第五号


【作品10句】 

「一考、京事(4)」           岩城 久治
「リハビリ・プリズム(3)」     清水 貴久彦
「車 窓」              すずき みのる


【創作】

「影踏み」              清水 貴久彦
(その五、岸上大作)
発想の森 「4時44分」     すずき みのる

【特別作品30句】

「ゾンデ」             清水 貴久彦
「春 郊」            すずき みのる


【歌仙】 

「『磨かれて』の巻」      

【後記】                       

○『鼎座』第五号をお送りします。時、折しも立春寒波のただ中で、京都市内も時折小雪が
 舞う空模様の一日でした。しかし、雲を割る日ざしは明るく、春の到来を思わせるものでした。
 今年の『鼎座』も、蝸牛の歩みで、少しずつ前進して行きたいと思います。どうぞよろしく
 お願いします。
○今号は、蝸牛の一歩として、通常作品10句の他に、清水・すずきの「特別作品30句」を
 掲載しました。量に質が伴うか、覚束なくもありますが、ご一読下さい。
○『鼎座』で初めて 歌仙を巻いて以来、号が進むにつれて、次第に連句の愉しさ、座の楽しさ
 を実感するように なりました。共同作業の緊張感と世界展開の快感が連句の醍醐味であろうか、
 などと思ったりしました。(す)