軽薄なと思われる行動で官憲によって亡くしてもいる。ほとんど、今でいう、無自覚のテロリスト的な感じ。結果の重大さにさすがにジャンも打ちのめされたようだけれど、スイスに逃亡後、いまではお世話になった家庭において、その家の主婦との間に不倫的な雰囲気(そこまで進展はしないかもしれないけれど)の状況に陥っている。それにしても、天才タイプの人物(設定)とはいえ、ほとんど性格破綻者的な風貌でもある。本当に、目が離せない状況。

明日は、降雪が予想されている。昨日、タイヤ交換には行ってきたので、積雪があっても、車の移動は大丈夫ではあるが。問題は、犬の散歩。この先、1週間は悪天が続くようなので、どう散歩させるか、困っている。犬は喜び庭かけまわるというけれど、そもそも寒さに強くない犬種なので、天気の隙をみて、散歩させるほかはないと思うのだけれど、その隙がなかなか容易に見つからない気象状況である。困る、本当に!

【22年12月10日】
ここ数日、朝は気温が低いけれど、昼間はぽかぽかとあったかい。小春日和が戻って来たのかと思えるほど。電気代が高騰している中で、エアコンの暖房を使う必要がないのがありがたい。それにしても、前年度に比べ、電気の使用量はほとんど変わらないのに、電気代が2000円くらい違っているのは、不愉快だ。節電とはいえないまでも、無駄に電気を使うことには注意を払っているつもりではあるけれど。いっそ、ポイント還元の節電の取り組みに申し込んでみようかと、つい思ったりするほどだ。
  ガソリン代は、一時期160円台に下がったけれど、今は再び170円台に戻っている。車の走行距離に税金をかけるみたいなことが一時期取りざたされていたようだけれど(話としては引っ込んだのだろうか?)、税金の塊のような車とはいえ、それを使わなければ普通の日常生活が維持できないという田舎暮らしであってみれば、そのうえ走行税などかけられることがあれば、はらわたグラグラという状態になることだろう。車を使わず、数キロを歩いて、スーパーまで買い物に。まとめて購入するためにリュックを背負って、みたいな姿は、さすがに想像もしたくないことだ。
使わざるを得ないから、余計に税金を負担してでも、生活を維持しようとする、みたいなあり様は、「苛政」の一つの姿ではないか、などと思う。
国防のために、国民全体から「広く薄く」税を徴収する、というのもそれに似た姿のようだ。I氏などは、国民の国防意識啓発の意味でも、国防にかかる対国民増税は必要、などとかなりずれたような発言もあるらしいが。さすがは、戦争を賛美し、戦争は人の魂を磨き上げるみたいな主旨のことを語る人物らしい意見であったりもするけれど。これはさすがに問題外としても。
どこか、微妙に国や社会のネジやタガが緩んだり、ゆがんだりしているような気がするのは、気のせいなのだろうか……。

【22年12月5日】
久々の吟行句会。いつもなら、気楽に楽しむところだけれど、今回は吟行段取り全般の担当者の役割が当たっていて、普段なら使わない気をずいぶん使って、かなり疲労困憊という状態となる。現職時代なら、こんなこと問題外であったろうけれど、そんな状態を離れて久しい、ということは、心身ともにかなりの負担を強いるものだと、改めて思う。現役でいるということは、なかなかすごいことだと思う。海岸の温泉地が吟行の舞台。こちらは、のんびり句作に集中するというわけにもゆかず、吟行は短時間で切り上げて、句会上での段取り整備にあたる。コンビニで買った昼食用のおにぎりが不思議に美味しくて感動した。ほぼ3時間にわたる吟行句会を終えて、後始末をして帰る。疲れる。弱くなったな、とも思うけれど。帰宅途中で、「第九」の後始末の件をひとつこなす。これは、わりと愉快なお仕事であった。帰宅後、同じ結社の俳人で、「第九」コンサートに来てくれた人の俳句作品を、本人の了解の上で「第九」関連のLineに流す。こんな鑑賞も面白いと思うけれど。

疲れていたので、送っていただいたちょっと濁り酒風のお酒を飲んで、夕食に変える。おつまみのベーコンの大根はさみは、大根の処理にちょっと問題があった。湯通ししたうえで、あらためて炒め直して、ベーコンを挟んで食べるとよいように思う。ここ三日、夕食に炭水化物をほとんど摂取していない状態。しばらく、これを続けてみようかと思う。体重は、てきめんに減る。しかし、あまり不自然に減ることは、好まない。

ほとんど、悪夢に近いような夢。怪我をした犬を、動物病院へ連れて行こうとするのだが、車で移動するうちになにか訳の分からない街に迷い込んで、どうあがいても動物病院へ行き着けないという状況に。得体のしれない生き物に、食らいつかれて、赤剥けの傷が痛々しい犬を連れて、訳も分からない街並みを、訳も分からない状態の中で、ひたすら病院へと運んで行こうとするほとんど悲壮な意志は、夢うつつの状態の中で、実際になんども怒声というのか、罵声をあげるような胸苦しい状態だった。早く、こんな夢魔的状態から抜け出そうと、足掻いているような、そんな状態の夢見だった。本当に悲惨だった……。一体、何だったのだろうか。

【22年12月2日】
12月に入って、突然に寒くなった。「あたたかき11月もすみにけり」という中村草田男の句を、ひとしお身に染みて感じる。夜具も、とうとう冬バージョンに変更。これで暖かく眠ることができるだろう。故郷の山は、一日で雪山に様変わり。五合目くらいまでは、もう真っ白になっている。とはいえ、この雪は融けたり、積もったりをしばらく繰り返すことになるのだろう。中腹のスキー場は、今年こそはと大いに期待を膨らませているらしい。スキー場のナイトスキーのきれいな照明を、今年こそは遠く眺めてみたいものだ。

スペインに日本は快勝したらしい。特に、サッカーに興味を感じるわけではないけれど、それにしても世界戦、何が起こるかわからないということを、目の当たりにした思いになる。このまま、ベスト8からベスト4あたりにまで勝ち進んだら、今年の10大ニュースの第5位くらいには入りそうな気がするけれど……。

『愚管抄』読了。片カナ漢字交じりの文章に相当痛めつけられたような感じ。内容も、かなり難解で、苦労した。歴史ものつながりで、続いて「鏡物」のひとつ、『増鏡』を読み始める。ほんとうなら『大鏡』から読み始めるべきなのだろうけれど、手持ちの古典全集の中に含まれていなかった。それにしても、ひらがな漢字交じりの和文体の文章のなんと読みやすいこと。思わず、嬉しくなってしまう。