日々録
日記のようなものを書いてみようかな、と思いました。             
備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、という事です。
独り言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さい。

         
23.12「日々録」 24.1「日々録」 24.2「日々録」 24.3「日々録」 24.4「日々録」

【24年7月30日】
3年前の東京オリンピックは、ほとんどテレビを見ることもなかった。今回のパリオリンピックは、テレビ番組を通じて結構楽しんで診ている。東京オリンピックについては、いまだに裁判沙汰が続いているように、コロナ禍に対する対応だけではなく、さまざまな不正や利権がらみの問題や、それにまつわる怪しげな人間たちのふるまいが不愉快で、見る気がしなかったということがあったように思う。今回のオリンピックについても、同じような様々な裏事情がうごめいているだろうことはおそらくあるのだろうけれど、そんな情報にふれることなく(あっても、マスコミは諸般の事情から当面報道を控えることだろうし)、お気楽にスポーツそれ自体を楽しんで見ているということがあるのだな、と改めて思う。
それにしても、金メダルを取ることが当然のことのように取りざたされる人たちの大変さ、というものを改めて目の当たりにしたようなところもあって、アスリートなどと称揚されつつも、さまざまなプレッシャーや軋轢は、名誉や社会的評価の対価としてはどれほど釣り合ううものなのだろうかなどと、余分なこと、余計な事を思ったりもする。かつて、マラソンの円谷選手がメダルへの重圧から自死したという出来事は、心のどこかに、その人の遺書の一部とともに残っていたりもする。
昨日は、40度越えの気温の場所があった。今日もまた、それに近い気温の土地が予想されているらしい。異常だ、狂っているなどといいつつも、それがいつか当たり前のことになっていくだろうことが鬱陶しくも恐ろしい。

【24年7月27日】
パリ・オリンピック。フランスらしいお洒落で奇抜な開会式が演じられるらしいことが楽しみで、夜中近くまで起きていたのだけれど、つい眠りこけてしまった。再放送があるだろうから、そちらの方を見るほかないことだ。列車妨害が企てられたらしいけれど、そんなことして一体何になるのだろうかと素朴に思う。妨害工策とは言え、「いじわる」程度のレベルの行為に外ならないような気がすることだ。それが、フランス風の劣化した「エスプリ」の発現なのだろうか、などと。いずれ犯人たちは、国家の威信をかけて逮捕されることになるのだろうが。
自らの地位に恋々とする政治家、というのは、おおむねみっともないとしか言いようがない姿を面前に晒しているようだ。あくまで自分は正しいのだと主張を繰り返してみても、その言葉やそもそもの行為自体に納得や説得の裏付けになるものが欠け落ちているようで、だんだん気の毒なような妙な気分になってくることだ。頑張るところを間違えているようにも思うし……。
連日、暑い。犬の散歩もままならないような状態になってきている。近所の犬は、夕方の散歩で暑さのあまり嘔吐したりして、散歩を中止しているそうだ。我が家の愛犬も、朝の散歩はなんとかこなしているけれど、夕方遅くの散歩は行きたい気持ちを萎えさせてしまうような状況に、犬自身困惑しているように見えることだ。困った。

【24年7月25日】
はたと気が付くと、もう7月も下旬の25日。こんなに長期間書き込みをしていなかったのは、前代未聞などと我ながら思ってしまう。その間、特に何もなかったというわけではなく、世の中に対しても個人的に耳目をひくようなことが次々起こっていたし、個人的な生活においてもそれは同様のことで、毎日大小色々なことが起こっていたのは確かなことだった。
おそらく、そのためにいろいろなことをまとめて考えたり、書きつけたりする余裕がなかったということなのだろう。古くからの知人の最近のSNSに対する返事も、気にかけながらも返していないし……。すみません。
毎日、息をつめて生活するわけにはいかないし、どうしても何もしない時間、あるいは読書に使う時間(毎日が日曜日的生活だった時にはふんだんにあった時間が)も切り詰められたものになってしまった(こちらの集中力の減退という面もありかも……)。ふんだんにあった時間、ぜいたくな暮らしはしていないけれど、時間に対してだけはずいぶん贅沢だったということを改めてなつかしく?思ったりもすることだ。

【24年7月9日】
雨雲レーダーをみると、赤黒い雲が、次々と通過している状態。朝の散歩は、6時前に出かけて、雨が降り出す前には帰宅できたのでよかったけれど、夕方の散歩は到底無理という状況だ。梅雨と言えば梅雨なのだけれど、雨降りはやはり面倒くさい。猛暑を通り越して溽暑の日々が続いたり、かと思うと、手のひらを反すような突然の線状降水帯や、ゲリラ豪雨。完全に天候に翻弄された状態の日本列島という印象。温暖化とは、やたらに暑くなって海面上昇が起こる的なことのみではなく、極端な気象現象が頻発、恒常化する現象らしいけれど、その一端を今現在体験しつつあるのかなどと思う。数年後には、夏の40度越えが当たり前のことになったりして(逆に、冬は異常な低温現象が起こったり……)。以前読んだことがある、小松左京の名作『日本沈没』の第二部(小松氏死去後、別の作家が執筆した作品だったけれど)日本列島の沈没が海流の大きな変化をもたらし、それが世界中の異常気象の引き金になるということをSFらしい世界構築のなかで、異常気象に翻弄される世界での日本人の姿が描かれてあったけれど。今にして思えば、それは大災害小説と言うだけではなく、地球温暖化のシミュレーション小説みたいなところもあるな、などと思ったりもしたものだった。
それにしても、暑い。