日記のようなものを書いてみようかな、と思いまし
た。 備忘録を兼ねて、日々思ったことを書き付けておこうか、とい う事です。 一人言めいた内容もありますが、興味があれば、お読み下さ い。 |
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【15年8月29日】
昨夜の分のモニター用レポートを朝のうちに書き上げ、送信。
その後、1時間ほど間を置いて、今月分の最後のモニター番組を聞く(ラジオなので)。1時間弱の朗読番組。水木しげるの手記と自伝小説の一節を朗読。どちらも面白い。つい、楽しんで聞いてしまう。
録音の手段を持たないので、内容は聞きながらそのままポイントをデーターとして入力。気になった部分は、それもメモ的に入力。番組の進行に遅れないように、それなりに入力は必死に行う。それにしても、なかなか面白かった。内容自体は、悲惨としかいいようのないものではあったのだが。
一端入力を終えて、一休み。その後、内容をプリントアウトして、それに基づきながらのレポート作成。
内容が面白かっただけに、ついレポートにも力が入って、各項目いずれも字数オーバーとなり、さらに切りつめる作業を行う。1時間あまりかけて、作業終了。これで、今月分は終了する。
来月の予定が送られて来ているが、金曜日にモニターが集中していて、ちょっと大変かもしれないと思う。
午前中に、レポート2本をまとめた反動か、午後はうかうかと過ごす。こちらの思い違いで、句会は先週だった。がっかりである。
とりあえず、明日の勉強会用に飯田龍太の句集巻1は読了する。
夕方からは、ミニコンサートを聴きに行く。地元のケーブルテレビが収録に来ていた。近日、番組として放映するらしい。もっとも、こちらはケーブルテレビに加入していないので視聴はできないけれど。
雨模様だったのに、観客も思った以上来場していて、盛りだくさんの中身で楽しく1時間半を過ごす。
明日は、朝から京都行き。
【15年8月28日】
6時前に起床。そのまま「歩き」に出る。目を覚まして間もないので、眠い。
眠いと思いながら短めに30分ほど歩いて帰宅する。風呂に湯を入れて、朝風呂。珈琲を立ててのみ、やっとひとごこち。
午後からは、母の運転手で病院へいくことになるので、午前中のうちに出来るだけ読書を進めておく。『荘子』は下巻半ばまで読みすすむ。ほぼ毎日1時間を割り当てて、もう3ヶ月くらい読み続けているか。まだまだ、終わりは見えない。語られる寓話的内容が、結構面白い。たまに、儒教の祖、孔子とその弟子達が登場して、荘子の思想の代弁者みたいになったりするのも面白い。もちろん、勝手に孔子を利用しているわけであるけれど。そのいい加減なおおどかさが中国らしくて面白い。
『歌合』は、すでにページ数で言えば、残りが4分の1ほどになってしまった。現在、藤原俊成を判者として、歌会がおおむね順調に進んでいる。判者として、歌人のひとりとして招聘された息子の藤原定家の作を、やむなく落としたりもしているのが、父としての忸怩たる思いがちょっと伝わってきたりして、それはそれで興味深かったりもする。
日曜日の勉強会のために急いで読みすすんできた飯田龍太の句集も、全集第1巻所載のものをまもなく読み終わるところまできた。句集は2巻本なので、後半がまるまる読み残しになってしまうけれど、これは時間切れということでやむを得ないと思うことにする。
午後は、夕方まで運転手兼付き添い。いずれ自分もこの病院をかかりつけ病院にすることになるので、その施設や設備、雰囲気なども一応観察しておくことにする。なかなか良さそうな病院だと思う。
今夜は、モニターが1本あるのだが、夜中の12時からの番組なので、それまでまず起きていなくてはならない。それが、ちょっと厳しい。
明日、もう1本ラジオの番組のモニターを午前中に済ませて、今月分のモニターは終了。午後からは句会、夕方からは身内が出演するミニコンサートを聞きに行く。忙しい一日になりそうだ。
【15年8月27日】
台風一過のおかげか、昨夜の夜空は異常なくらい空気が澄んで、月が西に沈んだ夜中の3時以降は、びっくりするくらい良好なシーイングで星空を見る事ができた。
星の色の違いなどは、普通の状態ではあまり見分けがつかない(まして、近視で老眼交じりとなれば一層そうなのだろうが)のに、昨夜はいくつかの星の輝きの色の違いを判別することができたほどだ。
山に登っていた頃、夜の稜線のテントから、外に出て地上からの光の影響をほとんど受けない星空を眺めたときの、満天降るほどの星空をちょっと思い出したほどだった。
もちろん、山で見た星空には残念ながらかなわないけれども。
短時間の間に、大きな流星もふたつ見ることができた。これもうれしいことだった。
今夜も、空の状態は悪くないだろうけれど、月の出が昨日より50分遅くなるので、明け方近くまでは月の明かりの影響を受けることになるだろう。
今日も、モニターのレポートを朝のうちに1本書いて送る。その後、今週の日曜日、京都である勉強会のために飯田龍太の句集を読む。
かなりの内心の困惑を感じながらも、なんとか読んでいく。感覚とか発想とかの違いを強く感じながら、その抵抗感の中で読みすすんでいく。すでに、第3句集まで読み終えて、さすがに最初ほどの抵抗感と困惑は解消されてきた。でも、未だに「変な人」という印象は強烈に残っている。妙なたとえなのだが、非常に具象的な抽象画を描いている画家みたいなひと、という印象である。
午後からは、閉め切りが迫っている結社への投句をまとめる。2本あるのだが、この夏の間に作り溜めたもののなかから抜き出してきて、7句と5句にまとめ、推敲を経て投句用紙に書き、早速投函する。両方で、2時間くらいかかる。今月もなんとか欠詠することなく、投句を終えることができた。
その後、角川の『俳句年鑑』の結社紹介のアンケートをまとめる。それも、できあがり次第ということで、投函を済ます。ポストまでは10分。外は、雲一つ無い文字通りの快晴で、日差しが大変きつい。しかし、風はこころなしひんやりと感じられる。
夕方まで、1時間ほど『歌合』を読み、本日の活動を終了する。
実家に顔出しをして、犬の散歩をすませ、自宅に帰り、浅酌後夕食。
変わり映えのない一日の終了である。
夜、番組モニターの方からメールが入る。急な欠員ができたので、引き続き半年モニターを引き受けてもらえないかとのこと。こちらとしては、大変助かる。明日にも承諾の返事を送ろうと思う。
【15年8月24日】
昨日は、終日ほぼ快晴の一日であった。
とはいえ、朝小雨があり、ちょうどベランダに敷布や夏がけなどを干していたにもかかわらず、雨に気づかずに少し湿らせてしまった。
もっとも、その後の日差しで、一気に乾燥が進んだのだけれど。
朝一で、昨日の番組のレポートを書く。重い内容の番組であったけれど、1時間ほどかけてなんとかレポートをまとめあげる。
今月は、レポートの残りは4本となった。
別の局で、モニターの募集をしているみたいなので、そちらに応募してみようか、などと考える。
高浜虚子の『柿ふたつ』読了。子規の死で終わる内容だったけれど、全体として読み応えのある小説だった。
虚子が、自身もKとして、客観視して作の中に登場させることで、内容的に奥行きを作り上げることができたように思われる。とはいえ、H誌(雑誌『ホトトギス』のことだけれど)発刊に関して、碧梧桐をはじめ、仲間たちとの間に様々な葛藤や軋轢などがあって、そのことを繰り返し語っているあたりは、虚子のかなり生で正直な感懐が語られてあるようで、興味深かった。
恐らく本日、俳句関係のお仕事がひとつ廻ってくるので、しばらくはそのことが生活の中心になってくるのではないか、と思う。
なにしろ、初めての経験で、しかも報酬を得るということで、当然の責任がともなってくるので、その点少々緊張も感じている。
本日も、朝から快晴である。風は、やや涼しい。気温も、これまでに比べ少し低いようである。その割に、湿度はかなり高いけれど。
台風が、徐々にこちらの方を目指して、北進しているようである。明日あたり、その影響をもろに受けていることであろうと思う。
それにしても、8月も間もなく終わる。本当に早いものだと思う。学校などは、明日から第二学期が始まるようだ。
【15年8月22日】
昨日は、朝から別の病院へ。
これで、3日連続で、病院通いということになった。
骨盤と大腿骨とのつなぎの辺りが、京都行きの頃から痛くなっていて、ここ数日その痛みが増してきたので、やむなく出かけることにした。
レントゲンなど撮ってもらい、診察を受けるが、幸い筋肉痛だろうということで、湿布薬だけをもらって帰る。歩き過ぎなのだろうかと思う。
一日天気が悪く、レポートを2本書いた以外は、ずっと本を読んで過ごす。
本日。昨日に変わり、良い天気。
早朝に歩き、レポートを1本朝のうちに仕上げる。1週間の京都行きが、モニターの間隔を詰め詰め状態にしてしまった。
土曜日なので、午前中は高浜虚子の小説『柿二つ』を時間制限なしで読み、昼食後は句集。その後、1時間40分くらいの特別番組のモニターを夕方まで。
地元に関係がある戦争関係の番組で、重い内容であった。とりあえず、パソコンにデータとして番組内容を入力する。
そのままレポートに移る気分になれず、レポートは明日にまわす事にする。番組の一番最後のシーンが、本当に胸にこたえた。
夕方、浅酌。その後、夕食。
書斎に上がり、日々録を書き込んでいると、お隣さんの庭の方から、鈴虫らしい虫の音が聞こえて来る。
外は、もう真っ暗になっている。
【15年8月21日】
昨日は、午前中通院。文字通りの午前中一杯の通院となる。
検査とその結果待ち。特に、変化はなしということで一安心。
以前から話に出ていた転院を、今日決める。
別になにかトラブルがあってのことではなく、地域の拠点病院ということで、状態の安定している人は、他の病院へ分散することで、拠点病院としての機能向上を図るということらしい。
一昨日、昨日と待ち時間の長さを考えたとき、それも必要なことだな、と納得する。
紹介状を受け、別の総合病院へと通院先を変更することとなった。
今日は、朝から小雨模様。一日、天気はすっきりしないらしい。季節が、夏から秋へと切り替わっているその境の時期なのだろう。
来週は、台風がやってくるかもしれない。というより、かなり直撃の可能性がありそうに思う。
地球全体の気象が、変調をきたしているらしいことを、じわじわと実感してくるようだ。
昨夜は、久しぶりに合唱練習に参加する。ハイドンの『天地創造』から、2曲ほど抜き出して歌う。全くの初見だったので、歌詞もろくにわからぬまま、ごまかしごまかし歌う。重厚な感じで、なかなか面白い曲である。つい気楽な気分で、超短髪・短パン・Tシャツ姿で出かけたら、その風体がなんとなく周囲から浮いてしまったようだった。
練習後、積極的に後かたづけの手伝いなどをして、若干イメージの改善を試みたりもする。
右目の飛蚊症がここ一年くらいかなり度が進んだ状態だった。黒い点々が、やたらと見えるという、それに慣れなければ少々鬱陶しい状態であった。
先日眼科に行ったのも、飛蚊症がさらに左目の方にも進行してきたので、他の病気ではないかと思い、その検査をしてもらったりもしていたのだ。飛蚊症は、片方の目にでることが多いらしい。
異常はなく、正真正銘の飛蚊症だった(つまり、老化現象の一環)わけだが、たまたまネットで検索していた際、黒胡麻が飛蚊症改善に効果があるという体験談を見つけた。
黒胡麻を食べるだけということで、サプリなど飲んだこともなく、食生活についても、野菜を最初に食べるということぐらいしか、身体に配慮したことのないわが身であったが、ふと試しにやってみようかと思った。単なる好奇心のようなものだった。それに、胡麻なら口に入れても、得体のしれない薬物みたいには害にはならないだろうし、たぶん……。
コンビニで180円の煎った黒胡麻を買ってきて、一日大さじ2杯分くらいの分量をもぐもぐ食べていたら、数日後どうやら効き目が現れ始めたようだった。
右目にたくさん見えていた黒い点々が、ほぼ透明な状態になってきた。おおきな影はあいかわらずだけれど、点々が薄れることで、ちょっとだけ視界が爽やかになる。
胡麻の何の効能なのかわからないけれど、効くこともあるんだ、と感心する。
【15年8月19日】
今日は、母の通院に運転手として同行。
8時半過ぎに病院に入り、検査や診断を受けて病院を出たのが2時前。
初診ということで、予約した人達の後に回ったという事情はあるにしても、検査・診断の総時間が30分ほどであったことを思うと、病院で過ごした時間の大半が待ちのための時間だった、と改めて思う。
もちろんその時間帯も、休み無く診察に当たる医師のことを思うと、ご苦労様とねぎらいの言葉のひとつもかけたい気持ちにはなるけれど、それにしても……、との思いがどこかに残る。
遅い昼食は、地元のちょっと名のある店で、母からおいしい蕎麦をごちそうになり、それはそれでありがたかった。
帰宅後、2時間ほど読書して、夕方実家の方に顔を出すと、自室で母は眠っていた。病院での待ちが相当疲れたのではないか、と思う。
そっと起こさないようにして、犬の散歩だけは済ませると自宅に帰り、テレビのモニターを1時間。
記録はしっかりパソコンにまとめてあるので、レポート作成は明日にまわして、夕食をとる。
少々、疲れている。
明日は、同じ病院に、今度は私の定期検診で出かけることになる。今日ほどにはならないだろうと思う。
【15年8月18日】
実家の方のエアコンが2台、入れ替えとなった。以前から1台は故障していたもの、もう一台は急に動かなくなってしまったもの。
どちらも10年以上前のもので、修理しようにももう部品が残されていないとのことだった。
せめて型落ちの機械があれば、若干は安く手に入ったかもしれないけれど、今年の猛暑でそれもまったく在庫ゼロという状態であったようだ。今年度のタイプも、運良く1台だけ残っていたとのことで、早速入れ替えてもらうことにしたらしい。
点検にきた出入りの電気屋さんによると、昔はしっかりした作りのものが多かったのに、今ではだいたい10年が故障までの目安で、10年たてば部品もないので修理は不可能、必然的に買い換えということになるらしい。なんとなく釈然としない気分である。
それにしても、節約生活に入って以来、値段交渉をするということに、あまり抵抗感がなくなってきてしまった。良いもので、少しでも安く買えるならそれにこしたことはない、という感覚である。
昨夜は、夜空が大変きれいだった。ペルセウス座流星群の時は、かろうじて空の半分くらいが雲が切れて観察が可能となり、1時間弱で10くらいの明るい流星を確認することができた。
その日が昨夜であったならば、とつくづく思うほどに、満天の星空であった。銀河も視力の落ちた目にもかなりくっきりと見えるほどの状態だった。
夜風も涼しくて、秋をちょっと意識した夜空であった。
【15年8月15日】
金曜日。番組モニターをするはずが、安倍総理談話のために番組が変更となり、予定が狂う。
しかたないので、一通り談話を聞くが、正直何が言いたいのか、よく分からなかった。4つのキーワードとか言われていたけれど、いずれも一般的な論調の中に紛れ込まされていて、その内実はぼやけたものだった。
ごく曖昧に、やや過剰な言葉を用いつつ、あたりさわりなくやり過ごしたという印象である。
ただ、ちょっと気になったのは、戦後生まれの世代を一括して、戦争と直接関係ないという趣旨のことを語っていたけれど、日本国民の一人として、戦後生まれ世代も日本の歴史に対して責任を持つことは当然なのだし、「謝罪」の思いは、戦後世代であろうとも、心の一部に持ち続ける必要はあるだろうと思われる。「謝罪」の政治利用は鬱陶しいことではあるが、これは個人の問題ではなく国家・国民の問題であるという視点をぼかすような物言いは、違和感を覚える。歴史の継続と継承と言う点で言えば、戦後世代も過去の戦争と無関係ではいられないということだ。
それを「無関係」とする点に、なんとなく感情に訴えようとする安倍言語的ないかがわしさを感じる。
新聞各紙の評価がまちまちだということも、その立場の相違を越えて、安倍談話が心底の共感性を持ち得なかったということの現れのように思われた。
はっきりと謝罪の言葉を明言し、以後謝罪という形の態度表明は控えるけれど、今後の日本の進み行きをしっかり見守ってほしい、ぐらいのことでよかったのではないかという気もする。
ただ、そうなると懸案の安保法制がネックになってくるという皮肉な現状もあるけれども。
土曜日。昨日のモニター抜けをカバーしようと朝から別番組のモニターを行うが、後になってそれが土曜日は対象外と知り、少々がっくりくる。
朝は、涼しさを肌に感じるほどの状態だったけれど、雲が切れ、日が差し始めるととたんに暑くなってくる。
今日は一日、晴天のようだけれど、とはいえ京都ほどには気温は上がらないようだ。
昨夜は、安来方面の花火大会が開催されたようで、夜の涼しい中を歩きながら、遠花火を鑑賞する。
宇治川の花火大会は今年は中止と、現代俳句講座宇治吟行会の際知り、また郷里の幼少期を過ごした町の花火大会も、今年から中止となってしまった。夏の風物詩である花火大会が、運用面や費用の関係で中止されていくのは残念なことだ。
【15年8月13日】
5時起床。朝食を取り、涼しいうちにと思い、墓掃除に出かける。
花とかはまだ準備していないので、ともかく草むしりとか花立ての準備などをするつもりで、車で出かける。
外は、小雨が降っている。
車で2カ所廻り、思ったほど草もはえていなかったので、早々に帰宅。それでも、掃除を含め、往復2時間くらいかかった。
帰宅後は、読書。句集1冊と歌合の続きを読む。
昼前に実家へ。お寺のお坊さんの到着を待って、お経を上げてもらう。
膝を痛めていて、正坐がつらいとのこと。
車の運転も跡取りの人に任せているようだ。
午後、あらためて墓参。
いつも盆花を買う店が、すでに売り切れということで、別の店を探して、どうにか墓に供える花を準備する。
時折、強い雨が降る中を、朝と同じコースで墓参へ。
すでにいろいろの段取りを朝のうちにしておいたので、雨の中もさほど困難なく、墓参を済ませ、帰宅する。
夕方には天気が回復するという予報であったが、どうやら少し時間帯がずれそうだ。
外は薄暗くなったものの、まだぽつりぽつりと雨が降っている。
一日を通して、暑くなかったことがありがたかった。
迎え火は、もう少し暗くなってから、実家の方で焚くことになっている。
【15年8月12日】
6時前に起床。いつもよりはやや遅め。
少し疲れが残っていたのかもしれない。
朝食を終えて、7時過ぎから俳句講座のまとめの文章を書き始める。
600字という制限なので、なかなか厳しい。沢山の事を省略して、しかし概要のみという内容にならないように注意しながら書く。
下書きは出来上がったので、改めて内容・表現について、ここ2・3日を書けて推敲する予定。
確認しなければならない内容などを、当該の人に連絡したりもする。
昼前に眼科へ。京都にいる間に、ちょっと目に違和感があったので、念のために診てもらいに行く。結果は異常なし。疲れ目用の目薬をもらって帰る。
暑さは一段落という状態で、時折雨がぱらついたりもする。
午後は、龍谷大学の「第12回青春俳句大賞」のまとめ冊子を読む。中学生の作品のレベルの高さに驚く。
その後、実家に行って、盆提灯の準備をしてから、夕方まで高浜虚子の「続俳諧師」を読む。虚子自身が、実際身内の下宿屋の仕事を手伝っていた事を素材にして描いた小説で、生々しくて、なかなか面白い。
今夜は、ペルセウス流星群の極大日らしいけれど、この曇天では流星を眺めることは難しそうだ。残念である。
【15年8月11日】
京都での書き込みで、ブログ版に書いた3日分をまとめて掲載しておきます。よろしければ、お読み下さい。
京都に来て5日目。
現代俳句講座も本日で3日目が終了した。
1日目は、基本的な俳句入門講習が中心で、4講座の演習。
2日目は、宇治吟行会と午後からの句会・全体会。
3日目は、当季雑詠での句会並びに全体会。
朝から夕方までの講習・演習で、結構疲れる。
学生は全員初心者だけれど、2回の句会通じて、ずいぶん俳句らしい俳句を作るように
なっている。
本日は、日曜日でお休み。
知人と会うことになっている。
日曜日。
本日は、休息日。京都の知人達と、麻雀をする。
麻雀自体は10年ぶりくらいだろうか。
結果は、かなり惨憺たる点数だったけれど、しかし最後の半雀で、なんと
「ヤクマン」を達成する。人生上、二度目の快挙。
「国士無双」というヤクマンであった。
なかなか気分が良かった。
月曜日。俳句講座も最終日。
聞き応えのある講座が三つ準備されてある。
月曜日。
本日が、最終日となる。
講義が3本あって、その後、感想を提出して、4日間の俳句講座は終了する。
学生諸君の評価は好評で、ほぼ参加者の全員が、今後も機会があれば俳句を作ってみたいという
ことを書いていた。
その思いを受け止める体制が、主宰団体の方に十分には用意されていないことが残念である。
ただ、ネット上で句会や吟行を計画・実行しているところがあって、今回参加した学生の中にも
そこで俳句に触れている人たちがいるらしいことは、俳句にとって明るい状況であると思う。
夕方、ウイークリーマンションに帰宅。
風呂に入り、洗濯をして、あとはゆっくり過ごす。
1週間をここで過ごして、結構快適であったと思う。
明日は、昼過ぎの高速バスで帰宅する。
さすがに、少々疲れた。
間近に、ライトアップされた京都タワーを見るのも、今夜が最後である。
【15年8月5日】
昨夜も、熱帯夜であったようだ。夜中中、エアコンを付けたり、扇風機に切り替えたりして、涼を取ろうとしたけれど、2時間おきぐらいに目を覚まし、4時過ぎには起きることにした。
今日は、午前の高速バスで京都に向かう予定。明日からの講座の手伝いに備えることとする。
ただ、京都は連日異常な暑さらしくて、少々うんざりするところがある。
主に室内での手伝いが中心だけれども、半日外での実習もあり、それがなかなか厳しそうだ。熱中症に十分気をつけなければと思う。
日野草城句集『青芝』、山口誓子句集『凍港』読了。いずれも、前に読んだことがあるけれど、どちらも読み応えのある句集だった。草城の俗情と詩情のない交ぜになった作品も、誓子の主知的な作風も面白かった。
誓子の連作の試みは、あまり上手くはいっていないようにも思われたけれども。連作中でも力のある句が単独で残っていくような具合である。
「アサヒ・スケート・リンク」連作11句中、「スケート場沃度丁幾(ヨードチンキ)のびんがある」の一句が有名(素材とその取り合わせの意外さということがあるのだろうか)であるけれど、その次ぎに「汚れたるスケート場は黄となんぬ」と作は続いていて、どうやら誰かが転倒でもして怪我をし、その処置として「沃度丁幾」が持ち出されたのかと思ってみると、先の句の面白みが半減されたような気分になってしまう。もっとも、この解釈がただしいかどうかの問題はあるのだけれども。
続いて、吉岡禅寺洞句集『銀漢』を読み始めるが、最初の印象は今ひとつぱっとしない、いわゆるただごと俳句のようであったけれど、しかし読みすすんでいくうちに、どうやらそうではないようだという風に印象が変化しつつある。ただ、続きは、帰宅後にということになりそうだ。
そろそろ、ちゃんと荷造りにかからねばならないようだ。
【15年8月1日】
8月に入った。相変わらず猛暑状態であるが、今日はなぜかややその暑さがやわらいだような気がした。気温も34度どまりくらいではなかったか。
時折吹いてくる風が、涼気を運んでくるという状態で、少し大陸の冷たい高気圧の影響があるのかもしれないと思う。
今日は、土曜日ということで、一日だらだらと過ごす。
本は、辻田克巳先生の『隻句断章』を目の前に置いて、2、3時間ほど、ゆるゆると読む。俳誌『幡』の巻頭言集と秀句紹介を兼ねたような内容の本。
色々考えさせられて面白かった。そういえば、この「面白い」という受け止め方についても、一言あったりしたものだ。「面白い」なんて、漠とした感想に過ぎないので。その内容を、もう少し意識化する必要があるのかもしれない……。
庭木に面した壁の一部に苔が生えているのに気づいた。1年ほど前、一度撲滅したはずだったのだが、復活したらしい。壁の苔取りスプレーを売っているので、昼のひと休み時間にホームセンターまで車で買いに行く。800円ぐらいするけれど、効果は結構ある。
買って帰ってすぐ、脚立を引っ張り出してきて、壁きわに据え、高いところに一カ所緑がかった部分に吹き付ける。水洗いの必要もなく、最低1年間は薬効があるように思う。
足元の方にも、うっすらと緑がかったところがあり、そこにも噴霧しておく。2、3日で効果が現れるようだ。
その後は、久しぶりに夕方まで3時間くらいテレビを見る。「ビフォー・アフター」というリフォーム番組が面白い。
夜に入り、気温はあまり下がらないけれど、時折の風は涼しくて心地よい。